モンスター/百田尚樹

整形で別人のような美女になる。女の夢のひとつですよね。え?わたしだけ?

c0008209_126227.jpg

町でいちばん美しい女は、かつてバケモノと呼ばれていた。

田舎町に突然現れ、瀟洒なレストランを始めた絶世の美女。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。
バケモノ呼ばわりされて虐げられ、友達もできない悲惨な日々。
実の親からも見放された彼女は追われるように東京へ・・・・
ある日、美容整形手術に目覚めた彼女は
東京で最低限の生活をしながら
手術費用を貯めては手術を繰り返し、完璧な美人に変身を遂げる。


「ビューティーコロシアム」という番組がけっこう好きなのだが
あそこに登場する女性の中にも
「畸形的なまで」としか言いようのない人がいる。
そんな女性が整形によって生まれて初めて自信を持ち、
笑顔になるのを見ていると心から「よかったね!」と思う。
日本ではまだまだ整形に対して偏見が根強く、
バラエティ番組でも事情通が「〇〇は整形」と
鬼の首を獲ったかのように話題にしたりしてるけど
美容整形でコンプレックスが解消され、
心の問題も解決して明るく生きていけるなら
周囲がとやかく言うことはないと思う。
(商売の資本投資として整形する芸能人は別として)

「私は戦って美しさを手に入れた」
こう言い切る主人公の潔さは読んでいて痛快!


醜い時代の周囲の仕打ち&それに対する主人公の独白は
ちょっと冗長で読むのがしんどいが
東京に出て主人公が開き直ってからおもしろさが加速。
職場で顔をからかい、執拗にいやがらせを続ける上司や同僚に
「てめぇ、顔を刻んでやろうか!」「ぶっ殺してやろうか」と啖呵を切り、
手術費用を稼ぐために風俗の面接を受けるも(処女なのに!)
「お前みたいなブスがやれる商売じゃないんだ」と
軒並み断られ、仕方なくSMクラブのM嬢になったり・・・(しつこいけど処女なのに!)
それも、自分はおそらく一生セックスとは縁がなかったのだから
仕事とはいえセックスできるならよしとする驚異のポジティブさ!

よくある「顔に難のある女が整形で美女になる復讐譚」ではなく
美醜による差別やいじめの現実、美容整形の詳細、
ブスの心理描写などが時としてイヤになるほどリアル!
顔さえ直せばあら不思議、スタイルはもともとよかったの?
なんてムシのいい話ではなく
主人公はバケモノみたいな顔+デブだったのだ!
それを死に物狂いの努力で痩せるというところが共感できる!

実はわたしも常々、お金とタイミングさえ許せば
整形したいと子供の頃から思い続けているクチ。
じゃあさっさとやれば?ですよねー(-_-;)

'11 5 ★★★★☆
[PR]

# by gloria-x | 2011-05-15 22:49 | ブックレビュー

孫文の義士団 Body guards and Assassins '09(中国・香港)

ふ~満腹、満腹・・・なのに観終わってすぐにもう一度観たくなる!

c0008209_21123149.jpg
辛亥革命前夜の香港。
清朝打倒を掲げる革命家・孫文が来航するという極秘情報が流れる。
西太后は500人の暗殺団を仕向け、孫文暗殺を企てるが
中国十億人の未来のために孫文を守り抜け、と市井の民が義士団を結成する。


こんな風にあらすじを書いても教科書の抜粋みたいでピンとこないが

とにかくおもしろい!
興奮と感動がどんどん加速して
ラストまで一気に突っ走る感じ。

「レッドクリフpart2」を超える記録的ヒットという謳い文句も納得だ。

c0008209_21134115.jpg

予告編の超絶アクションを楽しみにしていたので、
前半は展開が遅く引っ張りすぎに感じられたが
怒涛の後半に入ってから、前半の丁寧な人物&事実関係描写が生きてくる。
それがあるからこそアクションシーンに興奮できるし
それぞれの人物に感情移入して感動できるのだ。

c0008209_21582268.jpg
父の後妻に恋したためにお家没落、
物乞いにまで身を落とした男にレオン・ライ
かなり太ったよね?
「こ、これほんとにレオン・ライ?」と
目を疑い自問自答するほど(笑)
レゲエなホームレス姿から一度入浴しただけで
サラツヤのロングヘアへの変身は失笑・・・
でも、鉄扇を使った武闘シーンはスタイリッシュで見惚れる~!

c0008209_2114899.jpg


c0008209_2291223.jpg
清朝に盲目的な忠誠を誓う暗殺団の首領にフー・ジュン
見た目のインパクト凄すぎ!
周囲2~3mにまで熱い体温を発してそう!
今までの作品より数倍バージョンアップしてる感じ。





c0008209_22221220.jpg
恥ずかしながら香港・中国俳優の顔と名前
(漢字&カタカナ表記)が一致しないわたし。
観てる間ずっとドニー・イェンのことを
勝手に「勝俣似」と呼んでいた。
彼とベトナム人みたいな暗殺団員の長~いチェイス&バトルシーンは
脳内快感物質を感じさせる見ごたえ!
あまりの興奮に思わずニヤニヤしてしまった。


c0008209_22304227.jpg
メンケ・バータルのことはダーリンと勝手に
「スリムクラブ真栄田似」と呼んでいた。
プロバスケ選手だそう。
図体のデカさありきでキャスティングされたケースにしては
予想外に心に残る存在感&演技力!
その商売から臭豆腐と呼ばれていた彼が
最期に本名を名乗るシーンは泣ける・・・

c0008209_23163818.jpg
ニコラス・ツェーのことは勝手に「山本太郎似」と・・・(;^_^A
無学だが純粋で忠誠心の強い車夫。
写真館の娘とのエピソードはいいんだけど
せめて身だしなみを小ざっぱりさせてから
写真撮影させてあげてほしかったわ~




他にも「宇崎竜童もしくは鹿賀丈史似」ワン・シュエチー
この人が出てないと物足りない「サム親分」エリック・ツァン
毎回只者じゃないオーラのサイモン・ヤムなどなど
書ききれないほどの豪華キャストで
往年の「新春スターかくし芸大会」内ドラマみたい。(古っ!)

言うことなしの傑作なんだけど、唯一
ラストのあの人の涙にはちょっと興ざめしてしまった・・・

'11 5 3 劇場 ★★★★★
監督:テディ・チャン
出演:レオン・ライ、ドニー・イェン、フー・ジュン、エリック・ツァン
    ニコラス・ツェー、ワン・シュエチー、レオン・カーフェイ
[PR]

# by gloria-x | 2011-05-09 21:14 | 映画レビュー

八日目の蝉 '11(日本)

劇場鑑賞の時は泣かないわたしを泣かせるなんて、すごい!

c0008209_1930281.jpg

角田光代の原作は衝撃的だった。
この人の小説は初期からほとんど読んでいるが
「直木賞を獲ってから作家として格段にグレードアップしたなぁ」と
つくづく感心したのが「八日目の蝉」だった。
で、自分のレビューを読み直そうと思ったら、書いてない!なんで?
(吉田修一「悪人」もそうだったけど、小説の力に圧倒されすぎて書けなかったのか?)

不倫相手の子供を誘拐した女と
誘拐犯を実母と信じて4歳まで共に一緒に暮らした娘。
2人の刹那的な逃亡生活と
実の両親のもとに戻ったものの
崩壊した家庭で両親にわだかまりを抱いたまま成長した娘の
現在を交差させて描くヒューマンサスペンス。


c0008209_1955023.jpg

永作博美、驚異的に若い!可愛い!うまい!
妻子ある男と不倫して子供を中絶、男の実子を誘拐して
自分が生んだ子供のように愛情を注いで育てる・・・
女の業の塊みたいに恐ろしいキャラクターなのに
永作が演じると「生臭さ」「ドロドロ感」をまったく感じさせず
どこまでもひたむきで透明なので、思わず感情移入してしまう。
(実際には1ミリも共感する部分などない女なのに)

最近、アメリカでよく似た事件があった。
誘拐犯の女に育てられて成人後、自力で実の両親を探し出したという女性。
アメリカの女性はけっこう虐待されていたらしいが
「八日目の蝉」の女は誘拐した子供をほんとうに慈しんで大事に育てる。

c0008209_22492436.jpg

特に小豆島でのつかのまの幸せな日々は夢のように美しく悲しい。
(ちょっと「砂の器」を思い出した)

しかし、あのまま逃げ続けられたとして
永遠に愛情を注ぎ続けられるだろうか?わたしは「否」だと思う。
子供は成長するし、一個の人格がある。
育てる側の思い描く理想通りの子にはならないのだ。
ただ可愛いだけのペット的な存在ではなくなった時に
二人の蜜月は必ず終焉を迎えていたに違いない。
そう考えれば、娘が4歳の時点で引き離されたことは
お互いにとって幸いだったのではないだろうか。

「娘が誘拐されてからずっと気が狂いそうだった」という実母役に森口瑶子。
彼女は自分の頭の中で作り上げた理想の娘を愛し、
狂おしいほど求めていたのだろう。
だから、思い描いた子供とは違う娘が戻ってきた時、
ありのままを受け入れて愛することができない。
この母娘は誘拐事件が起きなくても相性悪かったのではないだろうか?
(わたしが母娘関係に懐疑的すぎるからそう思うのか?)
子役も井上真央も、永作博美とのほうが実の親子のように似ているのも皮肉だ。

c0008209_23153140.jpg

最近の日本映画やドラマをほとんど観ないので
井上真央の演技を初めて観たが、予想以上の演技力と存在感だった。

素材はいいのに美容や服装に全然かまってなくて
他人と関わらず、開き直ったように無表情。
衣食住すべてにおいて「楽しみ」皆無なライフスタイル。
そのくせ、やることはやってる(異性関係)。
現実にもたまにこういう女性がいるけど、その感じがよく出ていた。

c0008209_23295842.jpg

驚いたのが小池栄子。
本人のイメージと真逆のキャラクターだが
上手く役作りして違和感がなかった。

余貴美子と田中泯、画面に登場しただけで
「只者じゃないオーラ」全開!

'11 5 1 劇場 ★★★★★
監督:成島出
出演:永作博美、井上真央、小池栄子、森口瑶子、劇団ひとり
    余貴美子、風吹ジュン
[PR]

# by gloria-x | 2011-05-02 19:05 | 映画レビュー

酒呑み万歳!

お酒が呑める体質に生まれて、ほんとに、ほんとに、ほんとによかった~♪

c0008209_18361944.jpg


先週の「アメトーク!」「お酒飲めない芸人」を観て、あらためて

酒呑みに生まれたことを深く感謝した。

大人になったら、お酒を飲めるのが当たり前だと思っていたので
飲めない人の心情や感覚はわからないのだが
飲めない芸人たちの証言を聞いていると

本音は「できれば飲める体質に生まれたかった」 みたい。

わたしの実家は

父はお酒大好き
母は下戸中の下戸(下戸選手権に出したいほど!)
三姉妹は全員父に似て大酒呑み
末っ子長男の弟は母に似て下戸


(弟の妻も下戸で、これは二人にとって幸せなことだと思う)

父を筆頭にわたし(長女)と三女には共通する癖がある。それは

酒呑みは人を酒呑みか否かで分類・判断する ことかも。

誰かと知り合い、、すごく気が合って親しくなれそうと喜んでいたら
相手が飲めないとわかり、その瞬間
尋常じゃないくらいガックリと落胆してしまうのである。

「お酒飲めない」人にもレベルがあって
1・弱いけど少しは飲めるし酒の場は好き
2・まったく飲めないけど酒の場は好きでつきあえる
3・意外と飲めるが、酒好きじゃないし酒が世の中になくても困らない
4・まったく飲めないし酒呑みも酒の場も嫌い


この4タイプに分かれるのではないだろうか?
酒呑みの立場から言うと
1は問題なく仲良くなれる♪
4は正直つきあいにくい。
そして、3よりは2の方が歓迎。

何を隠そうダーリンは3である。
正体を知った時はかなりショックだった・・・(-_-;
でも、人間どんなことにも慣れるもので
お互いを受け入れて、無理強いや非難しなければうまくやっていけるのである。

物足りない感は否めないが、
現実面で考えれば、大酒呑みな夫よりよかったと思う。

「アメトーク!」で共感したのは以下2点

*下戸と食事すると、酒呑みがチビチビ楽しみたい肴を
 すごいスピードでバクバク食べてしまうのでイラッとする(笑)

*下戸と飲むと、単価がべらぼうに高い甘いカクテルなどを
  ジュース感覚で何倍もおかわりするのでイラッとする(笑)



ま、何はともあれやっぱり本音は
お酒が呑める人生って素晴らしい♪ ですな。
[PR]

# by gloria-x | 2011-04-24 21:51 | 出来事・世間・雑感

ハンサム部長♪

ストライクゾーンど真ん中です~❤❤❤❤

c0008209_2224154.jpg


サントリー黒烏龍茶のCMで
ひざ立ちしてお好み焼きにマヨネーズをかける男性
初めて観た時から目が釘付け!

だって、色白優男好きなわたしの
ストライクゾーンど真ん中なんですもの!

特に横顔!見ているだけで
猫にマタタビ状態というか
脳内に麻薬物質が充満してくるくらい好み・・・・

ダーリンに言ったら
「俺に似てるからやな」ですって。
確かにちょっと似てるのよ~!
(いつもながらすみませんね・・・(;^_^A)

調べてみたらハンサム部長というキャラクターで
チェン・ジュンという中国の俳優さんらしい。
チェン・ジュンで調べてもほとんどデータなし・・・(T_T)
どなたか情報ご存知なら教えてくださいませ~


動画はココ
[PR]

# by gloria-x | 2011-04-16 22:29 | 出来事・世間・雑感

ザ・ファイター/ The Fighter '11(米)

主人公の姉妹たちの顔!・・・よくぞ集めたよねぇ(笑)

c0008209_2002347.jpg

マサチューセッツ州ローウェルに住むボクサー兄弟の実話を基にした物語。

前半「すごく評判いいけど、それほど?」と思いつつ観ていた。
助演男優賞・助演女優賞に輝いた
クリスチャン・ベールとメリッサ・レオの演技についても
「過大評価じゃないの?」と感じ、ピンとこなかった。
ところが、後半になって怒涛のごとく巻き返してくる映画だった。
まさに主人公ミッキー・ウォードの試合のように!

c0008209_19532425.jpg
マーク・ウォルバーグはどの映画にどんな役で出ていても好き!
理屈抜きでルックスが好みなのですねー。
逆にクリスチャン・ベールは苦手・・・
このディッキー役も上手いと思うけどね。
生理的にダメなんですよねー。

c0008209_19543828.jpg
メリッサ・レオ、すげー!
好きな男にこんな母親がいたら、と思うと・・・
「どの子供も同じように愛してるわ」と言い切るが、
親だって人間、絶対に公平なんてことはありえないのだ。
本人に悪気がないところが罪深い。

この家族の、血の絆ゆえの病巣がやりきれなかった。

c0008209_1955146.jpg
エイミー・アダムス、安酒場のおネエちゃん役をやっても
「蓮っ葉」になりきれない「重さ」があるのよね。
この役は意外に似合ってた。

c0008209_2032391.jpg

この姉妹たちを見よ!
よくぞこんな顔を集めたよねぇ~。
映画でこれだったらモデルとなった実際の姉妹は・・・なんてつい興味津々(;^_^A
父親違いなのに仲がよくて団結力強いのはいいけど
いい歳して全員家でゴロゴロしてるけど誰も働いてないの?

話はそれるが、人によって「ホラー映画の恐怖シーン」
「バイオレンス映画の暴力描写」「エロ描写」など苦手な分野があると思う。
最近やっとわかったのだが、わたしが苦手なのは
この映画の主人公家族のような人種が出てくる話。

酒・ドラッグ中毒、無計画な結婚&出産、貧困、無教養etc・・・
暴力描写もスプラッターも全然平気だけど
こういう人々の生態を観てると、フィクションとわかっていても
ほんとにしんどくなってくるの・・・。



'11 4 2 劇場 ★★★★☆
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベール
    エイミー・アダムス、メリッサ・レオ
[PR]

# by gloria-x | 2011-04-06 23:01 | 映画レビュー

わたしを離さないで/Never let me go.'10(英)

原作の衝撃的な世界観、静謐で悲しい空気感を見事に映像化。
c0008209_15514588.jpg

世間から隔絶された寄宿学校で育った子供たち。
彼らには生まれながらにしてあまりにも過酷な、
逃れられない運命が定められていた。


カズオ・イシグロの原作小説を読んだのは約4年前。
静かに、しかし激しく感情を揺さぶられるあまりにも悲しい小説だった。
当時、わたしはこのように書いている。

~静かな語り口と丹念な情景・人物描写が
 かえって 登場人物たちの想像を絶する過酷な運命と
 悲しみを際立たせてよかった。~

原作が良すぎると、映画化は楽しみな反面怖くもあるのだが
これは小説の魅力を損なわず、かなり忠実に再現していると思った。
風景がことごとくすばらしい!
静かで寂寥感に満ちた空や海、建物・・・

そして子役を含め役者全員が違和感まったくなし。
あと、物語上重要な存在の「Never let me go」という曲を
実際に聴きながら感情移入できたのは映画ならではの魅力だろう。

c0008209_15524212.jpg

辛い運命や悲しみを表現する手法として
若い俳優が大げさにわめいたり泣き叫んだりする
最近の日本映画とは対極!(あれ興ざめもいいとこだしイライラするのよー)
淡々と抑えた演出ゆえに
彼らの背負った運命の残酷さがひしひしと伝わってくる。


c0008209_16123463.jpg

キャリー・マリガンがよかった。17歳の肖像に関しては
「100年も生きてきたわ的で初々しさのかけらもない」と酷評したが、
あのどこか疲れたような老成したような表情が、この作品にはピタッとハマっている。

c0008209_15532228.jpg

アンドリュー・ガーフィールドは今後ますます楽しみな役者。
上にも書いたように、感情表現を極力抑えた演出ゆえに
彼がただ一度感情を爆発させるシーンが際立って観る者の胸を打つ。
さらに、それに同調しないキャリー・マリガンの演技がまたいい!
(これ重要!)

c0008209_15545780.jpg

キーラ・ナイトレイってこんなにブスだったっけ?(失礼だけど)
アゴがすごいの!役作りで顔の輪郭が変わるわけじゃないし・・・
演技&存在感は悪くないです。

キャシー、ルース、トミーそれぞれの子役がとてもよかった!
あとマダム役の女優も印象に残ったな。
話はそれるけど、英国人ってあんなかっちりした服装で
庭いじりするのかしらん?と感心したわ・・・

'11 3 30 劇場 ★★★★★
監督:マーク・ロマネク
出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド
    キーラ・ナイトレイ、シャーロット・ランプリング
[PR]

# by gloria-x | 2011-04-03 16:53 | 映画レビュー

ガールズトークは楽し♪

一日も早く、日本中の女子(老いも若きも)が
心おきなくガールズトークを楽しめる日が来ますように!


c0008209_181499.jpg

女ともだちの新しい恋の話を聞くために
土曜の夜、新しくオープンしたスペイン・バルに集まった。

ってこの書き出し「SATC」みたいじゃない?(;^_^A

一世代年下でシングルの女友達
Eちゃんの恋は始まったばかり。
前回、恋の予兆を聞いていたわたしとKちゃんは
早く続きを聞きたくてウズウズしていたのです。
新しいお店の居心地もサービスも言うことなしで
女3人、ワインも食事もどんどん進みました♪

日本が未曾有の災害で大変なこの時期に
こんなお気楽な話題はどうかという気持ちもあるのですが

暗く不安なニュースが続く今の日本
ハッピーな話はそれだけで気持ちを明るくしてくれます。
今回、幸いにも被害を免れた関西のわたしたちは
自分にできる貢献をする一方で
少しでも楽しい日々を送ることも大事かもしれません。


*****************************

某TV局の報道カメラマンの弟は被災地取材に行っています。
メールによると、歩いて回った市内の惨状は予想以上だとか・・・
わたしも阪神淡路大震災の直後、取材で現地を歩き
自分の目で見た光景にショックを受けましたが
今回はそれどころじゃないことでしょう。

アメリカにいる妹はマンハッタンで
New York Japanese-American Lions Clubの
街角募金に参加したそうです。
詳しい記事は妹のブログをぜひご覧ください。
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-28 18:28 | 出来事・世間・雑感

ハートの女王様

まさにわたしのためのワイン♪ と独断で決定!

c0008209_11434921.jpg

ここ半年くらい、ダイエット面から家呑みは麦焼酎がメインなのですが
やっぱりワイン好きなので、たまには解禁しています。

昨日、仕事帰りに寄ったワインショップで女王様に出会いました。

アメリカCAサンタバーバラ産
Queen of Hearts

ふだん、赤ワインはカベルネソーヴィニヨンが好きなんだけど
もう少し軽やかなものが飲みたいなと思って
ピノ・ノワールをチョイス。
華やかな香りと軽やかな飲み心地が◎でした!

c0008209_12163581.jpg

こんなところまでおしゃれ!

c0008209_16435520.jpg
c0008209_16441835.jpg

コルクも可愛い!
ちょっとしたプレゼントにもいいのでは?
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-19 12:46 | 食べる・飲む

untitled

東日本大地震以来、更新をストップしていました。

もちろん、日々いろんなことを感じ、考えているのですが
何を書いても薄っぺらになる気がして書けなかったのです。

マスコミをはじめ、多くの方が被災地・被災者に
応援メッセージを送っているけれど
わたしは「がんばれ」という言葉があまり好きではありません。
日頃、辛い状況にある友人・知人にメッセージを送る時も
意識して「がんばって」という言葉は使わないようにしています。
むしろ「がんばらなくていいよ」と送りたい。

だって、もし自分が今回のような被害にあったら
絶対にがんばる気力なんてないし
「がんばれ」なんて言われたらよけいヘビーに感じそう・・・

今、普通に仕事したり、日常生活を送っていることに
正直後ろめたさを感じています。
と同時に、強盗の人質になっているか
ロシアンルーレットに参加しているような気分もあります。
いまにも自分の番が回ってきそうな不安な感覚・・・
未来に対する暗澹たる思い・・・

日頃、マスコミの弊害ばかりがクローズアップされるけれど
生の映像でリアルな現実に直面できるのはいいことだと思いました。
TVがない時代だったら、遠隔地の人々は災害を知っても
ここまで感情移入したり親身になれなかったでしょう。

家族と生き別れになった方が泣きながらインタビューに答える姿を観て
わたしたち夫婦も今までにないほど感情を揺さぶられ
ささやかながら日本赤十字社に義援金を送りました。

*****************************

こんな時に不謹慎かもしれないけれど

今日はダーリンの誕生日。
毎年思うけど、生まれてきてくれてありがとう!

今年もいっしょにこの日を迎えられることに感謝します。
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-16 14:58 | 出来事・世間・雑感

英国王のスピーチ/ The King's speech '10(英)

期待以上の作品。コリン・ファースもよかったけど
ジェフリー・ラッシュの演技が凄すぎ!オスカーあげてほしかった~!


c0008209_1734756.jpg

英国王ジョージ6世(ヨーク公アルバート)の隠された真実のドラマ。
子供の頃から吃音に悩むヨーク公は内気で人前に出るのが苦手。
過去に何人もの言語聴覚士の治療を受けたが吃音は治らない。
妻エリザベスは愛する夫のために
スピーチ矯正専門家ライオネル・ローグを訪ねる。


c0008209_1744212.jpg

観たい観たいと思ってたが、期待をはるかに上回る感動作。
この実話素材を見つけ出した脚本家もすごいし
その脚本にピンときて息子に勧めた監督のお母さんもすごい。

吃音の原因が精神的なものというのは察しがつくが
幼児期にあんなひどい目にあってたなんて可哀想・・・
ラストのスピーチシーンはこっちまで息をつめて、祈るような気持ちで見守ったわ。

コリン・ファースがうまいのは言うまでもない。
いろんな人がほめまくっていると思うので割愛。

c0008209_182882.jpg

今まであまり好きじゃなかったヘレナ・ボナム=カーターが意外によかった!
昔、顔の印象から「なんか品がないなー」と思ってたら
曽祖父が元英国首相という上流階級の出と知って驚いたことがある。

夫を深く愛する妻の繊細な気遣いがすごいの!
彼のため家族のため、そして英国民のためにも
吃音を治して人間としての自信を取り戻してほしいのだけど
妻の自分が無理強いしたり熱心になりすぎてもダメ。
心配しすぎても夫のプライドを傷つける。

なだめたり、すかしたり、おだてたり、
ビミョーな押し引きで夫をうま~く転がしていくテクニックには脱帽!

c0008209_1752089.jpg

ジェフリー・ラッシュうまいわ~!!!!
ほんのちょっとした目の動き、立ち方、座る姿勢だけで
あんなに雄弁に感情表現できるなんて!
最後のスピーチ本番でジョージ6世の正面に立って
王を導き、鼓舞するシーンの表情変化は感動的だった。
この役が他の俳優だったら、きっとこんな感動作にはなってないはず。

c0008209_18192018.jpg

王位を捨ててシンプソン夫人との結婚を選ぶエドワード8世にガイ・ピアース。
王族にしてはちょっと野卑な顔立ちね(特に口元)
ま、オーストラリア人だしねと思ってたら意外に英国生まれなのね!
逆にジェフリー・ラッシュのほうが英国人だと思ってたわー。

c0008209_18194743.jpg

シンプソン夫人役はイヴ・ベスト。
わたしがハマってる海外ドラマ「ナース・ジャッキー」で
ハイソで高飛車でファッショナブルな外科医・Dr・オハラ役。
余談だけどこのドラマの彼女のファッションが大好き♪


'11 3 6 劇場 ★★★★★
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター
    ガイ・ピアース、イヴ・ベスト
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-07 17:48 | 映画レビュー

悪魔を見た/I saw the devil '10(韓)

よくまあこんな残虐なこと思いつくなぁ~と、圧倒されるのみ・・・

c0008209_22133082.jpg

韓流モノに興味&知識ゼロだけど、唯一観るのがこの系統の韓国映画。
これってたまに無性に食べたくなるジャンクフードみたいな感じかも?

雪の夜、真っ暗な田舎道に停めた車に若い女性がひとり。
彼女はレッカー車を待つ間、携帯でフィアンセと話していた。
そこへ一台のバンが通りかかり、降りてきた中年男が窓をたたく。
「パンクですか?タイヤを調べてあげよう」
レッカー車を呼んだからと辞退するが
「この雪じゃなかなか来ない。送ってあげるよ」としつこい男。
携帯の向こうでフィアンセは「ドアは開けるな」と警告する。
しつこい申し出を断ったのに、なかなか立ち去らないバン。
すると次の瞬間・・・


ギャーッ!期待どおりしょっぱなから
マックスで怖すぎー!


でもこれはほんの序章なのだ。
もう次から次へと・・・
ほんっとに、よくぞまあこんなに残虐なこと思いつきますねぇ・・・
オールドボーイ」「親切なクムジャさん」「チェイサー」など
韓国映画の猟奇的殺人や暴力描写のエゲつなさ、
生理的なおぞましさの臨場感には毎回感心を通り越して呆れる。

c0008209_22353098.jpg

世間ではすごい人気らしいイ・ビョンホンを見るのは実は初めて。
恋愛モノとかでは全然違うタイプなのだろうけど
この役においてはとってもよかった。

一見草食系なのに超人的に強い!
いったん腹を括ると、とことん残酷になれる!
そして、最後に流す涙・・・
「悪魔を見た」とは主人公が
己の内に見た悪魔なのだと思った。


c0008209_2236167.jpg

チェ・ミンシク、強烈な存在感は健在というか、ますます濃縮された感あり。
人間というより、生まれながらの純粋な悪という存在。
とにかくものすごい迫力というか生身感というか
そう遠くない未来、「ニオイ付き映画」も実現するらしいが
もしこの映画がそうだったら、
チェ・ミンシクの臭いに劇場内に失神者続発じゃない?(笑)

c0008209_2240184.jpg

このシーン、ちょっと昭和の日活ロマンポルノ的な風情。

いきなり女の頭を鈍器で何度も殴って
血まみれ状態で引きずって拉致するし
淡々と「仕事」のように死体をバラバラにし、後始末をしているので、
殺して切り刻むだけが目的であり彼の快楽なのかと思いきや
きっちりエロいこともしてる、というかなりスケベ親父。
アメリカ映画で猟奇的殺人者がこんなキャラだったらけっこう醒めるのだが、
チェ・ミンシクだと嫌悪感を通り越し、呆れて失笑してしまう。
そういう可愛げ?が魅力のひとつかも。

猟奇殺人が趣味のカップルが出てくるのだが
チェ・ムソンは演技とは思えないほどリアルで怖い~!
その恋人役キム・インソも強烈なキャラ。
変かもしれないけどチェ・ミンシクがましに思えるほど。



'11 3 2 劇場 ★★★★☆
監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-06 12:58 | 映画レビュー

17歳の肖像/ AN EDUCATION '09(英)

ヒロインは「17歳バージン」の皮を被った「47歳海千山千」では?

c0008209_2115598.jpg
ファッション、風景、美術、etc・・・
映画として視覚的には好みなのに、メンタル面でこれっぽっちも共感できなかった!

だってヒロインがやけに自信満々で
「もう100年も生きてきたわ」的な女で
初々しさのかけらもないんだもの!

キャリー・マリガンは可愛いけどね。

ジェニーはロンドンに住む16歳の高校生。
オックスフォード大学をめざす優等生で、しかも可愛い。
ある下校途中、突然の雨に濡れて歩くジェニーに
車から声をかけてきたのが正体不明の年上男ディヴィッド。
ディビッドはジェニーに花を贈り、美術館や食事に誘う。
平凡な毎日に退屈していたジェニーは
ディヴィッドや彼の友人ダニーとヘレンが形成する
刺激的な大人の世界にのめりこんでいく。


この設定からいくと、ヒロインは初心でピュアで世間知らずで
おずおずと大人の世界に足を踏み入れていくべきですよね?
あるいは、なまじ頭がよくて可愛いから
「井の中の蛙」的に若さゆえの傲慢さで世間をナメていたのに
大人の世界の現実に痛い目にあって傷つくか・・・

c0008209_2151928.jpg

それなのに、ジェニーは最初から最後まで
「どこから来るの?その自信」って感じ。
何もかも知り尽くしたような小賢しい笑みを浮かべて
両親や教師に対しても驚くほど上から目線。
しかもそれが若さゆえトンがってる風でもない。
終盤、ジェニーのセリフに
「すごく歳を取った気分だわ」とあるんだけど
いやいや、あんた最初から歳取ってまっせー。

c0008209_22302064.jpg

たとえば、ディヴィッドとの初デートで
彼の友人カップルに紹介されて4人でナイトクラブへ・・・
初めて足を踏み入れる大人の世界だし
初対面のダニーとヘレンはゴージャスで只者じゃない雰囲気。
それなのに、ジェニーはまったく気後れしてないどころか
妙に場慣れした態度で会話やダンスを楽しむのだ。

c0008209_223227.jpg

ヘレンに高い服をいっぱいもらい
ヘアメイクしてもらって変身しても全然動じてないの!
ふつうの女なら舞い上がるでしょ?
「プリティウーマン」のジュリア・ロバーツのほうがよっぽど可愛げあったわ~

悲しみよこんにちわのセシルや
「蛇にピアス」のルイのほうが
虚勢を張った中に傷つきやすいピュアな素顔が見え隠れしてたわ~

c0008209_22282669.jpg

年上男にパリに連れてってもらって
計画通り17歳の誕生日にロストバージンするんだけど
その一連のシーンも物慣れすぎて興ざめ!
あんたほんとにバージン?

援助交際やりまくり女子高生でもなく
神田うのや森泉みたいなバックグランドで育ったわけでもないのに
なんでこのキャラクター?
その違和感がず~っと消えなかった。
姫野カオルココルセットに出てくる
女子高生の爪の垢を煎じて飲ませたいわ!

あ、ピーター・サースガードは好きな俳優の一人です♪
ロザムンド・パイクも気になる女優。


'11 3 WOWOW ★★★☆☆
監督:ルネ・シェルフィグ
出演:キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ロザムンド・パイク
[PR]

# by gloria-x | 2011-03-02 22:57 | 映画レビュー

50歳の恋愛白書/The Private Lives of Pippa Lee '09(米)

今さらだけど邦題悪すぎ!それでスルーしちゃうと惜しい佳作です

c0008209_22262912.jpg

お手軽なラブコメみたいな邦題のせいで観る気ゼロだったけど
意外!けっこう味わい深く見ごたえのある作品でした。

美しく知的なピッパ・リーは50歳。
年の離れた夫はベストセラー作家で成人した2人の子供もいる。
よき妻、よき母として誰もが憧れる幸福な生活を送る彼女だが
他人にはあまり知られたくない過去があった。


ピッパ役のロビン・ライト・ペンも美しくていいけど
彼女の若い頃を演じるブレイク・ライブリーがすごくいい!
(それはそうとピッパって妙な名前ですよね?何かの略?)
人目をひく美しい容姿に恵まれながら、
本人はそのことに無頓着な感じを嫌味なく演じている。

c0008209_1828541.jpg
美しさに思い上がることもなく、無知無教養を卑下することもない。
こういうタイプの人、現実にもたまにいるけど羨ましいわ~
基本的に性格がよくなきゃダメだけどね。

c0008209_18322458.jpg
このシーンがほんとに魅力全開だった♪
一見色気のない下着に包まれた伸びやかなボディ!そして無防備な表情!

c0008209_22492450.jpg
無軌道なその日暮らしをしていたピッパは
30歳も年上の作家に見初められて結婚。
この作家役、アラン・アーキンはミスキャストでは?
結婚・離婚を繰り返し、その度に相手はどんどん若い女になっていく・・・
そういう男を演じるには色気&可愛さを感じないんだけどなー。

c0008209_22485219.jpg

わたしは年下好きなので、いくらお金持ちで知的で歳より若く見えても
30歳も年上の夫なんて絶対ムリ!
どちらかというと↓のほうがいい(笑)

c0008209_18572184.jpg
ロビン50歳、キアヌ35歳という設定。
実際にはキアヌのほうが2歳ほど年上だとか!
不思議だけど全然ムリヤリ感ないのよ~。
キアヌは年上女に本気で惚れる役をやらせると光りますね~♪

c0008209_1974293.jpg
ピッパの母親役マリア・ベロ、今まで観た役の中でいちばん印象的。
どちらかがいい悪いではなく、単に人としての相性が悪いせいで
一緒にいると共に幸せになれない親子。よ~くわかります!

モニカ・ベルッチ、ウィノナ・ライダー、ジュリアン・ムーア
それぞれインパクトのある役柄&存在感が◎
(さりげなく豪華キャストでびっくり!)


'11 2 WOWOW ★★★★☆
監督:レベッカ・ミラー
出演:ロビン・ライト・ペン、キアヌ・リーブス、アラン・アーキン、ブレイク・ライブリー
    ウィノナ・ライダー、マリア・ベロ、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-26 19:21 | 映画レビュー

ヒア アフター/ Hereafter '10(米)

細部まで抑制がきき、知的で洗練された演出はもう神がかり的!

c0008209_23441524.jpg

イーストウッドって神様の域に達してるのでは?と思った。
このテーマをこんなにシックな映画にするなんて!
あの年齢でこんな新境地を見せるなんて!
ほんと、あと20年は長生きしてほしいわ~♪

ヒアアフターとは「来世」のこと。
子供の頃の病気がきっかけで霊視能力を授かりながら
その才能を「呪い」と感じている男、
大津波から奇跡の生還をし、自らの臨死体験から
死後の世界に興味を持ったジャーナリスト、
突然の事故で双子の兄を亡くし、その喪失感から立ち直れない少年、
サンフランシスコ、パリ、ロンドンに住む3人が
不思議な力に導かれるようにめぐりあう。


c0008209_1948141.jpg


「泣かせますよ~」「感動させますよ~」的な
姿勢ゼロなところが最高!


パリ、ロンドンが舞台でフランス語のシーンも多いためかヨーロッパ映画みたい。
ハリウッド映画にありがちな、設定上舞台をヨーロッパにしただけという
ペラペラな質感ではなく、インディペンデンス系作品のような上質な空気感。

肝心の主題部分では大げさな演出や感動の押しつけをしないのに
津波シーンには大金を投じ、最新技術を駆使して迫力ある映像を作り出す。
この潔いバランスがすばらしい!

c0008209_1952271.jpg

マット・デイモン、好きでも嫌いでもないけど
彼の原点「グッド・ウィル・ハンティング」以来、初めていいと思った。
こういう静かな孤独や苦悩を抱えた役はとてもいい。
ブライス・ダラス・ハワードも独特のムードがあるいい女優ですね。
2人がイタリア料理教室でペアを組むシーンは
品よくエロティックでよかったわ~♪

c0008209_19524452.jpg

チェンジリングでも思ったけど
イーストウッド監督は少年の使い方が上手!
いじらしいというか、子役子役してないというか・・・
この双子役、ほんとに双子の兄弟だとか。

静かで抑えた演出、音楽と映像の洗練されたセンスに
一瞬たりとも気が散らずラストまで強烈に引き込まれた。
そして、鑑賞後には深く心地よい余韻が・・・
もう一回観ようかな~♪

'11 2 21 劇場 ★★★★★
監督:クリント・イーストウッド
出演:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、ブライス・ダラス・ハワード
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-23 21:05 | 映画レビュー

心の美容液クンとデート

色恋抜きでも、いい男とのデートは美容に効果アリ♪

c0008209_2003024.jpg

このブログにも何度か登場している
「心の美容液クン」と久しぶりのデート。
彼が居心地のいいイタリアンのお店を予約してくれた。

8歳年下のMクンは正真正銘のGood looking guy.
知り合って10年以上になるが
20代の頃よりどんどんいい男になっている。

今回のBig Newsは
彼が長年の不毛な闘争についに終止符を打って
めでたくバツイチになったこと。
一人息子は「パパと暮らしたい」ときっぱり宣言したとか。
なぜならほとんど彼が子育てしてたんだもの・・・

仕事と子育てに奮闘しながら、恋やおしゃれも手を抜かず
プライベートも充実させているところは
ホリディ」のジュード・ロウみたい♪

彼とはお互いに「見た目チェック」をしあう仲でもある。
老若男女誰からも男前と言われる彼がそんな心配してるなんて
最初は信じられなかったけれど
生まれつき容姿がよくモテまくってきた人というのは、逆に
わたしなんかにゃわからない悩みや心配があるらしい。

色恋抜きで心おきなくいろんな話ができる
異性の友人ってほんとに貴重だと思う。
それがいい男というのは美容効果満点で理想的♪
ほんと、この年齢になったからこそ心底思うのです。

はい、100%ただの自慢話です。すみません・・・(;^_^A
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-17 16:06 | おしゃれ・美容・運動

ウォール・ストリート/Wall Street. Money Never Sleeps '10(米)

金融系の話が難しすぎておもしろさ半減・・・

c0008209_221360.jpg

オリバー・ストーン監督&マイケル・ダグラス主演「ウォール街」の23年ぶりの続編。
前作で逮捕されたウォール街のカリスマ投資家ゴードン・ゲッコーが
長い刑期を終えてニューヨークに帰ってきたところから物語は始まる。

c0008209_2272423.jpg

前作はあのギラギラ感がけっこう好きだったのにな~。
続編は金融問題とか国際関係とか専門的な話が難しすぎて
ほとんど話についていけず途中でウトウト・・・
ねじれた父娘関係×恋愛なのか金融なのか
メインがどっちつかずで感情移入しにくいのだ。
おまけに133分と長い!

難しくて退屈だったのはわたしだけ?と思ったら
上映終了後、近くにいたカップルの男のコも言ってた。
「金融系の知識があったらもっと楽しめたかもな~」
でもさーマイケル・ムーア作品じゃあるまいし
知識不足で消化不良なのは観客の責任じゃないよねー。


金融&国際問題はもっと噛み砕き
120分以内にまとめて
エンターテイメントに徹すればよかったのに


c0008209_2255983.jpg

マイケル・ダグラス、生涯バブリーなギラギラ親父をやらせたら右に出る者なし!
今回「色と欲」の「色」がなかったけど、そっちはそろそろ現役引退か?
キャリー・マリガンはカズオ・イシグロ原作の「わたしを離さないで」が楽しみ。

c0008209_2264374.jpg
チャーリー・シーン、顔の崩れっぷりというか岩石化に仰天!
まるでラシュモア山みたいなんだもの・・・
ちょっと痛い感じで、一時期アイドル的人気があったなんて信じられない。

スーザン・サランドンがいつものようにかっこよかった!



'10 2 13 劇場 ★★★☆☆
監督:オリバー・ストーン
出演:マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、キャリー・マリガン
    スーザン・サランドン、ジョシュ・ブローリン
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-14 21:52 | 映画レビュー

犬は喜び庭駆け回る♪

久しぶりの雪!理屈抜きにエキサイティング!

c0008209_15305058.jpg



大阪にも3年ぶりの積雪!(約5cm)
リビングの窓から眼下を眺めると
家々の屋根や公園の木々が真っ白!
そして空からもまだひらひらと雪が・・・

雪の降る中を歩きたくて
いてもたってもいられなくなりました。


寒いのはまったく苦にならないというか
むしろ大好きなわたし。
はやる気持ちを抑えつつしっかり防寒装備し、
ニットキャップの上からウィンドブレーカーのフードを被ってGo!

ipodで好きな音楽聴きながら
妙にウキウキ・ニコニコしながら1時間以上歩きました。

冷たい空気を吸い込んで歩いてると
頭すっきり、体も浄化されていく感じ~♪


夏はゾンビかヴァンパイアみたいに
日光を遮った部屋で息たえだえなのに
雪が降ると外へ出たくて興奮するなんて
わたしって犬みたい(笑)

とはいえウィンタースポーツとはまったく無縁。
キャリーと同じく根っからのシティガールなんですけどね♪
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-14 15:51 | おしゃれ・美容・運動

コネクテッド/CONNECTED '08(香港)

残念ながらオリジナルの足元にも及ばず・・・

c0008209_22394069.jpg

セルラー('04年・米)のリメイク。
アイデアの新鮮さ(当時)、きっちり綻びなく練られたプロット、
キャストの魅力、スピーディーでムダのない展開など
すべてにおいてオリジナルの勝ち!

舞台はL.A?と思うようなプール付きの豪邸から突然拉致され、
廃屋に監禁されるヒロインは小学生の娘と二人暮らし。
(この娘役がブサイク!もっと可愛い子役いなかったのー?)
職業はロボット設計士で、最先端な働くシングルマザーなのに
ファッション&ヘアメイクが昼メロに出てくる箱入り専業主婦みたい!
このへんのツメが甘いと感情移入できないのよねー。


バービー・スー、はかなげで透明感があって男好きしそうなタイプ。
泣き顔も見苦しくないが、言い換えれば嘘っぽいってこと。
キム・ベイシンガーの可愛い熟女っぷりとは比べ物にならない。
キムは取り乱し方も見苦しくない程度にリアルだったもの。

c0008209_22413219.jpg

見知らぬ女から携帯にかかってきたSOSに翻弄され
はからずも正義のヒーローになってしまうのはルイス・クー。
エレクション~死の報復~では田宮二郎を思わせる
正統派二枚目のインテリヤクザが強烈な印象だったが
この作品ではどこにでもいる平凡な男(ちょっとバカリズム似)

「九死に一生スペシャル!」を繰り広げて
ほんのかすり傷程度なのはご愛嬌としても
せめてメガネが吹っ飛んでレンズが割れるくらいしてもよかったのでは?

この役もクリス・エバンズが演じたノー天気なチャラ男のほうがよかった。
ルイス・クーのキャラは、妻に逃げられ
小学生の息子との約束を破ってばかりで負い目を感じている父親。
軽快さとスピード感が身上のこういう作品にはウェットで邪魔な設定だと思う。

c0008209_2241143.jpg

唯一の収穫?は熱血ニック・チョンの魅力が少しわかったことかも(笑)
今までどおり、異性としてはこれっぽっちもそそられないが
「有事の際に信頼できるいい奴」感は文句なし!
ニックって和犬(特に甲斐犬とか)みたいだわ~。

c0008209_224148100.jpg
リウ・イェは好きなのだけど、う~ん、この役はどうなんでしょう?
探偵といえばハンチングにコート、的な
本物のインターポールが失笑しそうな珍妙な風体だし・・・
クサい演技のお手本みたいだし・・・
(「レオン」のゲーリー・オールドマンとか「フェイス・オフ」のトラボルタを思い出したな)
でもまあ、彼以外だったら目もあてられなかったと思うのでいいのかなー。



'11 2 WOWOW ★★★☆☆
監督:ベニー・チャン
出演:ルイス・クー、バービー・スー、ニック・チョン、リウ・イェ
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-08 22:42 | 映画レビュー

抱擁、あるいはライスには塩を/江國香織

70年代大島弓子ワールド全開!(褒め言葉として)

c0008209_20573073.jpg

東京・神谷町で大正期に建てられた洋館に暮らす柳島家。
ロシア人の祖母、子供を学校にやらない教育方針、
息子は大学卒業後一年間ヨーロッパ遊学(留学ではない!)する習慣、
そして4人の子供のうち2人は父か母が違うという事情。
三世代、百年にわたる「風変わりな家族」の秘密とは・・・


久々に江國香織作品を思う存分堪能。
脳内映画(漫画?)を鑑賞しているかのごとく
たいへんビジュアルイメージしやすい小説である。
章(時代)ごとに一人称の語り手が変わるスタイルで書かれているのだが
柳島一族の人間による章は美しくほろ苦甘く、徹底的に生活感皆無。
そして、一族以外の人物による章が適度なスパイスになっている。
この構成はお見事!

家族や兄弟姉妹だけに通じる合言葉や、独特の言い回しなど
わたしもそういうものを実家の家族や夫との間に山ほど持っている。
それらをあらためて愛おしく感じ、ずっと大事にしようと思った。

読んでいる間ずっと感じていたのは
「まるで大島弓子の漫画みたい!」という感覚。

お金持ちの美形家族、古い洋館、美しい庭、
庶民感覚とは明らかに違う生活習慣、家族の秘密etc・・・
といった道具立てが丸ごと大島弓子ワールド!
(江國作品では「神様のボート」も大島弓子ワールドだと思った)

極めつけは叔父・桐之輔というキャラクターである。
ルックスも、ファッションも、性格も、言葉遣いも何から何まで
「ヨハネが好き」「F式蘭丸」「ジョカへ・・・」
「雨の音がきこえる」「銀の実を食べた?」あたりの
70年代の大島弓子作品の登場人物そのまんまなのだ。
大島弓子作品(特に70~80年代の)を愛する人なら
ハマること必至だと思います。

それにしても最強ですね。
東京都内の裕福な一族で、ロシア人の血をひく美形なんて。
ああ、来世はこんな家の子に生まれたい!

わたしが激しく共感したのは「肉を食べる」ことについての一節
~動物の温かな生命をきちんとお腹に入れないと、人は心に力がつかない。
 精神的生命力とでもいうべきものが薄くなり、
 人生を愉しもうとする欲望や、血の気や活気も薄くなる。~

'11 2 ★★★★★
[PR]

# by gloria-x | 2011-02-02 21:19 | ブックレビュー