今度は愛妻家 '09(日本)

意表をつかれて号泣!既婚者必見かも。

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まったく期待せず、なんとなく観始めたら
完全に意表をつかれて号泣!

タイトルの意味が深い・・・既婚者は必見ですね。

夫婦役の豊川悦司と薬師丸ひろこが
家の近所の商店街を歩くシーン。
脚長ゆえ大きな歩幅で歩くトヨエツに追いついて
手をつなぐ薬師丸ひろこ。
振りほどくかと思いきや、そのまま手をつないで歩く2人。
デートやお出かけではなく、ごく日常の風景。
結婚してる人ならツボなのでは。

かつて売れっ子カメラマンだった北見俊介が
なぜか一枚も写真が撮れなくなって早や一年。
妻のさくらはグータラな夫の世話に疲れ、一人旅に出る。
しばしの独身生活、そこへ女優志望の蘭子が
「オーディション用の写真を撮ってほしい」と訪れる。
浮気のチャンスに小躍りする俊介だったが・・・


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トヨエツ、やっぱりいいわ~
引きの画になると全身のバランスのよさにため息・・・

薬師丸ひろこは今まで好きじゃなかったけど、初めて好感持った。

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石橋蓮司。この役、気持ちよかっただろうなー。
オカマ役って俳優にとって醍醐味だというのが納得。
細部まで完璧に楽しんで演じているのが伝わってきた。

チョイ役ながら味わい深く印象的だったのが井川遥。
すっごいキレイになって!いい女になって!としみじみ・・・

水川あさみはけっこう好きな女優だが
今回は声張りすぎの過剰な演技がややうっとうしかった。

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一人で鑑賞していて
ドッと泣こうとしたタイミングでダーリンが帰宅。
とっさに涙を止めたつもりが、彼の顔を見て堤防決壊・・・・(T_T)

後日、一緒に鑑賞。

トヨエツ演じる俊介は
「優しい言葉を口に出せず、心と裏腹に冷たい態度をとる」男。
我がダーリンは真逆で
「日本人には珍しいほど言葉でも態度でも愛情表現する」男。
なので主人公に感情移入はできなかったらしいが、しみじみよかったとか。

再鑑賞でもわたしは大泣き。
鑑賞後は気持ちいいカタルシスでした。

'11 12 WOWOW ★★★★★
監督:行定勲
出演:豊川悦司、薬師丸ひろこ、石橋蓮司、水川あさみ、濱田岳
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# by Gloria-x | 2012-01-11 12:23 | 映画レビュー

あけましておめでとうございます♪

今年もどうぞよろしくおねがいします

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あっという間にもう新しい年!
最近、5年前なんて「ついこの間」感覚なんですけどー。
年齢を重ねるにつれ、生物学的に時間の感覚が変化しているんですかね?

子供の頃の「未来予想図」では
とっくに人生の現役を降りて、煩悩や欲から解放されている年齢なのに
現代の日本ではまだまだリングから降りられない気配・・・

実年齢より若く見られるのはありがたいけど
一方でな~んか人生長くなっちゃって
いくつになっても若さをキープし続けたり
新しいことに挑戦し続けなきゃって
気分に駆り立てられるのは
正直ちょっと因果だなぁとも思ったり・・・(;^_^A

「がんばる」「張り切る」「一生懸命」などが大の苦手なので
テンション低めのスタートですが

昨年はいつになく真剣&冷静に
自分の人生を検討&分析して新しいことを始めました。

どうなるかは神のみぞ知るですが
今年は新展開といきたいところです。

みなさまそれぞれにとってもよい一年になりますように!
今年もどうぞよろしくおねがいします。
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# by Gloria-x | 2012-01-01 23:04 | 出来事・世間・雑感

金平糖の降るところ/ 江國香織

登場人物の誰も好きになれないが、バックグラウンドには惹かれる。読みごたえ満点!

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日系アルゼンチン人としてブエノスアイレス近郊の町で生まれ育った
佐和子(カリーナ)と十和子(ミカエラ)姉妹は
少女の頃からボーイフレンドを共有することを2人だけのルールとしていた。
留学生として日本を訪れた姉妹が出会ったのは
容姿に恵まれて屈託なく育ち、誰からも好かれる達哉。
達哉に求愛された佐和子は初めて姉妹のルールを破り
達哉を共有することを拒否して彼と結婚。
一方、ミカエラは父親のわからない子供を妊娠して帰国。
アルゼンチンでシングルマザーとなる。
そして20年後・・・・


姉の佐和子は正統派美人。
妹ミカエラはファニーフェイスだが奔放で魅力的。

姉・佐和子は江國香織の小説によく出てくるタイプの女性だ。
植物的な美人で、上品なお嬢様タイプのくせに
異性関係は意外に奔放というか常識ハズレだったりする。

妹・ミカエラは佐和子との対比としてシズル感のあるキャラクターだが
姉の夫(実際は姉そのもの)への異常な執着といい、
誰が父親かもわからない子供を
平気で産み育てる生き方といい、シンパシー度はゼロ。

そして、誰もが振り返るそんな美しい姉妹を両腕に抱いて
'80年代のディスコで顔パスだった男、達哉。
容姿に恵まれ、誰からも好かれ、体を鍛えるのが趣味で
常に自信に満ち溢れている。
20年後の現在は、東京都内で4軒の飲食店を経営し
「遅れてきた一人バブル」と揶揄されるほど大成功。
従業員とは、かつて自分が主将だった頃の
ラグビー部のメンバーとのような関係を築いている。

美人の妻と豪邸に住み、都内には自分専用のマンションを持ち
愛車はマセラッティ(妻はベンツとルノー)
常にガールフレンドが数名いて、その関係は妻も黙認・・・・

って、こんな男、生理的に大っ嫌い!!!!

でも、佐和子みたいな身分にはなりたいわ~(;^_^A

姉妹の独特の「共犯関係」みたいなものもまったく共感を覚えないし
(ていうか、こんな姉妹いるとしたらお目にかかりたいわー)
ミカエラの娘のキャラもよくわからん。
それでいえば、佐和子の逃避行の相手もどこがいいのかさっぱり?
とにかく登場人物は誰ひとりとして好きになれないのだが
彼らのバックグラウンドは羨ましいし、
日本・アルゼンチン、どちらの描写も魅力的で心惹かれるのだ。

↓の一文には激しく共感した。

佐和子はこれまで、若い人をうらやましいと思ったことが一度もなかった。
若いというのは子供ということなのだし、
若さを失うのを恐れるというのは、見苦しいと思っていた。


わたしは自分自身が子供の頃、若い頃から
「若い=未熟=恥ずかしい」と思っていて
今の若いコみたいに「若い=最強」
若いというだけで武器になるなんて
これっぽっちも思ったことがなかった。
だから小学生くらいから、早く大人になりたい、
大人になって成熟して自信満々になりたいと思っていた。

だからかもしれないが
「若い頃に戻りたい」なんて一度も思ったことがない。
ていうか、逆に戻されたら罰ゲームである。


戻ってリセットしてやり直せるなら別だけど。

他人から見てどうかは知らんが
わたしは常に「今が自己ベスト」


これって言い換えれば「お幸せな人」なんでしょうね(-_-;



'11 12 ★★★★☆
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# by Gloria-x | 2011-12-23 23:57 | ブックレビュー

磯江毅=グスタボ・イソエ特別展

物は見ようとしたときにはじめて見えてくる 

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奈良県立美術館にて
マドリード・リアリズムの異才、磯江毅特別展を鑑賞。

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これが写真じゃないなんて!

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久しぶりの美術鑑賞。

冬の美術館は大好き。

心が安らかになり、満たされるような気がします。
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# by Gloria-x | 2011-12-19 20:25 | 美術・芸術・音楽

南佳孝3枚

大人の時間と空間を酔わせてくれる音楽

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晩秋の土曜の夜
夫とあるオーケストラの演奏会に出かけた。

夫が習うトランペット関係の楽団の定期公演で
コンサートホールは初めて訪れる街にあった。

演奏会は思いのほかよかったけれど、同時に思いのほか長く
終盤、わたしは空腹を覚えながら
この後どこへ何を食べに行こうかと、いくつかの候補を思い描いていた。

意外なことにアンコールが3曲もあり!
1曲ごとに指揮者も楽団も舞台袖に退場するものだから
空腹は耐えがたいものになっていた。

空腹になるとわたしは
凶暴といっていいほど機嫌が悪くなる

今からミナミまで帰って食事しようとしたら
落ち着く間もなくラストオーダー・・・
ああ、そんなの耐えられない!

その時、嵐の海で見つけた灯台の光のように
頭にお気に入りのレストランが浮かんだ。

深夜までゆっくりと食事を楽しむことができる
正真正銘、大人のレストランである。

コンサートホールを出るなり携帯電話で予約をする。
テーブルが確保できたことで
気も狂わんばかりの空腹がやっとなだめられた。

夜の空気に温かく灯る橙色の照明と
躾けの行き届いたスタッフに迎えられてテーブルに着くと
殺気立っていた神経がするするとほぐれていく。

美味しい料理と酒、夫と見詰め合って交わす会話で
さらに身も心もほどけていく・・・

その時、わたしの耳に流れてきたのが
ポルトガル語の「スローなブギにしてくれ」

そういえば、さっきからほどよい音量で流れる
南佳孝の声が心地よいと思っていたのだ。

居心地のよい空間、愛する人と過ごす時間、
美味しい料理と酒、そしてこの音楽!
あまりの調和に酩酊しそうな瞬間だった。



※今回はちょいと気取って江國香織風に書いてみようと思いつつ
  「ダーリン」ではなく「夫」などと書き出したのに
  空腹のくだりでさっそく実態バレバレ。情けない・・・・(-_-;


********************************

というわけで
さっそくAmazonで探して入手しました。

ボクのこころ ~MELI COR ACAO~
ボサノヴァ生誕50周年、リオデジャネイロ録音のセルフカヴァーアルバム。

「モンローウォーク」「スローなブギにしてくれ」「プールサイド」は言わずもがな
「Scotch and Rain」は懐かしさにクラクラ・・・
20代初め、この曲とE・スコラ監督の映画にインスパイアされた小説を書いたっけ・・・


camp
海辺で火を囲み、気心知れた仲間たちと飲み、語りあう・・・
そんなコンセプトで作られた最高にナチュラルなアルバム。

「I can see clearly now」
「What's going on」
「A whiter shade of pale」が特に心地いい!

あの夏・・・In Summer
AORの名曲やボサノヴァのスタンダードをカヴァーした
リオデジャネイロ録音アルバム。

「HEARTS」
「JUST THE WAY YOU ARE」
「MAS QUE NADA」
などなど軽やかで気持ちいい~♪
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# by Gloria-x | 2011-12-09 21:05 | 美術・芸術・音楽

20周年♪

20年目の結婚記念日を迎えました♪

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11月24日は結婚記念日、26日はわたしの誕生日でした。

結婚してもう20年も経つなんて!!!

毎年ますます楽しく、ますます大好きになっています❤

これからも末永く、2人でいい記念日を迎えられますように。
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# by Gloria-x | 2011-11-27 16:38 | 夫婦の日常・おでかけ

マネーボール/MONEY BALL '11(米)

野球は嫌いなのに、なぜかアメリカの野球映画は好きなんです
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元メジャーリーガーのゼネラルマネージャーが「マネーボール理論」を導入して
大胆なチーム再建改革を行ったオークランド・アスレチックスの実話ベース作品。


野球嫌いのわたしが人生で一度だけ野球観戦したのが
L.Aのドジャーススタジアム。
ルールも知らないしチームやゲームに思い入れ皆無だけど
アメリカの野球場の雰囲気、空気感は理屈抜きでよかった!
幼少期からアメリカ映画を観て馴染んでいるから?
そういえばなぜかアメリカの野球映画はけっこう好きなのです。

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ジョナ・ヒルがよかった♪
個人的に「アカデミー助演男優賞」候補!


デブなのに(って言うのもナンだけど)顔立ちはキレイなのよねー。
お雛様みたいにちんまりというか、唇の輪郭なんかうらやましい・・・
出すぎず、もちろんスタンドプレーなんかせず、それでこの存在感。
演技の上手・下手ということについてあらためて考える機会をくれた感じ。

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ブラッド・ピットは好きでも嫌いでもないなぁ・・・
いいなと思ったのは「テルマ&ルイーズ」のチョイ役(デビュー作?)の時だけ。
歳と共に二代目ロバート・レッドフォード襲名って感じですね。
あ、そういえば大好きな野球映画のひとつが
R・レッドフォードの「ナチュラル」
レッドフォードはあまり好きじゃないのに不思議ー?

野球映画では「さよならゲーム」も好き。
そういえばこれもケヴィン・コスナーは好きじゃないのに!?

わたしにとってアメリカの野球映画って
つくづく不思議な存在だわー。


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最初、フィリップ・シーモア・ホフマンだとわからなかった。
こういう役もできるんだ!と目からウロコな感覚。
今回はちょっと陰が薄い印象だった。

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ブラピ演じるビリー・ビーンの前妻(ロビン・ライト)と現夫。
この夫婦の家がすっごくいいの!(画像がないのが残念!)
やや生活感なさすぎかもしれないけど、わたしの理想の住まいです♪



'11 11 19 劇場 ★★★★☆
監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト
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# by Gloria-x | 2011-11-25 23:49 | 映画レビュー

コンテイジョン/CONTAGION

役者全員言うことなし!抑えめな演出効果バツグン

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香港出張から帰国した女性がミネソタの自宅で急死。
同時に香港、東京、シカゴなどで同じ症状の急死者が続発し、
瞬く間に世界中で犠牲者が増えていく。
世界保健機構(WHO)や疾病予防管理センター(CDC)が調査に乗り出すも
感染の広がりは抑えられず、各都市でパニックが起きる。


数ある感染映画の中では
群を抜いて出来がよかったと思う。


もっと過剰な演出で煽れるところをグッと抑えて正解!
特に暴動や略奪で都市機能が崩壊していく描写など
控え目な演出だからこそリアリティがあった。
冒頭から静かに丁寧にエピソードを積み重ねていく進行が見ごたえ満点。

「人は一分間に3回~5回顔を触る」って事実、怖ー!
わたしはもっと触ってるかも?

感染2日目から物語がスタート。
何日目、何日目と進行していって
ラストで初日に戻る構成がうまい&気持ちいい!
リアルにものすごく怖いけれど、不思議に後味も悪くない。

「オールアカデミー賞キャスト」が謳い文句の豪華キャストなのに
全然浮つかず堅実な使い方をしているのが◎!

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グウィネス・パルトロウって一度もキレイと思ったことがないわー。
役者として嫌いってわけじゃないけど覇気がないし貧相顔よね?
疲れたスッピンのアップ⇒あっという間に急病で悶絶死なので
「すげー役者根性!」と感心してたら、やっぱりそれだけで終わるわけないか(笑)

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ケイト・ウィンスレットは好感度高いわー。
いろんなタイプの作品でいろんな役をやるけど
彼女が出てるだけで作品に信頼保証マークがつく感じ。
(ローラ・リニーもそう)

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マリオン・コティヤールって色っぽいのに清潔感があっていいなぁ。
生まれ変わったらこんなタイプになってみたいかも・・・。
レビューは書かなかったけど「インセプション」の役もよかった。

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この役、別にマット・デイモンでなくてもよかったのでは?と思う。
たとえばマーク・ウォルバーグとか、ジェイク・ギレンホールとか・・・
だけど、そう思わせるところがこのキャスティングの妙なのだ。
ヒアアフター」で役者として一皮向けたなぁと感心したが
そのテイストを上手にキープしてると思った。

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ジュード・ロウ、もう二枚目路線を捨てたのかしらん?
また「ホリディ」みたいな役を観たいなー。


'11 11 12 劇場 ★★★★☆
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット、マリオン・コティヤール
    ローレンス・フィッシュバーン、マット・デイモン、ジュード・ロウ
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# by Gloria-x | 2011-11-17 21:02 | 映画レビュー

大叔母を偲んで

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11月6日、大叔母(母の叔父の妻)が亡くなりました。
89歳でした。

近しい人々からは畏敬とほんの少しの揶揄をこめて
「マッカーサー」と呼ばれていた女性。

長年、親戚や近所の様々な事に采配をふるい
誰も彼女には逆らえなかったそう。
ニコリともせず、ズバッと核心を突く発言をするのです。

と言っても、女王様キャラで君臨するタイプではなく
人一倍働き者で面倒見がよく優しい人でした。

小柄で色黒で彫りが深く、インド人やジプシーにも見えた大叔母。
わたしのイメージはシチリアのゴッドマザー。
(もしくは「ポーの一族」の老ハンナ!)
黒いショールを被って座っていて、
誰かが相談にきたり、何か起きると鶴の一声で事を納める。
そして、誰も彼女には逆らえない。

大叔母には幼い頃からほんとうに可愛がってもらいました。

毎年、夏休みやお正月には訪れた懐かしい家。
母親と相性が悪く、自分の家では心から寛げなかったわたしにとって
大叔母の家はまさに天国でした!

思う存分本を読みふけったり、絵を描いたり
一人きりで近所の神社の森や池を探検したり・・・
好きなように過ごしても誰にも小言を言われないなんて!

昼寝の時には大叔母が横に添い寝して
「晩ごはん何が食べたい?何が好き?」

家でそんな風に甘やかされたり、
甘く優しい口調で話しかけられたことのないわたしは
天真爛漫に「ハンバーグ!」などと言えるはずもなく
慣れない待遇に逆に緊張して困ったほどでした(笑)

夜になると、会社勤めや大学生のお姉ちゃんやお兄ちゃんが
お土産を買ってきてくれたり、一緒に遊んでくれたり・・・
今になって考えると、夏休み中ずっと親戚の子供がいるなんて
うっとうしいこと極まりない!わたしだったら耐えられないのに。

「この家の子供だったらなぁ」と何度夢想したことか。
あの家はわたしにとって一種の避難所でもあったようです。

先月、妹がアメリカから一時帰国した際、
大叔母に会いに行ったのですが
なぜ一緒に行かなかったのか心から悔やまれます。

大叔母なら100歳くらいまで生きていそうな気がして
いつでも会えるわ、なんて思ってしまったのです。

棺の中の大叔母は記憶よりも色が白く
シワも少なくてほんとうに綺麗な顔立ちでした。

天国でもきっと采配をふるいながら
後から来るわたしたちを待っていてくれるのでしょう。
心から冥福を祈ります。



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# by Gloria-x | 2011-11-10 14:15 | 出来事・世間・雑感

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行j船/The Three Musketeers '11(仏・米・英・独)

個人的に苦手なジャンルだがハードル低のおかげか予想外に楽しめた(笑)

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わたし苦手なんです、歴史モノ。
歴史モノのくせにCGやらSFXやらを駆使したファンタジー仕立ても趣味じゃないし
3Dにも別に興味ないし、2時間サスペンスばりの長ったらしい副題もウザい。
個人的には完全スルーの1本ですね。

じゃあなぜ観たのか?
夫婦でおでかけした日、予定外に空き時間ができて
映画を観ようということになり、ダーリンの強い希望によってチョイス。

渋々観たわけですが、期待値が低かったおかげか予想外に楽しめました♪
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「なんじゃこりゃ?」な娯楽作品だけど
役者陣がしっかりしていたのがポイント高かった理由。
特にクリストフ・ヴァルツ!
全然力まず楽~にこなしてる感じなのにさすがの存在感!
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肝心の三銃士がちと弱い印象だったけど
アラミス役のルーク・エヴァンズ、控え目な優男でわたしの大好きなタイプ~♪
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ミラ・ジョボヴィッチ、オーランド・ブルームのスター2人は「脇を固めた」って感じ。
それより若手が印象に残った。

ダルタニアン役と王妃の侍女役。
だいたいこういう役ってフレッシュさだけが取り得の
若手大根がキャスティングされてイライラするんだけど
ローガン・ラーマンもガブリエラ・ワイルドも意外にうまくて好感持てた。
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ルイ13世、アンヌ王妃のキャラ設定が現代的で斬新なのも◎
フレディ・フォックスとジュノー・テンプル
ほとんど無名な若手だけど、嫌味なくイタくならない演技力に感心。
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アトス役のマシュー・マクファディン
妙に顔がデカくて全身のバランスが悪いくせに
三銃士のセンター的存在なので
「二枚目なのか三枚目なのかはっきりせい!」って思いながら観てたら
「プライドと偏見」のダーシーだったんだ!全然気づかなかった!
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'11 11 3 劇場 ★★★☆☆
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョボヴィッチ、オーランド・ブルーム、ローガン・ラーマン
    マシュー・マクファーデン、クリストフ・ヴァルツ
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# by Gloria-x | 2011-11-05 13:03 | 映画レビュー

ファミリーウィーク♪

N.Yから妹が7年ぶりに帰国!

アメリカ在住20年強の妹が一時帰国しました。
我が家は三姉妹+弟、妹は次女です。
メールではしょっちゅう喋ってるけど会うのは7年ぶり!

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妹がメトロポリタン美術館のアートグッズを買ってきてくれました。
N.Y名所を描いた飛び出す絵本と来年のカレンダー。おしゃれ~♪
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妹の帰国感想ミニエピソード
その1・成田エクスプレスの窓口で妹は「すみません」と日本語で声をかけてるのに
    駅員さんは妹に「Hello!」と応対してくれたそう。

その2・大阪に帰ってくると、人々のごくフツーの会話が
     漫才か新喜劇のように異常におもしろすぎるらしい。
     これよく聞くけど、生粋の大阪人にはわからない感覚なのよねー?
     そして、特に子供が大阪弁を喋ってるのが可愛くておもしろいんだって。

その3・日本に着いたとたん、肌がしっとり潤うのを実感したとか。
     日本の水も質がよくて帰国の間中、髪も肌もコンディション最高だったそう。 
     「だから日本女性はいつまでも若いのだな」ですって。

その4・東京でも大阪でも、街を歩く外国人がしきりに視線を送ってくるらしい。
     やっぱり100%日本人ではないオーラを出してるんでしょうか。

その5・あたりまえだけど、日本人オンリーの大群に違和感を覚えたのだとか。
     N.Yへ帰りJFKに降り立った瞬間ホッとして、すっかり「アメリカ人」に戻ったそうです。

**************************

日本到着後、次女はまず三女が住む神奈川県・逗子で週末を過ごし
三女といっしょに大阪の実家へ。
去年結婚した弟夫婦も集まって久しぶりに家族全員で食事会♪

翌日はわたしたち夫婦&妹2人で最近お気に入りの焼肉店でディナー♪

三姉妹、昔は取っ組み合いのケンカで服が破れる激しいバトルや
2対1に分裂して(誰が1になるかはその時々)
長期間無視などという陰湿なケンカもしょっちゅうあったけど
大人になってからは大の仲良し姉妹♪
久しぶりに会ったのでノンストップで喋りっぱなし!
ダーリン、いつも以上にせっせと肉を焼き、姉妹のお皿に取り分けてくれてました。
「他人が見たら三姉妹ってわかるかなぁ?」と三女
「すぐわかるよー」とダーリン(笑)

翌々日はわたしと次女で弟夫婦の新居にお邪魔しました♪
弟夫婦は仕事やプライベートで海外体験豊富なので
弟の妻Kちゃんと妹も共通の話題が多く、とっても楽しい夜でした!

そして翌週末は両親、わたし、次女の4人で淡路島へ家族旅行♪
家族内でロングラン必至の笑いネタ満載の珍道中になりました。

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プライベートテラスに専用露天風呂!贅沢~♪

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鳴門うずしおクルーズ。いつどこで乗っても船はいいな~♪

とっても楽しいファミリーウィークでした!
今度はいつ会えるかなー?それまで家族全員元気で暮らしましょう!
N.Yにも行きたいな~♪
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# by Gloria-x | 2011-10-22 13:53 | 出来事・世間・雑感

イグアナの娘/ 萩尾望都

この歳になって、やっと読む勇気が出ました

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ある夫婦に可愛い女の赤ちゃんが誕生。
ところが、なぜか母親の目には
娘が醜いイグアナに見えて、どうしても愛することができない。
「神様、お願い!こんなのじゃなくて普通の女の子をあたしに授けて!」
願いは叶い、次に生まれた娘は人間に見える。
「こんな日を夢見ていたのよ」と母親は次女を溺愛。
次女が何をしても「かわいい、かわいい♪」
一方、長女のことは「ブサイクなくせに」「可愛げがない」と徹底的に目の敵。
母親から嫌われ憎まれて育ったせいなのか
長女自身の目にも自分は醜いイグアナに見えていた。
やがて長女は恋をし、結婚して女の子を産むが
どことなく自分の母親に似た娘を可愛いとは思えないのだった。


この作品のことは雑誌発表当時から知っていたが、どうしても読めなかった。
ものすごく読みたいのに、怖くて読めなかったのだ。

自分に重ね合わせ、感情移入しすぎて
辛くなるのがわかっていたからである。


わたしの場合、妹と差別されて云々ではなく
とにかく母親がわたしのすべてが気に入らなかったらしく
容姿、趣味、一挙手一投足に至るまで
「可愛げがない」「ひねくれてる」「どうしてそうなの?」と
ことごとく目の敵にされたのです。
きっと母の目にもわたしは醜いブタか何かに映ってたんだろうな~
(ようやく冷静にそう思えるくらいには成長した)

ああ、タイムマシンで母親に会いに行って
「ほめて育てる」「長所を伸ばす」って言葉を教えてやりたいわー!

萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母を読んで
萩尾さん自身、両親(特に母親)との間に深い確執があることを知った。
彼女の作品には親と子の確執、アダルトチルドレンを扱った物も多いが
舞台が外国だったり、母親と息子だったり・・・
現代の日本という設定で母娘の確執を真正面から描いたのは
「イグアナの娘」が初めてである。

萩尾さんによると
「日本物を描くとき、家族の問題を描くとどうしても親がからんでくる。
すると、描きたくない!となってしまう」長年そうだったのが
「残酷な神が支配する」を描いてから、やっと親と距離を取れるようになり
日本を舞台にしたり、親の世代が描けるようになったのだとか。

この本には萩尾さんのご両親へのインタビューも載っているが
お母様は「確執なんてあったかしら?」的なというか
娘である萩尾さんが長年苦しんでいることすら気にもとめていない風というか
ある意味あっぱれというか、うまく言えないが
親という生き物はこうなんだろうな~と感慨深かった。

この天才にしてこうなのだから
わたしが長年怖くて「イグアナの娘」を読めなかったのも当然だ。
実際に読んでみると、予想外にコミカルなタッチで
構えていたより楽に読めた。(短編だったのも意外!)
内容もスタンダードな心理学的公式なのでわかりやすい。

それにしても、主人公リカはあんなに母親に嫌われて育ったのに
結婚すると当然のように子供を作るのがすごいと思う一方、
わたしにはちょっと共感できない。

わたしは子供時代、すでに親子関係というものに
ヘトヘトに疲れきって満身創痍だったので
「大人になってやっと解放されたとしても
子供を産んだら、この果てしない戦いをまた繰り返すのか~
そんなの絶対イヤだ!そうだ、子供なんか産まないことにしよう」
と強く強く決心したのである。


実は「イグアナの娘」本編よりも、Amazonで読んだ某読者のレビューの一文が鋭く印象に残った。

~大塚英志氏は「萩尾望都はなぜいつまでも“母”を許さないのだろう」と書いていた。
  答えは簡単だ。萩尾さん自身が「母親」にならなかったからだ~



'11 9 ★★★★☆
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# by Gloria-x | 2011-10-05 18:23 | ブックレビュー

ひとりプロジェクトランウェイ

クローゼットには服がぎっしり!なのに今日着ていく服がない!(女の七不思議)

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たいていの女性なら共感していただけるのではないだろうか?

クローゼットの服をとっかえひっかえしても
今日の天気、気温、自分の気分、
外出先にぴったりの服が一着もない!
という恐怖の事態!


特に季節の変わり目は要注意だ。
「あれ?去年のこの時期、どんな格好をしてたんだろ?」と突然の記憶喪失。

「去年のワードローブに頼ろうなんてケチな根性がダメなのよ!」
とおっしゃるおしゃれ番長もいらっしゃるかもしれない。
だけど、季節は突然変わるのだ。
オールアイテムシーズン先物買いなんてとんでもない!
わたしのような庶民は去年、おととし、
たまにはもっと前のアイテムもリバイバルで動員するのが当たり前。

中には「涼しくなったらこれを着ようっと♪」と先物買いした秋物もある。
クソ暑く長~い地獄の夏の間、
クローゼットに吊るしたその服を眺め
それだけを心の支えになんとか耐え忍んで夏を生き延びてきたのだ。

ああ、それなのに!
そんなニューアイテムはコーディネートをまだ会得していないため
どこかしっくりこない・・・さらなるパニック!

それとは別に、月に1回くらい
「なぜか昨日まで何の問題もなく着ていた服がことごとくNG!」
という魔の事態に襲われる。(わたしだけだろうか?)

突然太ったとか痩せたわけではない。
なのに、それまで機嫌よく着ていたアイテムが全滅で
「えーっ!こんな格好で出歩いてたなんて?」と
愕然とするほど、どこかが変なのである。
(ホルモンとかの関係?ほんとに不思議だわ)

そんなハメに陥らないために、わたしは
しょっちゅう一人でファッションショーをしています。
服だけじゃなく下着も靴も全身コーディネートで!
もちろんちゃんとメイクした状態で(ここ肝心)
名づけて「ひとりプロジェクトランウェイ」♪

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# by gloria-x | 2011-09-20 18:35 | おしゃれ・美容・運動

気になる日本語

個人的に「寒っ!」はOK、「暑っ!」はわたしの場合「あっつ!(怒)」

ここ数日、ニュース番組で「日本語表現」に関する話題を目にした。
「若い人を中心に日本語がどんどん乱れている⇒嘆かわしい」
という論調が定番なのだけれど、こういう話題において

わたしは国語学者金田一秀穂先生の
柔軟なスタンスにいつも共感している。


今や乱れ言葉の代表とされている「ら抜き」言葉に対しても先生は肯定派なのだ。
わたしも常々「ら抜き」のどこが悪いの?と思っていたので
わが意を得たりの気分だった。

だって「見られる」「行かれる」って敬語表現とまぎらわしいし
口語的ではないし、全然なめらかではないと思いません?

「食べれる」はわたしは気楽な会話では使うけれど
「食べられる」のほうがいいという意識はある。

江國香織さんのエッセイにこういう一篇があった。
翻訳ミステリーの文庫本を読み始めてすぐ
強盗が食料品店に「押しこんだ」という表現が引っかかった。
しかも「押しこんだ」は刑事同士の会話になって何度も出てくるという。
江國さんは「押しこむ?押し入るの間違いでは?」と
気になって気になってそれ以上読み進められなかったという。
わたしも「押し入る」だと思う。(どちらも間違いではないらしい)

間違いではないけれど、個人的な感覚で引っかかる表現というのがある。
わたしは江國香織作品に度々出てくる
「思うさま」という表現に違和感を覚える。
わたしとしては「思う存分」もしくは「思いっきり」(口語として)だ。


あと、林真理子作品の電話のシーンに出てくる
「もし、もし」も毎回引っかかる。
「もしもし」のほうがスムーズだと思うけどなぁ・・・


ま、作家は作家でオリジナルな表現、
自分だけの言い回しというのを求めて日々苦労されているのだろうけど。
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# by Gloria-x | 2011-09-18 14:38 | 出来事・世間・雑感

ハンナ/ HANNA '11(米)

シアーシャ&ケイト、女の生身感希薄なところが◎

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ラップランドの森の中で、元工作員の父から英才教育を受け
外の世界を一切知らずに育った少女ハンナ。
最強の殺し屋として成長したハンナは16歳になった時
自らの意思で外界に出て行き自身の出生の秘密を知る。
そして、その秘密を葬るために仕掛けられた陰謀に立ち向かう。


予告とストーリー概要の印象では
ただの殺人マシーンとして育てられたモンスター的な少女の話かと思っていたら
ちゃんと16歳の少女的な繊細な感情も持っている役だった。
とにかくシアーシャの魅力ありきの作品。
アクションもちゃんとこなせるし、役の幅が広がってさらに将来楽しみ♪

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戦闘能力、サバイバル能力だけでなく
あらゆる学問的知識や何ヶ国語も自由に操れるなど
ハンナの潜在能力もすごいけど、育てた父親がすごすぎ!
16年も森の中の山小屋で自給自足生活なので
髪もヒゲも伸び放題、動物の毛皮を着てるのに
いざとなると散髪してスーツに着替えて出て行き
現代都市社会にすぐ溶け込めるとこはさすが元工作員!

ハンナは原始人みたいな風貌の父親しか見たことないくせに
小ざっぱりしたスーツ姿を見て特に驚かないのねー。
あと、いつ外へ出ることになってもいいように
スーツは定期的にその時代のモノを調達してたのだろうか?
些細なことだけどすっごく気になるのよー。

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ケイト・ブランシェットも適役だった。
一部の隙もない着こなしと身だしなみと
鬼気迫る歯磨きシーンが印象的。
あのパンプスにはナイフが仕込まれてるのかと思ってたんだけど(笑)

ケイトが狼の口から出てくるシーンはまさにグリム童話の魔女!

シアーシャもケイトも植物的というか
女の生々しさをあまり感じさせないタイプなので
見ていて暑苦しくなくていい。
舞台が北欧やドイツで、寒く冷たい風景の空気感にフィットしていた。

ラストの決めセリフ、個人的にはよかったのか悪かったのか決めかねる・・・
トンネルのシーンで「あ、あれ言うぞ」ってわかるのでダメ押し的な気もするし
あれでパチッと決まって気持ちいいとも言えるし・・・


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エリック・バナはいつ観ても苦手~。
顔が辛気臭くて華がないのよねー。

'11 8 31 劇場 ★★★★☆
監督:ジョー・ライト
出演:シアーシャ・ローナン、ケイト・ブランシェット、エリック・バナ
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# by Gloria-x | 2011-09-04 15:44 | 映画レビュー

萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母 / 文藝別冊 

永久保存のお宝!どっぷり読みふけりたい欲が再燃!

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萩尾望都作品と初めて出会ったのは小学校高学年。
以来、中学・高校と夢中になって読みふけった。
(蛇足ながら漫画家志望だったわたしは自分の作品にも多大な影響を受けた)

なんといっても「ポーの一族」シリーズがいちばん好き。
「トーマの心臓」も同率一位ほど好きなのだが
「ポー」はシリーズ全体で作品世界のスケールが壮大&深遠かつ
メイン長編以外の作品もそのまま映画にできそうな完成度で
何度繰り返し読んでも世界に引き込まれてしまう。
(余談だが、アン・ライス「インタビュー・ウィズ・バンパイア」は
絶対「ポー」の盗作、盗作と言って悪けりゃインスパイア作品だと思う)

特に好きなのは「小鳥の巣」「エディス」
「ランプトンは語る」「ホームズの帽子」

キャラクターで好きなのは「メリーベルと銀のバラ」オズワルド・エヴァンズ

「トーマの心臓」で好きなキャラはもちろんオスカー
なのでスピンオフ作品「訪問者」には狂喜した♪

レイ・ブラッドベリの作品を漫画化した作品群も好きだし
「アメリカン・パイ」「マリーン」「11人いる!」も忘れがたい。
特に「マリーン」は読んだ当時もすごいと思ったが
後年、結婚してから時を遡って共感度がハンパじゃない。

というのも、恥ずかしながらわたしは常々
「タイムマシーンで夫の幼少期や少年期に会いに行きたい!
直に接するのがNGなら陰からひっそりとでもいいから生でその姿を見たい!」

と妄想というか熱望していて、それを思う度に
あらためて「マリーン」という作品の凄さを痛感するのだ。

このムックで初めて知って驚愕した事実。
「ポーの一族」執筆当時
萩尾望都は22~23歳だったなんて!

なんであんなに成熟&老成した世界を描けたんだろう!?

それほどハマった萩尾作品だけど
「百億の昼と千億の夜」あたりでちょっとついていけなくなり
その後、絵のタッチや作風が変わっていったのと並行して
わたし自身の実人生が波乱万丈になっていったこともあり長らく離れていた。
(たまに昔の作品を読み返すくらい)

そして今、またまた萩尾作品読みふけりたい欲が出てきて
未読だった「残酷な神が支配する」全10巻Amazonでオーダーしちゃいました~♪



'11 8 ★★★★★
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# by Gloria-x | 2011-08-30 23:37 | ブックレビュー

導火線 /FLASH POINT '09(香港)

黒社会×カンフーアクション、ダブルのお楽しみで大満足~♪

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1997 年、中国返還間近の香港。
正義感が強すぎて犯人逮捕の度に瀕死の重傷を負わせてしまい
警察署内で問題児扱いされているマー刑事。
彼が追っているのはベトナム人3兄弟アーチャー、トニー、タイガー率いる犯罪組織。
そして、その組織にはマー刑事の相棒ウィルソン刑事が潜入していた。


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真剣にストーリーを追うより、一杯やりながらリラックスして鑑賞したい一本。
とにかくアクションシーンは見ごたえ満点!

えーっ!?こいつまだ生きてたの?
の連発で、しまいにゃ笑えてくるのが
ドニー・イェン主演作の醍醐味かも


エンドロールで流れるアクションシーンのメイキングや
キャストのトレーニング風景も必見!
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我が家では最近ちょっとしたドニー・イェンブームです。
ブルース・リーを彷彿とさせるストイックさがあるのに
あまりに凄すぎて笑ってしまうという不思議な魅力。
遅まきながら夫婦でハマってます。

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ルイス・クーが出てるだけで観て得した気分(;^_^A
「プロテージ 偽りの絆」では
「おお!こんな役もできるんだ!」と新鮮な驚きでした。
個人的にはエレクション 死の報復がいちばん好き。

レイ・ロイは「色白優男」好きなわたしのタイプからは外れるが
ちょっと長瀬クンぽくてけっこう好きかも♪

コリン・チョウはNG~。
郷ひろみのモノマネ芸人に似てるし・・・(笑)



'11 8 DVD ★★★★☆
監督:ウィルソン・イップ
出演:ドニー・イェン、ルイス・クー、コリン・チョウ、レイ・ロイ、ファン・ビンビン
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# by Gloria-x | 2011-08-27 01:50 | 映画レビュー

シャンハイ 上海/ SHANGHAI '10(米・中)

手堅いキャスト陣。目新しさはないが安心して楽しめる。

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1941年、太平洋戦争前夜の上海。
あるアメリカ人諜報部員の死の裏に隠された
中国、アメリカ、日本の巨大な陰謀と
許されない愛に生きる男女の悲恋の物語。


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予告編だと壮大な話のようだが
時代背景が非常時だからドラマティックなだけで
描かれているのはごくごく身近な男女の愛憎劇。

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ジョン・キューザックはいいですねー。

のほほんとしたボクちゃん顔なのに
やる時はやるんですよね~荒事も色事も

しかも今回は人妻専門?(笑)

この役が他の役者だとしたら・・・
もっとヒーローぶったり、許されぬ恋に悩む男の哀愁を漂わせすぎたり
シリアスすぎて退屈な映画になった気がする。
その点、ジョンはあのボクちゃん顔なので
本人も観客も肩の力が抜けていいのよ~♪

他のキャストがチョウ・ユンファ、渡辺謙、コン・リーと
堅実だけどひとつ間違うと退屈になりがちな面々なので
そのへんのバランスもジョンだとちょうどいいのだ。
(あ、ジョン以外ならウィリアム・ボールドウィンでもいいかも!?)

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コン・リー、特に好きというわけじゃないが
どんな役をやっても安心して観ていられますよね。
たとえばこの役がチャン・ツィイーだったとしたら?
ね、違うでしょ?

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渡辺謙、この映画のプロモーションで
最近いろんな番組に出演してたが
映画で観るより数段かっこいいですね♪

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菊地凛子、この役は女優としてあまり楽しくなかったんじゃないかな~?
勝手な想像ですけど(;^_^A

チョウ・ユンファもほんとに手堅くどっしり構えてました。

’11 8 20 劇場 ★★★☆☆
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ
    渡辺謙、菊地凛子、フランカ・ポテンテ
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# by Gloria-x | 2011-08-24 00:04 | 映画レビュー

死ねばいいのに / 京極夏彦

京極ファンなら「これ一作で判断しないで」と言うかもしれないけど・・・

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実は京極夏彦を読むのはこれが初めて。
他の作品を読んでいないのでわからないけど
京極氏の作品群で、これはメインストリームじゃないのだと思う。
だからファンの方には「これ一作で判断しないで」と言われるかもしれない。
だけど、たぶんコレが最初で最後になりそう・・・

死んだ女のことを教えてくれ、
と無礼な若い男が突然現れて尋ねる。
男の訪問を受けた6人の男女は
戸惑い、時に憤り、死んだ女のことよりも自分のことを喋り始める。
彼らはいったい彼女の何を知っていたというのか。


既に死んだ人物について複数の人物が語り、
その証言で人物像が浮かび上がる・・・・
こういうスタイルの小説は嫌いじゃないのだが

またも出ました!有吉佐和子悪女についてスタイル。
深木章子鬼畜の家もそうだったけど
このスタイル、一見簡単なようでかなり難しい手法だと思う。
よほどのキャラクター書き分けの才と、語彙の豊富さ
文体の技量がなけりゃ読むに耐えません・・・

とにかく狂言回し役の若い男の口調がイヤだ

「なんすか」「つーか」「違ーよ」(ちげーよ)
作者の意図なのはわかるけど
全編ずーっとこれで通されるとウンザリしてくる。

「俺、頭悪いし、敬語とか知らねぇし、態度悪いから怒らせるかもしんねぇすけど」
それで相手がムッとすると
「態度は悪いんだよ俺は」と開き直る。
「俺、本気でモノ知らないんすよ」
本気でって何だそれ!?と読んでるこっちが怒りたくなる。

百歩譲って、狂言回しがこれだとしても
他の登場人物のキャラがもっと多彩で深ければおもしろいのだが
表面上はバリエーション豊富なようで
彼らの語る内容がすべて自分の境遇への愚痴なのでおもしろくない。
(それも意図的なのもわかるけど)

そのくせ「揶う(からかう)」「乍ら(ながら」「慥かに(たしかに)」「寧ろ(むしろ)」
など、この作品の中では浮きまくるような難しい漢字表記も鼻につく。

ミステリーとしても特に斬新な驚きもないし(犯人なんか最初にわかるし)
読後感もすっきりしないし
時間返せ~って言いたい一冊だった。

'11 8 ★☆☆☆☆
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# by Gloria-x | 2011-08-20 16:30 | ブックレビュー

クレイジー・ハート/Crazy Heart '09(米)

なぜか永ちゃんの「トラベリン・バス」が頭の中でリフレイン♪

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落ち目でアル中のカントリーシンガーが
シングルマザーの記者と出会って恋に落ち、人生をやり直そうとする話。


「アル中」や「ヤク中」による「自暴自棄な生活」
わたしはこの手の話が苦手!
映画の内容以前に生理的にしんどくなってしまうのだ。
しかし、このテーマでいい映画・好きな映画もあるので
一刀両断できないのが苦しいところなんだけど・・・

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基本的には「レスラー」と同類の物語。
あちらは風景や空気感、役者の演技、すべてが湿っぽく陰々滅々で
わたしの苦手度に拍車をかけてNGだった。

一方、こっちはカラッと抜け感のある風景が大きな救いだ
テキサスに住む主人公がサンタフェまで車で行く時の風景がいい。

妹がカリフォルニアに住んでいた頃、サンフランシスコから
アリゾナ、ラスベガス、グランドキャニオンを経由して
L.Aまで車で旅したのが、言わばわたしのアメリカ体験の原点。
それを思い出させてくれて理屈抜きに気持ちよかった。

映画内とはいえ気候風土が
人間に与える影響って大きいと思う


ヘビーなテーマや、たいしたことない話だとしても
こんなロケーションで展開されると点が甘くなってしまうことがある。
この映画、アカデミー賞がらみで期待してたほどではなかったが
空気感に加えて役者陣がウェットじゃないのもよかった。

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ジェフ・ブリッジスを初めて観たのは「サンダーボルト」
当時わたしは12歳くらいだったと思うが、
イーストウッドの子分的な若造役のジェフに一目惚れ!
好きなタイプの原型になったのだが、時の流れを感じますなぁ・・・

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マギー・ギレンホールを見るとセントバーナード犬を思い出す。
ほうれい線濃いしパーツ下がりで老け顔ですよね。
そういえば弟のジェイクはシェパード犬を思い出すのだった(笑)

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風景もいいけど音楽もよかった。
カントリーってけっこう好きなのです。
と言いつつ、わたしの頭の中ではこの歌がずっとリフレイン。

ルイジアナ、テネシー、シカゴ、はるかロスアンジェルスまで
キツい旅だぜ、お前にわかるかい
あのトラベリン・バスに揺られて暮らすのは

トラベリン・バス 作詞:西岡恭蔵 作曲:矢沢永吉

'11 8 WOWOW ★★★☆☆
監督:スコット・クーパー
出演:ジェフ・ブリッジス、マギー・ギレンホール、コリン・ファレル、ロバート・デュバル
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# by gloria-x | 2011-08-13 11:59 | 映画レビュー