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萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母 / 文藝別冊 

永久保存のお宝!どっぷり読みふけりたい欲が再燃!

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萩尾望都作品と初めて出会ったのは小学校高学年。
以来、中学・高校と夢中になって読みふけった。
(蛇足ながら漫画家志望だったわたしは自分の作品にも多大な影響を受けた)

なんといっても「ポーの一族」シリーズがいちばん好き。
「トーマの心臓」も同率一位ほど好きなのだが
「ポー」はシリーズ全体で作品世界のスケールが壮大&深遠かつ
メイン長編以外の作品もそのまま映画にできそうな完成度で
何度繰り返し読んでも世界に引き込まれてしまう。
(余談だが、アン・ライス「インタビュー・ウィズ・バンパイア」は
絶対「ポー」の盗作、盗作と言って悪けりゃインスパイア作品だと思う)

特に好きなのは「小鳥の巣」「エディス」
「ランプトンは語る」「ホームズの帽子」

キャラクターで好きなのは「メリーベルと銀のバラ」オズワルド・エヴァンズ

「トーマの心臓」で好きなキャラはもちろんオスカー
なのでスピンオフ作品「訪問者」には狂喜した♪

レイ・ブラッドベリの作品を漫画化した作品群も好きだし
「アメリカン・パイ」「マリーン」「11人いる!」も忘れがたい。
特に「マリーン」は読んだ当時もすごいと思ったが
後年、結婚してから時を遡って共感度がハンパじゃない。

というのも、恥ずかしながらわたしは常々
「タイムマシーンで夫の幼少期や少年期に会いに行きたい!
直に接するのがNGなら陰からひっそりとでもいいから生でその姿を見たい!」

と妄想というか熱望していて、それを思う度に
あらためて「マリーン」という作品の凄さを痛感するのだ。

このムックで初めて知って驚愕した事実。
「ポーの一族」執筆当時
萩尾望都は22~23歳だったなんて!

なんであんなに成熟&老成した世界を描けたんだろう!?

それほどハマった萩尾作品だけど
「百億の昼と千億の夜」あたりでちょっとついていけなくなり
その後、絵のタッチや作風が変わっていったのと並行して
わたし自身の実人生が波乱万丈になっていったこともあり長らく離れていた。
(たまに昔の作品を読み返すくらい)

そして今、またまた萩尾作品読みふけりたい欲が出てきて
未読だった「残酷な神が支配する」全10巻Amazonでオーダーしちゃいました~♪



'11 8 ★★★★★
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by Gloria-x | 2011-08-30 23:37 | ブックレビュー

導火線 /FLASH POINT '09(香港)

黒社会×カンフーアクション、ダブルのお楽しみで大満足~♪

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1997 年、中国返還間近の香港。
正義感が強すぎて犯人逮捕の度に瀕死の重傷を負わせてしまい
警察署内で問題児扱いされているマー刑事。
彼が追っているのはベトナム人3兄弟アーチャー、トニー、タイガー率いる犯罪組織。
そして、その組織にはマー刑事の相棒ウィルソン刑事が潜入していた。


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真剣にストーリーを追うより、一杯やりながらリラックスして鑑賞したい一本。
とにかくアクションシーンは見ごたえ満点!

えーっ!?こいつまだ生きてたの?
の連発で、しまいにゃ笑えてくるのが
ドニー・イェン主演作の醍醐味かも


エンドロールで流れるアクションシーンのメイキングや
キャストのトレーニング風景も必見!
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我が家では最近ちょっとしたドニー・イェンブームです。
ブルース・リーを彷彿とさせるストイックさがあるのに
あまりに凄すぎて笑ってしまうという不思議な魅力。
遅まきながら夫婦でハマってます。

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ルイス・クーが出てるだけで観て得した気分(;^_^A
「プロテージ 偽りの絆」では
「おお!こんな役もできるんだ!」と新鮮な驚きでした。
個人的にはエレクション 死の報復がいちばん好き。

レイ・ロイは「色白優男」好きなわたしのタイプからは外れるが
ちょっと長瀬クンぽくてけっこう好きかも♪

コリン・チョウはNG~。
郷ひろみのモノマネ芸人に似てるし・・・(笑)



'11 8 DVD ★★★★☆
監督:ウィルソン・イップ
出演:ドニー・イェン、ルイス・クー、コリン・チョウ、レイ・ロイ、ファン・ビンビン
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by Gloria-x | 2011-08-27 01:50 | 映画レビュー

シャンハイ 上海/ SHANGHAI '10(米・中)

手堅いキャスト陣。目新しさはないが安心して楽しめる。

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1941年、太平洋戦争前夜の上海。
あるアメリカ人諜報部員の死の裏に隠された
中国、アメリカ、日本の巨大な陰謀と
許されない愛に生きる男女の悲恋の物語。


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予告編だと壮大な話のようだが
時代背景が非常時だからドラマティックなだけで
描かれているのはごくごく身近な男女の愛憎劇。

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ジョン・キューザックはいいですねー。

のほほんとしたボクちゃん顔なのに
やる時はやるんですよね~荒事も色事も

しかも今回は人妻専門?(笑)

この役が他の役者だとしたら・・・
もっとヒーローぶったり、許されぬ恋に悩む男の哀愁を漂わせすぎたり
シリアスすぎて退屈な映画になった気がする。
その点、ジョンはあのボクちゃん顔なので
本人も観客も肩の力が抜けていいのよ~♪

他のキャストがチョウ・ユンファ、渡辺謙、コン・リーと
堅実だけどひとつ間違うと退屈になりがちな面々なので
そのへんのバランスもジョンだとちょうどいいのだ。
(あ、ジョン以外ならウィリアム・ボールドウィンでもいいかも!?)

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コン・リー、特に好きというわけじゃないが
どんな役をやっても安心して観ていられますよね。
たとえばこの役がチャン・ツィイーだったとしたら?
ね、違うでしょ?

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渡辺謙、この映画のプロモーションで
最近いろんな番組に出演してたが
映画で観るより数段かっこいいですね♪

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菊地凛子、この役は女優としてあまり楽しくなかったんじゃないかな~?
勝手な想像ですけど(;^_^A

チョウ・ユンファもほんとに手堅くどっしり構えてました。

’11 8 20 劇場 ★★★☆☆
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ
    渡辺謙、菊地凛子、フランカ・ポテンテ
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by Gloria-x | 2011-08-24 00:04 | 映画レビュー

死ねばいいのに / 京極夏彦

京極ファンなら「これ一作で判断しないで」と言うかもしれないけど・・・

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実は京極夏彦を読むのはこれが初めて。
他の作品を読んでいないのでわからないけど
京極氏の作品群で、これはメインストリームじゃないのだと思う。
だからファンの方には「これ一作で判断しないで」と言われるかもしれない。
だけど、たぶんコレが最初で最後になりそう・・・

死んだ女のことを教えてくれ、
と無礼な若い男が突然現れて尋ねる。
男の訪問を受けた6人の男女は
戸惑い、時に憤り、死んだ女のことよりも自分のことを喋り始める。
彼らはいったい彼女の何を知っていたというのか。


既に死んだ人物について複数の人物が語り、
その証言で人物像が浮かび上がる・・・・
こういうスタイルの小説は嫌いじゃないのだが

またも出ました!有吉佐和子悪女についてスタイル。
深木章子鬼畜の家もそうだったけど
このスタイル、一見簡単なようでかなり難しい手法だと思う。
よほどのキャラクター書き分けの才と、語彙の豊富さ
文体の技量がなけりゃ読むに耐えません・・・

とにかく狂言回し役の若い男の口調がイヤだ

「なんすか」「つーか」「違ーよ」(ちげーよ)
作者の意図なのはわかるけど
全編ずーっとこれで通されるとウンザリしてくる。

「俺、頭悪いし、敬語とか知らねぇし、態度悪いから怒らせるかもしんねぇすけど」
それで相手がムッとすると
「態度は悪いんだよ俺は」と開き直る。
「俺、本気でモノ知らないんすよ」
本気でって何だそれ!?と読んでるこっちが怒りたくなる。

百歩譲って、狂言回しがこれだとしても
他の登場人物のキャラがもっと多彩で深ければおもしろいのだが
表面上はバリエーション豊富なようで
彼らの語る内容がすべて自分の境遇への愚痴なのでおもしろくない。
(それも意図的なのもわかるけど)

そのくせ「揶う(からかう)」「乍ら(ながら」「慥かに(たしかに)」「寧ろ(むしろ)」
など、この作品の中では浮きまくるような難しい漢字表記も鼻につく。

ミステリーとしても特に斬新な驚きもないし(犯人なんか最初にわかるし)
読後感もすっきりしないし
時間返せ~って言いたい一冊だった。

'11 8 ★☆☆☆☆
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by Gloria-x | 2011-08-20 16:30 | ブックレビュー

クレイジー・ハート/Crazy Heart '09(米)

なぜか永ちゃんの「トラベリン・バス」が頭の中でリフレイン♪

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落ち目でアル中のカントリーシンガーが
シングルマザーの記者と出会って恋に落ち、人生をやり直そうとする話。


「アル中」や「ヤク中」による「自暴自棄な生活」
わたしはこの手の話が苦手!
映画の内容以前に生理的にしんどくなってしまうのだ。
しかし、このテーマでいい映画・好きな映画もあるので
一刀両断できないのが苦しいところなんだけど・・・

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基本的には「レスラー」と同類の物語。
あちらは風景や空気感、役者の演技、すべてが湿っぽく陰々滅々で
わたしの苦手度に拍車をかけてNGだった。

一方、こっちはカラッと抜け感のある風景が大きな救いだ
テキサスに住む主人公がサンタフェまで車で行く時の風景がいい。

妹がカリフォルニアに住んでいた頃、サンフランシスコから
アリゾナ、ラスベガス、グランドキャニオンを経由して
L.Aまで車で旅したのが、言わばわたしのアメリカ体験の原点。
それを思い出させてくれて理屈抜きに気持ちよかった。

映画内とはいえ気候風土が
人間に与える影響って大きいと思う


ヘビーなテーマや、たいしたことない話だとしても
こんなロケーションで展開されると点が甘くなってしまうことがある。
この映画、アカデミー賞がらみで期待してたほどではなかったが
空気感に加えて役者陣がウェットじゃないのもよかった。

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ジェフ・ブリッジスを初めて観たのは「サンダーボルト」
当時わたしは12歳くらいだったと思うが、
イーストウッドの子分的な若造役のジェフに一目惚れ!
好きなタイプの原型になったのだが、時の流れを感じますなぁ・・・

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マギー・ギレンホールを見るとセントバーナード犬を思い出す。
ほうれい線濃いしパーツ下がりで老け顔ですよね。
そういえば弟のジェイクはシェパード犬を思い出すのだった(笑)

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風景もいいけど音楽もよかった。
カントリーってけっこう好きなのです。
と言いつつ、わたしの頭の中ではこの歌がずっとリフレイン。

ルイジアナ、テネシー、シカゴ、はるかロスアンジェルスまで
キツい旅だぜ、お前にわかるかい
あのトラベリン・バスに揺られて暮らすのは

トラベリン・バス 作詞:西岡恭蔵 作曲:矢沢永吉

'11 8 WOWOW ★★★☆☆
監督:スコット・クーパー
出演:ジェフ・ブリッジス、マギー・ギレンホール、コリン・ファレル、ロバート・デュバル
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by gloria-x | 2011-08-13 11:59 | 映画レビュー

十三人の刺客 '10(日本)

ツッコミどころ満載だが、娯楽作品としてはけっこう楽しめる

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明石藩主・松平斉韶は生来の残虐な性質で
楽しみのために罪もない民の殺戮を繰り返す暴君。
彼が老中に就任することは国の存亡に関わると判断した
幕府の老中は彼の暗殺を決断。
御目付役・島田新左衛門に密命を下す。
斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は
命がけで大義を果たすことを決意し腕の立つ刺客を集める。


冒頭「これは広島への原爆投下から100年前の物語である」的な
テロップがいきなり出てきて「はぁ?どういう意味?」
監督のメッセージなんだろうけど
映画の内容とまったく関係ないし違和感あるし要らないと思う。

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時代物は苦手なので、小難しい歴史的背景の説明とかが
チンタラ続くとイヤだなぁと懸念したが
初っ端からガツンと強烈にツカミがうまい!
グロすぎて引く感はあるが、あれで
「エンターテイメントなのね」とはっきりしたのはいい。

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女優は全員はっきり言って出演し損!
時代考証の忠実さなのか、単なる監督の趣味なのか?
振り向けばこのメイク(眉なし・お歯黒)
美人かブスかキャラ設定がわからない。
吹石一恵の登場シーンも照明が怪談映画みたいだったし・・・

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豪華キャスト。
予想外の存在感で驚いたのが伊勢谷友介!(演技を初めて見た)
稲垣吾郎も難しい役が無理なくハマっていた。
あれ以上に「狂気」を熱演されると全体のバランスが崩れると思うので・・・

肝心の刺客13人のキャラ描き分けが弱いのと
戦闘シーンが長すぎ&明らかな戦略ミスなのが難


素人のわたしでも「えー?あれだけ綿密に計画したのに本番これ?」って呆れたもの。

役所浩司の顔のデカさは今さら言うまでもないが
山田孝之もデカいよねー。
体はそうでもないのに顔の印象で「デブ?」と思ってしまう。

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そうそうイーグルス「デスペラード」は予告だけだったんですね。
予告を観た時は「名曲に頼りやがって」と苦々しく思ったけど
流れないとちょっとがっかりしたりして・・・・(;^_^A


'11 8 DVD ★★★☆☆
監督:三池崇史
出演:役所浩司、市村正親、平幹二郎、松方弘樹、岸辺一徳
    山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、稲垣吾郎
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by gloria-x | 2011-08-08 13:47 | 映画レビュー

金だけにすれば?

オリンピックもプロ野球も甲子園も
スポーツ中継というものにまったく興味がない。
そして知識もない。

どれだけ無知かというと・・・

今、世間をにぎわせている
なでしこジャパンのことを

そういう名前の女子サッカーチームだと思っていた
(ガンバ大阪みたいな)

あと、ここ数日水泳の話題をよく目にするので
「あれ?今ってオリンピック?」と思ったほど・・・



そんなわたしだけど、夜ニュース番組を観てると
自動的にいろいろ目に入ってくる。
で、ちょっと思ったことがある。

銀メダルを獲った女子選手が言ってた
「銀で喜んでちゃいけないんですけど」

同じく銀メダルを獲った男子選手が言ってた
「悔しいですね」

なにそれ?
せっかく銀メダル獲ってそのネガティブな表情&発言は!!!
可愛げないというか、物喜びしなさすぎというか

それならいっそメダルは金だけにすれば?!
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by gloria-x | 2011-08-02 11:15 | 出来事・世間・雑感