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ハプニング/Happening '08(米)

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それはN.Yセントラルパークから始まった。
突然、人々が異常行動を起こし、自ら命を絶つという現象が続発。
最初の兆候は言語の乱れ、次に方向感覚が狂い、そして命を絶つ。
テロか?政府の秘密実験か?

シャマラン作品だけに一種バクチ感覚で鑑賞したが、今回はまずまず。
「何これー?」的な肩すかしはなく、ハラハラドキドキ感も満足だが
後半~ラストはやや物足りない気も。
ネタバレになるので異常現象の原因については伏せるが、
今の地球、人類への警告としてはバリバリ正攻法という気がする。
わたし的には「サイン」みたいなとっぴょうしもない感覚ではなく、
早晩こういうことが起きても驚かないって感じ・・・。


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マーク・ウォルバーグ、今回は高校の科学教師という役どころ。
非常時の集団でリーダー的な役割を果たすが、ヒーローというわけでもなく
ちょっと優柔不断で妻からは「頼りない」と思われている。

途中、行動を共にすることになった少年たちとの会話が笑えた。
「なんで子供作らないの?」
「妻がちょっと待とうって」
「待つって何を?」
「僕が頼りないから・・・って何を言わすねん!」(関西弁はあくまで雰囲気です)
と情けない一人ノリ突っ込みするマーク。

妻役のズーイー・デシャネル、なんとなく同性の反感買いそうな女。
ダークなロングヘアが重い感じだし、コートドレスみたいな服もTPOに合ってない。
この妻の浮気疑惑が冒頭から一種の緊張感を漂わせていて、途中で夫に
「残業って言ったけど、実は職場の男性とデザートを食べたの」と告白するのだが、
この「デザートを食べた」ってぼかし表現?

いずれにしてもこの妻がおとなしく妻の座に納まるとは思えない。
いっしょにいてもマーク夫が不幸になるだけって気がするので
早く別れたほうがいいと思うな。

'08 7 29 劇場 ★★★★☆
監督:M・ナイト・シャマラン
主演:マーク・ウォルバーグ、ズーイー・デシャネル
    ジョン・レグイザモ、アシュリン・サンチェス
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by gloria-x | 2008-07-30 14:44 | 映画レビュー

わが家の朝の顔

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最近ハマってるのがこれ!
チチヤスのヨーグルト
おいしいのはもちろん、わたしのハートをがっちり掴んだのが

チー坊♪

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顔も可愛いけど

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後ろ姿がまたたまらん♪
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by gloria-x | 2008-07-25 20:57 | 食べる・飲む

土曜日/イアン・マキューアン

c0008209_13284725.jpg原題:Saturday
ロンドンに住む優秀な脳外科医ヘンリーは、ある土曜の朝4時、不思議な多幸感に包まれて目を覚ます。幸福な気分のまま窓辺に立った彼は、炎上しながらヒースロー空港へ向かう飛行機を目撃する。彼の脳裏に9.11の記憶が蘇り・・・

妻は出版社の顧問弁護士、長女はオックスフォード卒で権威ある賞を受けた有望な詩人、
長男はブルース・ミュージシャン。ロンドン市内の立派な邸宅に住み、おまけに妻の父は高名な詩人でフランスのシャトーを所有している。

主人公の属する世界のあまりにものパーフェクトさ!
生まれ変わったらこんなお家のコになりたい・・・というのはさておき、
ある土曜一日の出来事を主人公の視点から描いた長編小説なので、所々でかなり冗長!
特に主人公の思考があちこちに飛び、飛んだ先々の描写が必要以上に詳細かつ観念的なので、途中で何について語っているのか焦点がボヤけ、読みながら何度か気が遠くなった。
もう少しタイト&シンプルにできなかったのだろうか?

途中でくじけそうになったが、あまりにも執拗な描写はサーッと流して読むと、
逆に素晴らしい部分がクローズアップされて心に沁みてきた。


「大きく考えるほど、つまらなく思える」には共感。息子のシーオはこう語る。
「政治や地球温暖化、世界の貧困という大きい話をすると、何もよくならないし未来なんかないというようなほんとに嫌な気分になる。でも、スノボとか最近知り合った女の子とか、小さなことに絞って考えるとすごく楽しい。だから俺のモットーは小さく考えろ」
わたしもたまに個人レベルで地球環境などについて真剣に考えなきゃいけないんだろうなーとは思うものの、そういうことを考えるとほんとに悲観的になり、特に日本の政治に考えが及ぶとお先真っ暗な気分になるのでわざと「なんとかなるよね」と思い込んでいるので・・・

娘デイジーに祖父が施した文学的教育や、デイジーの受賞をめぐる事件はエキサイティングで読み応えがあり、痴呆症の母を施設に訪ねた主人公が若い頃の母を追想する箇所は美しかった。あと、バクスターという男の病気が興味深い。

'08 7 ★★★☆☆
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by gloria-x | 2008-07-23 14:21 | ブックレビュー

メモリー・キーパーの娘/キム・エドワーズ

c0008209_10513479.jpg原題:The Memory Keeper's Daughter

1964年の大雪の夜、医師デヴィッドは妻ノラの分娩を手がけ男女の双子を授かる。
男児は健康な赤ん坊だったが、女児はダウン症だった。デヴィッドは最愛の妻を守りたい一心で「女の子は死産だった」と告げ、看護師キャロラインに女児を施設に連れていくように依頼する。
しかし、施設の非人間的な現状を目にしたキャロラインは女児を連れ帰り、シングルマザーとして育てる決心をする。


裕福で幸せな医師夫妻、彼らの一人息子として育ったポール、
孤独な看護師キャロライン、彼女に育てられたダウン症児のフィービ、
雪の夜のデヴィッドの決断が5人の人生に影響を与え、
25年の歳月と共に意外な形に展開していく。

物語としてはとてもおもしろく、一気に読破させる力がある。
ただ、ノラが死産だと聞かされた女児の存在(不在)について
あまりにも固執しすぎに感じて不可解。
わたし自身、妊娠出産経験がなく、子供を欲しいと思ったこともないから
共感できないのかもしれないけど、

夫から「実は子供は双子で女の子は死産だった」と聞かされただけで、
自分のお腹にいたのが双子だったことも知らず、産んだ実感もなく、
(妊娠中の診断で双子だとわからなかったのが疑問だが、1964年当時はそうだったのか?)
顔も見ていない、いわば実体がないと同じような赤ん坊について
ここまで強烈な感情が沸くものだろうか?

また、デヴィッド自身がその後の人生で繰り返し後悔する決断についても、
わたしがもしノラの立場だったら、感謝こそすれ夫を責めようとは思わない。
しかもデヴィッドは秘密を自分一人で背負い、墓場まで持っていく決心をしており、
ノラはそれをまったく知らないのだから、
単に双子の一方が死産だったことで勝手に精神的に荒れたり鬱になって
夫から気持ちが離れてしまうのは身勝手に感じてしまう。
デヴィッドやポールが可哀想・・・

というわけで、わたしは女性なのにほとんどデヴィッドのみに感情移入して読んだが、
他の女性読者ならどうなのか(特に子供を持つ人なら)興味深いところだ。

息子ポールと実の両親の関係、血が繋がっていないキャロラインとフィービの関係を見ても、
人間の相性の良し悪しは血や遺伝子ではないのだなぁと再確認する。

'08 7 ★★★★☆
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by gloria-x | 2008-07-20 11:38 | ブックレビュー

竹のシーツ

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ほんっとに毎日クソ暑いですよねー。

冬場は身軽に動けるけど、
夏は外出ひとつにも「エイッ!」と気合を入れて
気力を振り絞らないと動けません・・・不自由だわー。

昼間もクソ暑いけど、夜も寝苦しい。

暑がりだけどクーラーをつけて寝るのも苦手。
ていうか、クーラーつけて寝る快適さに慣れてしまうと
なしでは寝られなくなりそうで怖いのです。

夏はほんとにひたすら我慢と忍耐でやり過ごすのみ。
てことで、少しでも涼しく快適に眠るために購入しました。

竹シーツ&いぐさの低反発まくら

期待以上の涼感と気持ちよさです♪
これで熱帯夜もしのげるかも。

ああ、だけど早く秋になってほしいー!
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by gloria-x | 2008-07-17 15:42 | 出来事・世間・雑感

噂のB.Bクリーム

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ユンソナも愛用しているという、巷で話題のハンスキン、B.Bクリーム

噂どおりいいです♪

元はドイツで開発された皮膚を保護するクリームだそうで、
ベースメイクとファンデーションのひとつ二役。

韓国女性はナチュラルメイクに仕上げるために
これひとつでメイク完成にしてるらしいけど、
わたしは上からパウダーで押さえています。

なんと一日中化粧くずれなし!

毎年夏はビオレ「メイクしたままさっぱりシート」が手放せなかったのに、
B.Bクリームを使い出してから、この暑い毎日でも
「あー!早くメイク落として顔洗いたい!」感がなし。

汗や脂が浮かず肌サラッサラ♪

同ブランドのパウダーも使ってみようっと!
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by gloria-x | 2008-07-13 14:00 | おしゃれ・美容・運動

岩盤浴デート

岩盤浴&マッサージで癒されてきた。
昨日行ったのは堺浜にある「祥福」。

露天風呂や普通のサウナの他、
韓国の汗蒸幕(ハンジュンマク)式サウナや
石の材質や薬効別に5種類の岩盤浴がある天然温泉。

いつも行く近所の「スパワールド」は男女別フロアだが、

ここはカップルで行動できるのが◎!

ダーリンとわたしも並んで岩盤浴や汗蒸幕を楽しみ、
足ツボマッサージを受ける。
わたしは先日気になっていたかかとの角質ケア、
ダーリンは耳満足という掃除&耳ツボマッサージを組み合わせた。

その後、ダーリンは全身マッサージ60分、
そしてわたしは大好物の

全裸で受けるアロマオイルマッサージ♪

ああ、至福の時・・・・
車で行くのでスッピン&楽な服装でOKだし、
館内にお食事処もあって便利。
カットサロンまであり、ダーリンはついでに散髪していた。
風呂上りには座敷で冷たい物を飲みながらゴロゴロ・・・

夏の休日、下手に遠出するより
こんな場所で一日リラクゼーションで過ごすほうが有意義かも。
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by gloria-x | 2008-07-10 12:54 | 夫婦の日常・おでかけ

魔性の馬 Brat Farar /ジョセフィン・テイ

c0008209_2194557.jpg高校生の頃読んだミステリーの名作「時の娘」以来のジョセフィン・テイ作品。

「時の娘」はいわゆる安楽椅子探偵物で、
ケガで動けない警部が退屈しのぎに悪名高いリチャード三世の汚名をそそいで歴史的事実を覆すという英国歴史ミステリー。
歴史物は苦手なわたしでも夢中になり、何年経っても鮮烈な印象が薄れない傑作である。
なぜか日本では「時の娘」一作しか翻訳されていなかったのが、最近になって翻訳されたらしい。


半世紀も前の作品とは思えない現代的で、しかも映像的な傑作!
ロンドン近郊の緑豊かな土地、広大な牧場で競走馬を育てる名家という舞台の美しさ、
登場人物たちの魅力的で個性豊かなキャラクター、
死んだ双子の片割れを名乗る男が8年ぶりに現れるというミステリー要素など、
まるで映画を観ているような感覚でエキサイティングに楽しめる。

翻訳の文体、特にセリフや心情描写が現代的で、
主人公の葛藤などはパトリシア・ハイスミス原作の「リプリー」を彷彿とさせ、
また、彼を取り巻く登場人物たちの織り成す世界は、まるで最近再読した
萩尾望都作品「ポーの一族」や「トーマの心臓」を読んでいるような不思議な感覚もあった。

ロンドンの孤児院で育ち、アメリカに渡って様々な職業を転々とした後、
イギリスに帰ってきたブラット・ファラーという若者が街で見知らぬ男に声を掛けられる。
ロディングというその男はブラットを「サイモン!」と呼び、人違いと気づいた後、驚嘆した様子でブラットの顔を見つめ、強引に食事に誘ってある計画を持ちかける。
ロディングが間違えたサイモン・アシュビーには双子の兄・パトリックがいたが、彼は13歳の時に行方不明になったまま自殺したとされていた。
ロディングはブラットに、パトリックになりすましてアシュビー家の当主となれとそそのかす。
そして、パトリックとアシュビー家に関するすべての知識を短期間でブラットに教え込む。

主人公のブラット、双子の生き残りである邪悪だが魅力的なサイモン、
両親亡き後、子供たちを育てて財産を守ってきた陽気な叔母ビー、
三人の妹たち、美しく知的なエレノア、男勝りなジェーンとおませなルースという
対照的な双子、小悪党ロディング、寡黙な牧師と美人の妻などなど
個性豊かなキャラクター造形が秀逸!

'08 7 ★★★★★
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by gloria-x | 2008-07-06 22:50 | ブックレビュー

フリーダム・ライターズ/FREEDOM WRITERS '07(米)

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一人の教師と、生徒たちが綴った日記帳(後に出版される)から生まれた感動の実話。

ロス暴動直後の1994年、低所得者層が多い地区にあるロングビーチのウィルソン高校は
黒人、ヒスパニック系、カンボジア難民など人種間の対立が激しく、
ドラッグや貧困による犯罪で荒れ果てていた。
生徒たちのほとんどはギャングの抗争で肉親や友人を殺されたり、
自身も銃で狙われた経験を持ち、将来の希望もない。
そこへ情熱に燃える新米教師エリン・グルーウェルがやってくる。
エリンはまともな本など読んだこともない生徒たちにノートを渡し、
「書くこと」で人生を変えさせようとする。

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タイタンズを忘れないもそうだけど、
アメリカのこの種の感動実話ってけっこう好きだ。
こういう映画を観ていると、主人公の教師が私生活を犠牲にしてまで
生徒たちにすべてを捧げる姿に心底驚く。

エリンも生徒たちに読ませたい本を自費購入するために、
なんと!夜はデパートの下着売場でバイトし、それでも足りずに
週末はマリオットホテルでコンシェルジェの仕事に就く。
「仕事を続けるためにアルバイトで金を稼ぐのか?」と呆れる夫。
もちろん家庭は二の次で夫はほったらかし、
たまに顔を合わせてもエリンが話すのは学校と生徒たちのことばかり。
ついに夫は言う。「僕と生徒たちとどっちが大事なんだ?」

本末転倒というか、そりゃ結婚も破綻するよね・・・
でも、これが男女逆なら(特に日本なら)ざらにあるケースだろう。
「仕事とわたしとどっちが大事?」は禁句中の禁句のはずだし・・・

ナチスによるホロコーストを知ることで生徒たちの人種間憎悪の意識が変化する。
また、エリンは読み書きを教えるだけでなく、外にはもっと素晴らしい世界があり、
自分次第でそこへ行けるのだと生徒たちの目を開かせる。
「社会見学」という名目で一流ホテルのレストランで食事しながら
アウシュビッツ収容所の生還者の体験談を聴いたり、
「アンネの日記」のフランク一家をかくまった女性をヨーロッパから招くシーンが感動的。

感動したし後味も爽やかで素晴らしい!だけど・・・
「身内の中で初めて大学に進学した生徒も多かった」という後日談を読んで
現実派のわたしはついこんなことを考えてしまうの
幸運にもあんな素晴らしいクラスで学んだけど、
結局は貧しい家庭環境や社会から脱出できず
「あー俺の人生のピークは高校時代だったなぁ」とほろ苦い思いの
生徒も少なくないんだろうなぁって。(わたしってペシミストかしら?)


'08 6 DVD ★★★★★
監督:リチャード・ラグラベネーズ
出演:ヒラリー・スワンク、スコット・グレン
   パトリック・デンプシー、イメルダ・スタウントン
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by gloria-x | 2008-07-02 20:09 | 映画レビュー