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バレンタイン/柴田元幸

初の小説集ということだが、エッセイと小説の中間という印象。
「バレンタイン」で始まり「ホワイトデー」で終わる構成は
一見ベタなように思えるが、作品の内容と空気は
まったく甘くてベタなものではないのが気が利いている。

「午前三時の形而下学」の中で著者はこんなことを書いている。
~午前三時プラスマイナス15分頃にふと目覚めると、
様々な心配事や不安がとめどなくふくらんで、再び安らかな眠りには戻れない~


わたしは3年ほど前の一時期、不眠症になったことがあるが、
午前三時前後に目覚めてしまうとまさにこの状態だった。
山積した問題がどっと押し寄せ、過剰なほど肥大し、
思考がどんどん悲観的な方へ突き進んでへとへとになったものだ。

著者によると
スコット・フィッツジェラルドに「魂の闇夜にあっては、つねに午前三時である」
という有名な言葉があって、午前三時の目覚めは文学的なのだそうだ。

でも、あの魂の闇夜から解放された今、文学的なんかじゃなくていいとつくづく思う。

著者の中には一貫して「現実の人生をふっと逸脱して
まったく別次元で営まれているもうひとつの自分の人生を生きてみたい」
という願望があるようだ。しかし、どう見ても実人生の方が幸せなのは
一種の自虐的な幻想なのだろうか。それとも実人生への満足度の確認なのか。

「ケンブリッジ・サーカス」「ホワイトデー」がよかった。

'06 10 ★★★☆☆
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by Gloria-x | 2006-10-30 21:49 | ブックレビュー

眠れる森の美女にはなれません 

ディナークルーズの船上、
ソムリエの態度が信じられないくらい悪いので、キレて
「キャンセルするから手続きしてください」と言った。

すると、クルージングの企画・運営をやっている会社が
実はヤクザだったらしく、あっという間に
コワモテのお兄さんが周りを囲み、ダーリンを拉致。

わたしはダーリンを救出するために
豪華客船中を走り回って彼を探す。
まるで「ダイハード」のブルース・ウィリスみたいな感じ。
途中、何度もチンピラに邪魔されるが戦って倒す。

最後に「社長室」と書かれたドアを開けると
なんと!ダーリンがダーツの的にされているではないか!

ヤクザの組長がソファにふんぞりかえり、
子分たちがダーツの矢を投げて
ダーリンに命中させるのを見物しているのだ。

なんとしてもダーリンを無事にここから助け出さなければ!
しかし相手はヤクザでここは船の上・・・
わたしは腹をくくって組長と直談判すべく一歩を踏み出す。

****************************

結婚前からこの手の夢を何度も見るのです。

舞台や設定は違えども、
いつもダーリンが悪者に拉致され、
わたしは彼を救出するべく悪者と戦うというアクション物。

わたし自身が悪者に拉致され、
ダーリンでも誰でもいいけど、
とにかく王子様が助けにきてくれるのを待つ
という夢は一度たりとも見たことがありません。

わたしって絶対「眠れる森の美女」にはなれない宿命なんでしょうねぇ・・・(-.-;)
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by Gloria-x | 2006-10-27 20:54 | 夫婦の日常・おでかけ

かもめ食堂/ruokala lokki '05(日)

c0008209_20372827.jpg小林聡美っていいなぁ。
この「いいなぁ」はわたしお得意の
「もしわたしが男だったらそそられる」
というオヤジ目線の「いいなぁ」ではない。

女特有の陰湿さや妙な自己陶酔みたいなものがなく、
いつもまっすぐで潔くて風通しよさそう。
もし遠い外国でちょっと心細い思いをしているとき、
彼女みたいな日本人と知り合ったら、信頼できるし
家に泊めてもらうことになっても
変な気疲れなんかしないような気がする。

フィンランドで日本食の食堂をオープンした日本女性。
しかし、開店から一ケ月たっても客は一人も来ず、
やっと来た日本かぶれのフィンランド青年は
当然のように毎日タダでコーヒーを飲むだけ・・・

現実派のわたしには正直ツッコミどころ満載のおとぎ話なのに、
小林聡美の「老若男女誰にも好かれそうだけど、単なる優等生ではない」
という独特の存在感で許せてしまった。
片桐はいり、もたいまさこ、この強烈な個性派女優2人も
力まずさらりと役をこなしていて好印象。
小林聡美がアクの強い2人の中和剤の役割も果たしていて3人のバランスがいい。

そして、なによりかもめ食堂の空間が抜群にいい!
通りから見た外観、店の中から通りを見たアングル、
店内のテーブルから見たキッチン、すべてパーフェクトに居心地よさそうで、
もし近所にこんな店があったら常連になりそう。

この映画の最大の魅力は「かもめ食堂」そのものだと思う。

'06 10 DVD ★★★★☆
監督:荻上直子
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ
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by Gloria-x | 2006-10-24 20:45 | 映画レビュー

男の嘘はお見通しだけど・・・ 

今日、ダーリンは和歌山の海に潜りに行ってます。

先日書いたように急にダイビングに興味を示し始めた彼の言動に
なにやらキナ臭いものを嗅いでいたわたし。
でも、まあそのうち尻尾を掴めるさ、と泳がせていたのです。

今月初めの日曜、
「会社の若いコたちと海に行く」と朝早くから出かけたダーリン。
この夏は何度か一泊とか日帰りで海に行ってたのですが、
この日は女の勘というか、ピンとくるものがありました。

帰宅するといつも、遠足から帰ってきた子供みたいに
いろんな話をするダーリンなのに、その日は大人しい。
「楽しかった?今回はどんなとこに泊まったの?」と聞くと
妙に目が泳いでるし、あやふやな答え。

ダーリンは嘘をつくとき、まるでハチドリの羽ばたきのように
まつげをパチパチさせて瞬きするのでバレバレ
なのです。
しかも、嘘を考えながら喋るので口調がスローになるというわかりやすさ(爆)
はは~ん、と確信したのですが、その場は気づいてないふりをしてあげました。

すると数日後、ポストに一枚のハガキが。
ダイビングショップからツアー参加への礼状で、全員の記念撮影、
バーベキューの風景や潜っている水中写真もあって楽しそう。

その夜、夕食のテーブルでさりげなくハガキを渡した時のダーリンの顔!
まさに心臓が口から飛び出しそうとはこのこと。
夫に浮気の証拠をつきつける妻ってこんな感じなんでしょうね。
突然すぎて弁解もできず、わたしにどんなに責められるかと
目を白黒させているのを見ていると、
おもしろい反面、なんだかいじらしくなってきて・・・

ハガキを見た瞬間は
「やっぱり!わたしを騙してやがったな!」と頭に血が上ったものの、
思えばダーリンはわたしが朝帰りしても、
勝手に海外や国内旅行に行っても、どんな買い物をしても、
絶対に反対したり否定的なことを言わない人。

長年そういう人と暮らしていると、さすがのわたしも丸くなったようで
許す気持ちになったのです。
もちろん、機材は買わない、今後嘘はつかないことは約束させましたけど。

「せっかく楽しい経験したのに、話すこともできなくて可哀相に・・・」と
いつになく聖母マリマみたいなわたしを
「やっぱりグロリアにはすべてお見通しやな、
俺はグロリアの掌の上で転がされてる孫悟空や」と持ち上げるダーリン。

しかし、実は犬がお腹を見せて服従のポーズを取るように
自ら全面降伏するダーリンの方がよっぽどウワテ
なのです。
今回のことも、わざとバレバレな嘘をつき、
わたしにお見通しと思わせていい気分にさせるという筋書きだったのでは?

わたしがそう言うと、
「まさか!俺にそこまで頭が回るわけないやん。
それに、そこまで読んでるグロリアの方がすべてを掌握してるって。
俺なんかまだまだ足元にも及ばへん・・・」

ジャッキー・チェンの昔の映画で、
仙人級の武道の達人がわざと弱いフリをして
飲んだくれの老人などに扮して足元を見させる、というのがあるけど
わたしにとってダーリンはその仙人。

「仙人はグロリアで俺はただの門下生や」
「またまた謙遜して」

その後は他人が聞いたら失笑の会話を続けるバカップルなわたしたち。
ある意味、これもキツネとタヌキの化かしあいなのでしょうかねぇ?
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by Gloria-x | 2006-10-22 17:13 | 夫婦の日常・おでかけ

ドラママチ/角田光代

子供、別れ、やる気、ドラマetc・・・
中央線沿線の街を舞台に、それぞれ「何か」を待っている
女たちを主人公にした8つの短編集。

エッセイで読んだが、著者は「結婚」に対して否定的・懐疑的な人らしい。
なるほど、と腑に落ちた。
この人の小説に出てくる夫婦や結婚生活は
どれもどこか息苦しくて、よそよそしくて、
敵同士が自分の本音を押し殺し、
お互いの様子を伺いながら生活しているような
居心地の悪い空気が流れている。

「結婚ってそんなに悪いもんじゃないよ。楽しくて、居心地よくて
相手のことを愛しく思う気持ちがどんどん増えてくる結婚もあるよ」

と教えてあげたくなるけれど、
人間って経験してないことは実感が伴わないし、
元々懐疑的なことに対してポジティブに書くのは至難の技だろう。

自分に置き換えて考えれば、元々子供がキライで、
子供を産み育てる生活というものに否定的・懐疑的なわたしが、
楽しくてハッピーな「子供のいる生活」を思い浮かべるのが
難しいのと同じなのだと思えば納得がいく。

しあわせの価値観はほんとに人ぞれぞれだ。

'06 10 ★★★★☆
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by Gloria-x | 2006-10-20 21:19 | ブックレビュー

カポーティ/CAPOTE '05(米)

c0008209_22495491.jpg「冷血」は高校生の時に読んだが、
正直まったく記憶にない。
恥ずかしながら、映画を観るまで
サッコ・ヴァンゼッティ事件と
混同していたことが判明(汗)

とにかくフィリップ・シーモア・ホフマン見たさだったのでその点では大満足。
彼は「デブだけど許せる男」の中の一人。
デブなのに清潔感あるし、おしゃれだしね。

この役は役者冥利につきるってやつだろうなぁと観ているだけで伝わってくる。
高い声と舌足らずな喋り方はもちろん、
立っている時の手の位置と手首の角度、

しゃなりしゃなりという形容がぴったりの挙動、
そしてなんといっても、ほとんど無意識の癖の域に見える鼻の動かし方!
カポーティのファッションもさりげなくおしゃれでいかにもゲイっぽい。

クリフトン・コリンズJr.は色気と危険な緊張感のバランスが魅力的だった。
キャサリン・キーナー、クリス・クーパーなど脇役もいぶし銀な感じですごくいい。

いちばんショッキングだったシーンは保安官宅のキッチン!
個人的には、カポーティが自宅でもホテルでも
ドア脇の落ち着かない場所に、しかも逆光の位置にデスクを置いて
執筆していたのが妙に気になった。

田舎の荒涼とした風景の冴え冴えと静かで、
ピンと張り詰めたように冷たい空気感がよかった。

'06 10 11 劇場 ★★★★☆
監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー
   クリフトン・コリンズJr.、クリス・クーパー
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by Gloria-x | 2006-10-18 23:07 | 映画レビュー

男友達は心の美容液 

昨日は男友達Mクンと久々のデート。
Mクン(既婚者)は生まれてから30数年
ず~っとモテ人生を送ってきたジャニーズ系男前。
しかも多趣味で家事も子育てもエキスパート。
イタリアン、中華料理、和菓子作りを学び、
お手製の生菓子を愛車BMWで届けてくれたこともある。

知り合ってかれこれ10年弱で、
何年かは一緒に知り合った男女数名で集まっていたが、
それぞれ転勤、結婚、子供の誕生など人生の転機が続き、
気がつけば2人で会うことが多くなっていた。

知り合った頃はどこから見ても「ジャニーズ系」のMクンだったが
30代に入ってイメチェン。よけいなものが削げ落ちた感じで、
垢抜けて男っぷりがさらに増したのだ。

聞けばものすごく努力したのだという。
このままいけばすぐ「元ジャニーズ系」になって
なまじルックスがいいだけに、かえってi痛々しいタイプになると
自分の将来を冷徹に見抜いたのだとか。
そこでジムに通って身体を鍛え、
これからどんな男になりたいか真剣に考えたらしい。
はあ~、やっぱり男前にはそれなりの苦労があるのね。

だけど、そこで自分を客観的に分析し、
なおかつ行動を起こすところがエライとわたしは思う。

正直、恋人や夫には遠慮したいタイプだが
(わたしは基本的に自分の魅力に無自覚な宝の持ち腐れ男子が好きだから)
なぜか気が合うというか相性がいいのだ。
それは彼が「モテ男のくせにおばちゃん的シニカル視線を持っている」から。

昨夜はわたしが今いちばんお気に入りのビストロへ。
アルマーニエクスチェンジのカットソーを着た
Mクンの左耳には小粒ダイヤのピアス。
堅い仕事なのに突然ピアスを開けたというので
どういう心境の変化かと気になっていたのだが
嫌味なくサマになっているところはさすがだ。

「おふくろの婚約指輪をリフォームした」のだとか。
それを聞いてニヤリとするわたし。
「キレイなストーリーにまとまってるわけやね」と言うと彼もニヤリ。
「30代で今さらピアス開けて、チャラい奴と思いきや、
実はおふくろの・・・って言うと印象が違うでしょ」
わたしは彼のこういう「ひねり」が好きなのだ。

私は美人のレビューにも書いたけど、
生まれながらの美男美女でモテ人生を突き進んできた人の
心理にわたしはものすごく興味がある。
Mクンはそんなわたしの貪欲な好奇心をも満たしてくれる。

彼は自分のルックスがいいことは子供の頃からしっかり自覚していて、
それで(特に同性の)反感を買わないようにものすごく心を砕いてきたという。
自分の魅力に無自覚なフリをしても嫌味だし、
それを逆手に笑いを取るキャラクターにもなれない。
しかも、関西出身ではなく東京の大学を出ているから言葉は標準語。
大阪在住者としてはかなりのハンディを背負いながら
本人曰く「けっこう苦労してきた」という。
(モテないクンが聞いたら怒り心頭だろうけど)

結婚生活、恋愛、家族のこと、ファッション、
エクササイズ、アンチエイジング!etc・・・
同性の友達と同じかある意味それ以上なんでも話せる存在で、
色恋の要素がないのがものすごく楽。
なんていうか「ゲイの友達」がいるようなありがたみを感じる存在。


昨夜も話がつきず、気がつけば深夜12時。
2人でしみじみと「異性の友達っていいよねぇ」
「一時の迷いで妙なことにならなくてよかったねぇ」と言い合う。
そして「これからも末永くよろしくおねがいします」と友情を誓い合った。

*******************************

実際のわたしをご存知の方々からは袋叩きに合うこと必至だが、
昨夜、食事中にMクンが突然こう言った。

「あ、グロリアって水野真紀に似てるね」

はい、みなさんどうぞ蹴り倒してください・・・(-.-;)

言われた当の本人が蹴り倒したいくらいですから。

しかし、そこでわたしの脳裏にある記憶が蘇る。
他人からも家族からも「双子みたい」「瓜二つ」と言われる
5歳下のわたしの妹が、やはり男友達と食事中、
突然「水野真紀に似てるなぁ」と言われたらしいのだ。
てことは?

Mクンはさらに
「ボクとグロリアの仲で、今さらクドこうとか下心でお世辞言うわけないしさ、
ほんとに似てるよ。ちょっとこのあたりに目線やってみて」

彼が指差すのは左斜め45度くらいの下目線。
その角度に視線をやって笑った顔が似ているという。
はっきり言って、錯覚による奇跡の一瞬ですな。

今までいろんな芸能人に似てると言われたけど、
仰天を通り越して爆笑したのは初めて。

しかし、Mクンはさらに続ける。
「まあ、似てる似てないは別として、女性として系列は同じでしょ」

ええ~っ!?違う、違う!水野真紀と系列が同じなんて恐れ多すぎ!

でもまあ、そんな風に思ってくれてるなんてありがたいことよ。
ますます彼との友情を大切にしなくっちゃと
決意を新たにしたわたしであった。

男友達ってほんとに心の美容液だわ・・・・
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by Gloria-x | 2006-10-15 20:39 | 出来事・世間・雑感

レアチーズケーキ

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ミナミでいちばん老舗の高級クラブでダーリンがお土産にもらってきたもの。
ダーリンはその店の大ママに
「ものすごくいい顔の相。絶対大物になる」と褒められ、
占いめいたアドバイスをしてもらったとかでご機嫌だった。

この道何十年で星の数ほど男性を見てきた大ママに
太鼓判押されるってのは、お世辞半分でも悪くないかも。
さあ、早く大物になってくださいませ~(笑)

高級クラブがお土産にするだけあって
甘さひかえめでしっとりしておいしかった♪
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by Gloria-x | 2006-10-13 21:53 | 食べる・飲む

突然ネイルサロンへ 

昨日、「カポーティ」を観ている途中、
突然「爪のお手入れしてもらいたい!」と強烈に思った。
この頃、夏の疲れがカラダのあちこちに出ているが、
特に指先&爪は悲惨な状態になっていたのだ。

映画館を出ると一目散に阪急百貨店をめざしネイルサロンへ。
予約なしの飛び込みでラッキーにもすぐやってもらえた。
話は脱線するが、わたしはいわゆる「招き猫」で
閑古鳥が鳴いてる店でもわたしが入ってしばらくすると満員状態になる。
昨日もそうで、わたしが座ってからすぐ満席になり、
30分待ち、1時間待ちの人さえ・・・

爪の形を整え、甘皮を処理し、表面を磨き、最後にマニキュア。
プロの手にかかるとあんなに乾燥して汚かった爪が
みるみるうちにピカピカに!
特に自分では難しい甘皮処理の緻密な作業に感動した。


実は財布の下見をしたかったのでコーチとプラダをのぞいたが、
「よろしかったらお出ししますのでおっしゃってくださいね」と言われても
爪が汚いとなんだか生活感丸出しのようで気が引けていたのが
ネイルサロンを出た後は堂々と手に取れるから不思議。

思えばずいぶん長くネイルサロンに来てなかった・・・
やっぱり定期的にちゃんとお手入れしなきゃな~と痛感。
そういえば夏の初め、まつげパーマに行った時も
同じこと思ったけど、あれっきりですけどね・・・(^_^;

*****************************

ところで、関西の人にしかわからないけど
昨日の映画館は「梅田ガーデンシネマ」
ウェスティンホテル隣の、空中庭園のあるビルだ。

観たい映画があそこだとわたしはすぐにあきらめてDVD化を待つ。
だって遠いんだもん!
特にミナミ派のわたしにとっては世界の果てに感じられる

なんであんな不便な場所にビル建てたんだろ?近くに駅作れなかったのか?
毎回同じことをボヤきながら、あの殺伐とした地下道を歩く。
また工事をやっていて変な迂回路みたいなのを通らされ、
辿りついた時にはヘトヘトって感じだ。
毎日通勤してる人ってストレスたまるだろうな~

ビル自体は敷地内にハーブガーデンや小川があるし
キレイで快適なんだけど、スタバのひとつも入ってないのが不思議。
自販機もコンビニもないし。

先週「マッチポイント」を観にいったときは
砂漠で水を求める人のような心境で敷地内をさまよいましたよ。

それにしても毎日暑いですねぇ・・・
太陽はまだ痛いほどジリジリ照り付けるし、
ちょっと歩くだけでじっとり汗ばむし。
おまけに、地下鉄や駅の冷房を弱めているから夏より暑い!
おかげでいつまでたってもブーツをはけず、
わたしは未だに素足にミュールですぜ。
(さすがにオープントゥじゃないけどね)
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by Gloria-x | 2006-10-12 12:03 | おしゃれ・美容・運動

私は美人/酒井順子

生まれ変わったら「美人」として生まれたい。
万人が(好みはさておき)「美人」と認める「美人」にである。

小学校の頃、クラスに突出した「美人」がいた。
背が高く、色が白くて髪や目の色素が少し薄いタイプ。
目はぱっちり大きくてまつげが長く、高い鼻が大人っぽかった。
あまりにも「美人」なので、男子たちや教師も一目置いていたっけ。
彼女は今、どんな大人になっているのだろう?

中途半端に可愛いコというのは、中高生の頃に光っていたとしても
大人になると案外ダサくて平凡なおばさんになっていたりするが、
抜きん出て「美人」だった彼女のような女性がどうなっているのか見てみたい。
それより、彼女がどんな半生を送ったのかものすごく興味がある。
そして、来世ではぜひそれを実体験してみたいのである。

著者も同様のことを書いているけれど、
「美人は意外に不幸」とか「美人は性格が悪い」なんて
現代においてはあまり説得力がないと思う。
誰もが認める美人ってけっこうサバサバして性格のいい人が多いのは
子供の頃から「可愛い、キレイ」と褒められ、コンプレックスとは無縁に
のびのびと育ってきた故に培われた余裕だろうか。
とにかく「美人」は日常生活のあらゆるシーンで得だと思う。

ヤンキー美人、ミスコン美人、お商売美人、田舎じゃ美人、元美人etc・・・
様々なジャンルで「美人」を分析・考察する著者の視点は
あいかわらず鋭く一筋縄ではいかず、共感しきり。

'06 10 ★★★★☆
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by Gloria-x | 2006-10-09 22:20 | ブックレビュー