スリング・ブレイド/ Sling Blade '96(米)

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c0008209_1224610.jpg何回観ても泣けてしまう映画のひとつ。
ビリー・ボブ・ソーントンを初めて観たのが
この作品だったので、その後、他の映画で
観たときはルックスの落差に驚いた。

デ・ニーロは肉体改造してまでの役作りで有名だけど「努力」を感じる。
ビリー・ボブの場合は、骨格から顔の造りまで形状記憶合金のように
するっと無理なく変化させてる感じ。

知的障害者で殺人犯のカールと、貧しい母子家庭の少年フランクの心の交流。
フランクの母親は偏見がなく息子を愛するいい人間なのに、
とんでもない暴力男との関係を断ち切ることができない。
カールはフランクの不幸に自分の過去を重ね合わせ、
フランクの人生を救うためにある決断をする。

フランクの母親みたいに、いけないとわかりつつダメ男の呪縛から逃れられず
自分も周囲も不幸にしていく女って不思議。
酒癖悪い、暴力ふるう、金はくれず家に転がり込んで亭主面する・・・
「たまにやさしくしてくれるの」って言うけど、見るからにセックスも下手そうだし・・・
どういう精神構造があんな男を受け入れるんだろう?マゾヒストか?

全編抑えた演出で、暴力の気配と暗示だけで通したのが効果的だった。
フランク役のルーカス・ブラック(少年時代のリバー・フェニックスを彷彿とさせる)
がすごくいい。あんな息子欲しいな~
J.T.ウォルシュが作品の絶妙なスパイス役になっている。

'05 2 WOWOW ★★★★★
監督:ビリー・ボブ・ソーントン
出演:ビリー・ボブ・ソーントン、J.T.ウォルシュ、ルーカス・ブラック
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by Gloria-x | 2005-02-27 13:03 | 映画レビュー