ママの遺したラヴソング/A LOVESONG FOR BOBBY LONG '04(米)

c0008209_17555832.jpgあー退屈だった!
あまりのつまらなさに、
逆にムラムラとレビュー書きたくなるほどの駄作。
まず、この気恥ずかしい邦題どうにかしてー。

原作小説に惚れ込んだ女性監督が4年もかけて
スカーレット・ヨハンソンと共に実現した企画とか。

なるほど、だから臆面もなく思い入れたっぷりでトゥーマッチなのか。

ほとんど一緒に暮らしていなかった母親の訃報を受け取った少女が
故郷のニューオリンズへ行くと、母の遺した家には見知らぬ男が2人。
元文学教授と彼を慕う作家志望の青年。
2人は共にアル中で、退廃的な生活を送っている。
キレイで色っぽいが、心を閉ざしふて腐れた態度の少女は
不本意ながら男2人と奇妙な共同生活を始め、
3人はいがみあいながら少しずつ心を通わせていく。
しかし、2人の男と亡くなった母の間には大きな秘密が・・・

このベタでクサい設定!
まるで'70年代の少女漫画!


映画が始まって1分経たずで退屈して、観るのをやめようと思ったが
少女の母親と男たちの間の秘密に関して、
思わせぶりで意味ありげなセリフが延々続く。
あまりにも引っ張るもんだから、どんなご大層な秘密なのかと
つい気になって最後まで観たが(ダルいので1.3倍速モードで)

はあ~?それが秘密?
それって観客全員が
最初から知ってたことでしょー。


元教授が自暴自棄に体を痛めつける様は芝居がかってるし、
若い頃のミッキー・ロークそっくりの作家志望男の
やるせない目つきはワンパターン演技だし、
少女の反抗的な態度は男たちに媚び媚びだし、
3人を微笑ましく見守る、田舎町の酒場にたむろする人々といい、
まさにコテコテの人情長屋モノ。

元教授がいちいちアメリカ文学を引用するのもしゃら臭いし、
作家志望の男が「なかなか書けない理由」もわざとらしい。
南部の田舎で負け犬たちが傷を舐めあうみたいに
仲良しごっこしてるだけのダルい話。

ああ、あれを思い出すなーメゾン・ド・ヒミコ花よりもなほ
観てるほうが恥ずかしくなるようなセリフやシーンの数々・・・
そう、欧米的情緒というより日本的なウェット感なのだ。

でも、こういうのが好きな人には「心温まる良作」かも。
映像はキレイだし、南部のけだるいムードもよく出ている。
(それがまたウザいけど)

ああ、思いっきり書いてスッキリしたー。

'08 4 27 WOWOW ★☆☆☆☆
監督:シェイニー・ゲイベル
出演:スカーレット・ヨハンソン、ジョン・トラボルタ、
   ガブリエル・マック、デボラ・カーラ・アンガー
[PR]

by gloria-x | 2008-04-29 18:34 | 映画レビュー