近代建築散歩 京都・大阪・神戸編/   宮本和義

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幼稚園児の頃から古い建物(洋風建築)が大好きだった。
銀行、役所、学校などの階段や柱や天井、
古い商店のショーウィンドウや窓、
橋や水門、倉庫なども好きで、
天然石、タイル、レンガ、鉄などの
材質や細工、形状に無性に心惹かれた。

何時間眺めていても飽きず、その空間にいると
妙に落ち着くと同時に感性が刺激されるような気分になった。

20代の頃、初めて中ノ島公会堂に行った時は興奮した。
当時は自由に内部をうろうろできたので
同好の友人と2人で狂喜しながら隅々までうろつき、
古い劇場のような大集会室の二階席に長時間入り浸った。
残念なのは、当時はカメラを持っていなかったこと。
思う存分撮影し放題の状況だったのに・・・・

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※'07年12月のライトアップ週間に撮影

京阪神の近代建築をエリア別に紹介したこの本を手に取って、
今まで「わたしは古い建物が好きなんだなぁ」と
漠然と知覚していた自分の嗜好が突然クリアになって言語化された。

そうか!わたしは
「近代建築の鑑賞」が趣味だったのだ。


もっと早く自覚していれば建築家をめざしたのに・・・

「大阪農林会館」「府立中ノ島図書館」「ダイビル」
「生駒時計店」「綿業会館」などなど、
有名な建物か否か、なんという建築様式なのか、
そんなことはまったく知らないまま
ただわけもなく好きだった建物が多く掲載されていて嬉しい。

東京・横浜編も出版されているそうです。

'08 2 ★★★★★
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by gloria-x | 2008-02-18 21:02 | ブックレビュー