その名にちなんで/ The Namesake '06(米・印)

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ここ数年読んだ小説の中で最も感動した(★5つ)
ジュンパ・ラヒリ著「その名にちなんで」の映画化。

インドで見合い結婚をしてアメリカに移住した夫婦の
約30年にわたる人生の軌跡を描いたドラマ。
新しい土地で少しずつお互いを知り、夫婦愛を深めていく二人、
アメリカで生まれ育った子供たちとの世代間&カルチャーギャップ、
親に対しておそらく誰もが抱いたことがあるであろう、
大切にしたいという思いと、距離を置きたいというアンビバレンスな感情など
人種や国籍を超えて共感できる内容で
原作同様、見事な感動作に仕上がっている。
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アシマ役のタブー(右端)の美しさ&妖艶さ!
息子ゴーゴリーの妻となるモウシュミ役のズレイカ・ロビンソン
(アル・パチーノ主演「ヴェニスの商人」で娘役が印象的だった)
もそうだけど、インド系女性の肉感的なボディには思わず息を呑む。
特にウエストからヒップにかけてのライン、単に細いだけのモデル体型じゃなく、
もちろん贅肉ではなく、なんとも美味しそうな肉付きなのだ・・・
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いやーそれにしてもインド世界の儀式のエキゾチズムの濃さよ・・・
アメリカ映画における移民系物語はどれもそうだけど
インドで行われた結婚式や散骨式は当然として、
アメリカに移住してからの冠婚葬祭のシーンも必見だ。
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原作のブックレビューにも書いたけど、
やっぱりわたしが憧れるのはゴーゴリーの恋人で
N.Yのインテリ家庭に育ったマキシーンのバックグラウンドである。
知的でリベラルな両親の元、のびのびと何不自由なく育ち、
経済的にも職業選択にもまったく不安のない人生は羨ましすぎ!

これもブックレビューに書いたことだけど、
なんやかんや言っても父アシュケは大学教授、
ずっと主婦だった母アシマも後年図書館で働き、
ゴーゴリーはイェール大、妹ソニアはスタンフォード大(確か)、
モウシュミはソルボンヌ大という超エリート一族なのだから
単なるインド系アメリカ人一家の物語とはスケールが違う。

そうそう、わたしが密かにお気に入りの名脇役が
「メリンダ&メリンダ」参照)
またまた味のある役柄で登場して作品に深みを与えていた。
この人、日本でいえば誰だろう?

'08 1 2 劇場 ★★★★★
監督:ミーラー・ナーイル
出演:カル・ペン 、 タブー 、 イルファン・カーン
ジャシンダ・バレット
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by Gloria-x | 2008-01-04 16:43 | 映画レビュー