燃えよドラゴン ディレクターズカット版/Enter The Dragon '73(香港)

c0008209_20263917.jpg
初めてお小遣いで劇場に観にいった映画がこれ。
当時は入替制じゃなかったので3回くらい連続で観た。
ブルース・リーは既に亡くなっていたが、彼に夢中になり、部屋にポスターを貼り、映画のサントラ盤レコードも買った。
男だったら格闘系の習い事を始めてたかも・・・

後年、香港に魅せられて何度も通いつめたり
「北斗の拳」や格闘系アクション映画が好きになった
原点はここにあったと思う。

ブルース・リーの存在感、アクションはいうまでもなく
ラロ・シフリンの主題曲が絶品で何度見直しても素晴らしい!
「フライ・ダディ・フライ」の朴舜臣に激しく共感である。

とはいえ、何年ぶりかに観直すと
当時は気づかなかったアレコレが気になるというか新鮮というか・・・

ハンの要塞で催される武術大会、その前夜に盛大な宴会がある。
なぜか相撲の土俵があって力士がエンドレスで戦い続け、
その周囲を中国雑技団みたいな軽業師が跳ねまわり、
鳥籠や水槽で生きた食材が披露され、
客人の席には中国美女がはべる・・・・
この悪趣味な無国籍感って後世のタランティーノなどに
多大なる影響を与えたんだろうなぁ。

そして夜、客人の部屋にスペシャルなおもてなしがある。
絵に描いたように高慢そうな金髪女(元・千昌夫夫人ジョーン・シェパード似)が
若い娘たちを従えて訪れ、好きなコを選べというのだ。
美女よりどりみどりというイメージだったが、
今回よく見ると、
まるで北朝鮮かオウムの女性たちみたいなダサいブスばかり・・・

陽気な黒人ウィリアムスは嬉々として5~6人の女を選び、
ドン・ファン風のジョン・サクソンはお約束通り金髪女を指名。
そして我らがブルース・リーは潜入していたスパイの
中国美女を部屋に呼ぶも、なんと業務引継ぎのみ!
「トリプルX」のヴィン・ディーゼルも
「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムも
据え膳はしっかり食ったというのに、さすがだ!

ハンの要塞(セット)はいかにもチャチだし、
手下たちもひ弱なオタクっぽくて武道の門下生には見えない。

c0008209_20272547.jpgしかし、そんなことはどうでもいい。
ブルース・リーのアクションは
何十年の時を経てもまったく輝きを失わない。
彼の動きの華麗さ、端正さ、哀愁のある表情に釘付け。
あらためて彼のあまりにも早すぎる死が惜しまれる。
彼が生きていたらどんな渋い男になっていただろう。
でも、若く肉体的にも技術的にも頂点の時に
この世を去ったからこそ輝き続けているのかも・・・

ところで、ウィリアムス役のジム・ケリーって
長瀬クン(TOKIO)に似てるような気がする・・・
ああ、だから初めて観た時に本能的に惹かれたのねー(勝手に納得)

'07 10 DVD ★★★★★(再鑑賞)
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー
[PR]

by Gloria-x | 2007-10-24 20:42 | 映画レビュー