記憶の棘/Birth '04(米)

c0008209_2224178.jpg10年前に突然夫を亡くしたアナ(ニコール・キッドマン)の
家に夫と同じショーンという名の10歳の少年が現れ
「僕はショーンの生まれ変わりだ」と言う。

肝心の少年ショーン役(キャメロン・ブライト)がミスキャスト!この一言につきる。
なんつーか「ぽっちゃり王子」なのだ・・・
おまけに顔立ちが妙にアクが強い。
バタフライ・エフェクト 
ウルトラ・ヴァイオレットにも出ていて、
個性が強く印象に残る顔だけどまったく可愛くない!

夫の死からやっと立ち直り、新しい恋人と婚約したばかりのアナの心を乱し、ついには
「2人でどこかへ逃げましょう。10年たったらあなたは21歳、結婚もできるわ」
とまで言わせるには無理がありすぎ!
作品を生かすも殺すもショーン役にかかっているのに、なんでこの子!?

単にわたしの好みじゃないんだけど、全然セクシーじゃないし、
母性本能をかきたてられもしないのでアナにまったく感情移入できず、引きまくり。
特に、アナが入浴しているバスルームにいつの間にか入ってきて服を脱ぎ、
下着姿でバスタブに入ってくるシーンは生理的に不快だった・・・

子役時代のリバー・フェニックスやデカプリオ、
今朝WOWOWでたまたま観た「小さな恋のものがたり」
(予想外の佳作でつい最後まで観てしまった)主役の
ジョシュ・ハッチャーソンなんかだったらもっと説得力あったのになー。
幼すぎるけどパーフェクト・ワールドのT・J・ロウサーでもいい。
とにかく、白人の男の子フェチの気があるわたしは大ブーイング。

監督はミュージシャンのプロモやCMを手がけてきた人らしく
映像が上質で、緩慢な展開ながら一種の催眠効果みたいに
つい引きこまれてしまう魅力があった。
ピーター・ストーメア、アン・ヘッシュ、ローレン・バコールなど脇役の存在感や
アナが暮らすマンハッタンのドアマン付き高級アパートメント、
雪が積もったセントラルパークなどN.Yの空気感もいい。

ニコール・キッドマンは長年嫌いな部類の女優だったが
ザ・インタープリターあたりで印象が変わり、
本作でもギラギラしたよけいな物がそぎ落とされた感じでよかった。

'07 7 DVD ★★★☆☆
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:ニコール・キッドマン、キャメロン・ブライト
   ローレン・バコール、アン・ヘッシュ、ピーター・ストーメア
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by Gloria-x | 2007-07-29 22:24 | 映画レビュー