傷だらけの男たち/傷城 CONFESSION OF PAIN '06(香港)

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待ってました!のアンドリュー・ラウ作品、しかもトニー・レオン&金城武主演。
もう期待度200%って感じで観たのだけど・・・
どうしてもインファナル・アフェアシリーズの水準を求めてしまう。
比べちゃいけないが、小粒感は拭えない・・・

香港警察の刑事ヘイ(トニー・レオン)と、彼の部下ポン(金城武)
ポンは恋人の自殺という悲劇の後、警察を辞めて
私立探偵となり、アルコールに溺れる日々。
そしてヘイは富豪の娘と結婚し幸せな新婚生活を送っていた。
ところが、ヘイの妻の父親が自宅で惨殺され、
ヘイの妻はポンに父の事件の捜査を依頼する。

トニーが八嶋智人に見えたのはわたしだけ?
(八嶋さんは好きだけど)色気なさすぎ!
華様年華 2046の滴るような色気も
「インファナルアフェア」シリーズの哀愁もない。
役柄としては悲しい業を背負った凄みのある男なのに、
ただただ地味ーな印象で終わってしまったのが残念。
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個人的には「2046」のトニーがベスト。
映画としては「華様年華」がベストだが、トニーのキャラクターとしては
人妻マギーとの許されぬ恋を経て、
持ち前の色気に凄みさえ加わった「2046」がたまらない!
ああ、それなのに今回のトニーときたら・・・

一方、金城武。
おすぎが「大人になった金城クンに会えます!」と
声を震わせていたけど・・・
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あいかわらずかっこいいけど、アル中演技は正直言って中途半端。
あと、これは演出の問題かもしれないが
金城クンは最初からトニーが犯人だと見抜き、
(殺人現場を訪れた金城クンに、殺害シーンの映像を
モノクロでリンクさせる演出は見ごたえあり。
なので、観客は当然ここで見抜いたものと思ってしまう)

見抜いた上で気づいてないふりで捜査しているのかと思っていたら
後半、そうでもないことがわかって「ええー?」

事件の謎解きか、登場人物の背負う宿命や葛藤か、
どっちが主なのかあいまいでボヤけた印象なのが残念。
登場人物もそんなに多くないのに、
途中で「これ誰?」(病院のベッドで意識不明の男)が出てきたり、
トニーが妻の父親と初めて会う場面で、
同席して食事までしている執事の男を紹介しないため、途中まで
「こいつはいったい誰?」とモヤモヤしたままになるなど
全体的に整理できていない感じだった。

トニー夫婦、妻の父、どちらの住居のインテリアもよかった!
モダン・オリエンタルというのだろうか、
いいホテルの客室みたいですっごく好み。
模様替えのイメージトレーニングの参考になってよかった。

スー・チーはやっぱり華があって魅力的。
トニーの妻役の女優は地味だけどリアルな存在感があり、
女優が2人共嫌味がなく、浮いてないのがよかった。

'07 7 11 劇場 ★★★★☆
監督:アンドリュー・ラウ
出演:トニー・レオン、金城武、スー・チー 
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by Gloria-x | 2007-07-11 22:38 | 映画レビュー