ゾディアック/ZODIAC '07(米)

c0008209_1659578.jpg
アメリカで'60年代末から'70年代半ばにかけて世間を震撼させた
連続殺人犯「ゾディアック」に関する実話モノ。

デヴィッド・フィンチャーだし、2時間45分だし、
必要以上に映像や編集に凝りすぎて、暗くてしんどいだろうなーと
覚悟していたら(そこまでしてなぜ観る?)
意外や意外、とてもおもしろくて得した気分。
変に映像に凝りすぎず、時系列に忠実に描いたのが正解だったと思う。

最初の事件は1969年。
車やファッション、音楽などに50年代の面影が色濃く残っている。
そこから少しずつ時が流れ、70年代に突入。
80年代を経て最終的に1991年まで進行するのだが、
登場人物の髪型や服装、新聞社オフィス内のインテリア、
街の風景や車など時代変化の描写のさりげなさが見事!
実写ニュースフィルムや当時の風俗を見せるなどという
ありがちなわかりやすい手法を使わないところがいい。
実際にわたしたちが生きていて、
ある日ふと時代の変化を実感するような自然さなのだ。

ジェイク・ギレンホールは好きでも嫌いでもない。
顔の濃さが犬のシェパードみたいだなーと思う。
そういえばお姉ちゃんのマギーはセントバーナード似だ!

ロバート・ダウニー・Jrがいい味を出していて
ディパーテッドにおけるマーク・ウォルバーグみたいに存在感があった。

マーク・ラファロはルックス的に苦手なタイプで、
今までの出演作における役どころもすべて個人的にNGだが
今回の刑事役でちょっと印象がよくなったかも・・・・

知ってる女優なのに誰かわからなくて
「時東みみたい」と思ったらクロエ・セヴィニーだった。

他にも、名前は思い出せないけどあの映画のあの役だ、と知ってる顔揃い。
キャスティングのその微妙さ加減も作品に真実味を与えていたように思う。

'07 6 20 劇場 ★★★★★
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ
   ロバート・ダウニー・Jr、クロエ・セヴィニー
[PR]

by Gloria-x | 2007-06-21 17:00 | 映画レビュー