アンジェラ/ANGEL-A '05(仏)

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フランス映画を観るといつも「フランス人ってよく喋るなぁー」と感心する。
男も女もベラベラ、ベラベラ切れ目なく喋り続けていて、
しかも、自己主張が強くかなり理屈っぽい気がする。
若い頃、フランス映画にハマった時期があったが、
際限なく続くフランス語の響きが
神経を逆撫でするようになっていつしか距離を置くように・・・
思えば、その頃はわたし自身が自我が強く理屈っぽかったのだろう。

これもオープニングから冴えない小男の独白が延々続く。
ヤクザに多額の借金をしたアルジェリア系フランス人(?)が
「48時間以内に金を返さないと殺す」と脅される。

小男が自分の人生を悲観的に(そのくせ能弁に)喋り続けるので、
うっとうしくて観るのをやめようと思ったが
モノクロ映像のパリの風景につい見惚れてそのままに。

すると、しばらくしてアンジェラ登場!
そこからラストまで彼女に目が釘付けになってしまった。
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媚びないデカい女はかっこいい!
180cmの長身にブロンド、陶器のような白い肌、
ムダ肉のいっさいないボディライン、ムダなほど長い手脚、
クールビューティーの見本だ。
しかも、露出度の高い服装にケバい化粧なのに全然イヤらしくない。

この役はちょっとでも男に媚びる要素が入ると失敗だが、
リー・ラスムッセンはパーフェクトだ。
ガバッと大股開きでイスに座って下着モロ見せでも
どこか優美で愛嬌がある。
長い腕をヒラヒラさせる軽やかな歩き方や
男の視線をまったく意識しないキレのいい立ち居振る舞いに見惚れた。

この映画、リー・ラスムッセンと
パリの景色だけが取り得だと言い切っていいだろう。


'07 4 WOWOW ★★★☆☆
監督:リュック・ベッソン
出演:リー・ラスムッセン、ジャメル・ドゥブーズ
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by Gloria-x | 2007-05-06 16:49 | 映画レビュー