幸せのポートレート/The Family Stone '05(米)

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片時も携帯電話を手放さないキャリアウーマン、メレディスは
恋人エヴェレットの実家でクリスマス休暇を過ごすことになる。

日本で言えば正月の里帰りですな。
わたしだったら食事&団欒で数時間の滞在が精一杯、
数日を相手の家に泊まって過ごすなんて正直罰ゲームでもパスしたい・・・

(注:ダーリンの家族がどうのこうのという意味はなく、です。念のため)

大学教授の父親と存在感のある母親が暮らす家に
各地から里帰りしてきたのは、ドキュメンタリー映画製作をしている弟のベン、
聴覚障害者でゲイの弟サッドとその恋人パトリック、
一人娘と共に帰省した姉のスザンナ、そして皮肉屋の妹エイミー。
休暇なのにスーツを着て髪をまとめ、神経質で堅苦しいメレディスは
リベラルな雰囲気のエヴェレット一家に溶け込めず、
家族もメレディスのことが気に入らない。

エヴェレット一家は和気あいあいを通り越して、
家族だけに通じる話題や愛情表現全開。
異様に結束の固いムードに居心地悪さを感じないほうがおかしいだろう。
とはいえ、サラ・ジェシカ・パーカー演じるメレディスも
堅苦しくて他人と打ち解けにくいかと思えば、
初対面の家族に、しかもみんなうんざりしているのに
自分の話をベラベラ喋り続けるという空気の読めなさすぎなところがあって変。
サラといえば「SATC」のキャリー役のイメージが強烈すぎるし
メレディスのキャラクターが誇張されすぎなこともあって
しっくりこないのだが、やはりメレディス側に立って観てしまう。

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ダイアン・キートン演じる母親は見た目的には恋愛適齢期の主人公風。
しかし中身はあの役より人間的魅力に欠け、メレディスに対しても
嫌っていることを態度ではっきり現すという手ごわさ。
こんな母親がいたら恋人とのつきあいそのものも見直すかも・・・

なんだかんだで居たたまれなくなったメレディスは
妹のジュリーにSOSを出して呼び寄せるのだが、
気さくでオープンなジュリーはあっという間に一家に気に入られてしまう。

ジュリーを演じるクレア・デインズがいい!
「ロミオ+ジュリエット」でのデビュー時から
ただの可愛いコちゃんじゃなくて好感が持てたが、
大人になって、自然体な中に知性が感じられてとても魅力的だ。
クレアはジョディ・フォスターと同じ大学出身で、
ジョディのことを姐さんと慕っているそうだが、納得である。

全員がメレディスに敵意を抱く中、唯一「兄貴の彼女、けっこういい女じゃん」と
温かく見守ってくれる弟ベンの妙なキャラがいい意味でちょっと気になった。

'07 4 DVD ★★★☆☆
監督:トーマス・ベズーチャ
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン
   クレア・デインズ
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by Gloria-x | 2007-04-26 15:54 | 映画レビュー