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続:酒呑みのひとりごと

文化庁登録有形文化財という古い町屋を改造したレストランに行ってきた。

京都にはこういう町屋リフォームのお店が多いけど
大阪市内、しかもS町というロケーションは珍しい。

静かな住宅街の、大きなお屋敷に向かい合って
ひっそりとフランス料理、和食、中国料理の店が佇み、
そこだけまるで京都のような風景である。

暖簾のかかった引き戸をくぐると、玉砂利の小さな庭があって玄関へ。
室内は古い家屋の良さを残しつつ適度にモダンに改造し、
その新旧のバランス加減が見事。
このテのお店は腐るほど見てきたけど、かなりセンスいいと思う。

いわゆる資本プロデュース系の店って当たり外れがあるけど、
ここは料理、雰囲気、サービス、価格と総合で「当たり」
なにより、場所がお洒落な堀江や新町じゃないってとこが◎!
客層も含め、なんとなく、プチ旅行気分なのだ(笑)

スポクラ友のKちゃん、Eちゃんとは定期的に集まっているが、
全員食べること、呑むことに貪欲で、いい店を探しあてる嗅覚も鋭いので
この会合はほんとに毎回外れがない。

とにかく、料理もお酒も「オーダー控え」無用なのがいい。

女の集まりってたまにあるんだけど、
3人のうち1人が下戸で、もう一人もたしなむ程度だと
仕方なくグラスワインで我慢するハメになったり、
食の細い誰かが「もうお腹いっぱいー」と言い出して
早々にデザートタイムになったり、
1軒目を出ると「お茶行く?」の一言で奈落の底に突き落とされたり・・・

こういうのって蛇の生殺し状態ですっごいストレス!

そういえば、先日、初めて友人の家に行った時のこと、
到着するとすぐテーブルに運ばれてきたのが
シチュー、サラダ、お茶碗によそったご飯、冷ウーロン茶・・・

冗談抜きでわたしはしばらくフリーズしてたと思う (゚o ゚

こちとら仕事帰りなのでキューっと冷えたビールでもやりたいとこなのにさっ!

そうか!彼女は下戸だった・・・
でも、夜の訪問なのにシチューにご飯?
しかもサラダまで「家庭の食卓」風に一人分ずつの食器?

「外へ食べに行ってもいいけど、何か作っとくねー」と
言ってくれたので、けっこう期待してたのに・・・
それならお酒持ち込みすればよかったー(T_T)

大げさかもしれないけど、酒呑みにとってこれって
京都で「ぶぶ漬けでもどないどす?」と言われるくらいのがっくり度なのだ。

酒呑まない人って食事時間短いしねー
わたしが男だったら、絶対に絶対に下戸の女性とは結婚できないな。

ふだん、わたしは夜に米を食べないし、
しかもシチューにご飯という事態を持て余してふりかけを所望する始末・・・

そのあたりで彼女もわたしが大酒呑みってことを思い出したのか
ブランデーを出してくれたんだけど、
わたしは食事しながらダラダラと呑みたいタイプだし、
(これは酒呑みでも人それぞれだと思うが)
一人で呑むのもなんだかなーだし、
友人宅からの帰り、ワインとチーズを買って家でしっかり呑み直しました。

そんな話をKちゃん、Eちゃんにしたところ、
「ええーっ!信じられない!」
「それは気の毒だったねぇ~」の大合唱。
そして、いかに酒が呑めてよかったか、
酒呑みの友に恵まれて幸せかを語り合った。

中国料理でビール、白ワイン、紹興酒など呑み、
朝5時までバーとしてやってるという
2軒隣のフレンチに移動して赤ワイン、ブランデーなどを呑み、
(ワインはもちろんフルボトル)

ちょうどいい加減の酔いでご機嫌でタクシー帰宅。

ほんと、気の合う友とおいしいモノ食べて
おいしいお酒呑む時間って至福のときだわ~

by Gloria-x | 2007-02-12 22:19 | 出来事・世間・雑感