007 カジノ・ロワイヤル/007 Casino Royale '06(英・独・米)

c0008209_14363961.jpg

元旦恒例の映画観賞、今年は新春一発目にふさわしいゴージャスな作品だった。

オープニングタイトルがおしゃれでセンスいい!
往年の「007映画」というムード満点で
華麗な夢と冒険の世界へ誘われてわくわくした。
(歌詞の訳文がグラフィック的にはすごく邪魔だったけど)

高級リゾートクラブやホテルのカジノ、高級車、
タキシードにドレスに宝石、シャンパンにカクテルと
臆面もなく出てくる贅沢アイテムの数々も目を楽しませてくれるし、
アクションシーンも見ごたえあるし、悪役も存在感たっぷり。
ジュディ・デンチ、ジャンニーニと脇役も渋くて
久々に「映画を堪能した~」という感じ。

「007」といえば子供の頃TVの洋画劇場で観たショーン・コネリーの印象が鮮烈。
ダンディで、スマートで、小粋で、そしてなんといっても
シリアスになりすぎない軽妙なスケコマシ風なところが好きだった。

コネリー降板以降のボンドはどうも薄っぺらでニセ者臭くてほとんど観ていない。

今回、新ボンドにダニエル・クレイグと聞いたわたしは耳を疑った。
「はぁ?あの辛気臭い顔でボンド?」と・・・
ダニエルの映画は「Jの悲劇」しか観ていないが、
陰鬱で神経症的で、ボンドとは最もかけ離れたタイプとしか思えなかったのだ。

ところが!ダニエル=ボンド、予想に反して
セクシーで、大人で、知的で、チャーミングですごくよかったのである!
彼の頭と髪質が好き。(男の子みたいにてっぺんの髪がちょっと立っていて、
それでいて髪質はやわらかそう、というのが好みなので)

顔が小さくてあっさり系なので服を着てるとほっそり見えるのに
脱いだらすごすぎ!の鍛え上げたボディにびっくり。
そしてあの意表をつく「拷問」にもびっくり!
籐椅子の座面をはがした瞬間「うひゃ~すごいことやるんだろうな」と
高まる怖いもの見たさの期待を満足させてくれましたねぇ~
男性は観てるだけで縮み上がるのでは?

ボンド・ガール役のエヴァ・グリーンはあのベルトリッチ監督に
「常軌を逸するほど美しい」と絶賛されたとか・・・・そうかなぁ?
まあ、あの役には合ってるけど、
好みが分かれそうな不思議な美貌だと思う。

以下ネタバレになります。
この映画でわたしが唯一残念だったのは、
初めて愛した女の裏切りを知ったボンドが、
自らの手で非情に、冷徹に彼女を殺すと期待していたのに、
びっくりするほど甘ちゃんな態度だったこと。がっかりだったわ・・・
この件で非情さを身につけて真の00(ダブルオー)になっていくのだという
説明は頭では理解できるんだけど、正直物足りなかった。
(わたしって残酷なのかしら)

監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、
   ジュディ・デンチ、ジャンカルロ・ジャンニーニ
'07 1 1 劇場 ★★★★☆
[PR]

by Gloria-x | 2007-01-04 15:51 | 映画レビュー