フレイルティー~妄執~/FRAILTY '01(米)

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思いがけない拾い物だった。すごくよくできた映画だ。
ビル・パクストンって見るからにB級顔なので
好きじゃないが、意外や意外!
監督としてこんなに才能があったとは!
残酷な殺人や暴力シーンはないのに、
心理的にじわ~っと底知れない恐怖を感じさせる。

「神の手」と名乗る犯人による連続殺人事件。
迷宮入りの事件を担当するFBI捜査官のもとを
自分の弟が犯人だという男・フェントンが訪ねてくる。
男の話は彼が10歳の頃、1979年にさかのぼる。

母親は弟・アダムを産んだときに死んで父子3人暮らし。
ある日、真面目で優しい父親が「神に使命を与えられた」と言い出し、
会ったこともない人間を誘拐してきては「悪魔を滅ぼす」として殺す。
少年のフェントンは父親の頭がおかしくなったと思い、
殺人を止めようとするが父親はいたって真面目。
それどころか二人の息子にも「使命」の手伝いをさせようとする・・・・

フェントンを演じるマシュー・マコノヒーが特殊メイクかと思うほど
爬虫類的で奇妙な顔なんだけど、これがけっこういい味を出していた。
子役二人も可愛くて、特に少年時代のフェントン役マット・オライリーは
本能や自身の道徳観と、父への愛情、疑念、恐怖の板ばさみになる
難しい役どころをみごとに演じている。
フェントンが語る回想シーンは「フレッシュ&ボーン」を思わせる味わい。
途中で予測はつくものの、ラストにそれを超えた意外などんでん返しが用意されている。

'05 1 29 ビデオ ★★★★★
監督:ビル・パクストン
出演:マシュー・マコノヒー、ビル・パクストン、パワーズ・ブース
   マット・オリアリー、
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by Gloria-x | 2005-01-30 14:08 | 映画レビュー