カポーティ/CAPOTE '05(米)

c0008209_22495491.jpg「冷血」は高校生の時に読んだが、
正直まったく記憶にない。
恥ずかしながら、映画を観るまで
サッコ・ヴァンゼッティ事件と
混同していたことが判明(汗)

とにかくフィリップ・シーモア・ホフマン見たさだったのでその点では大満足。
彼は「デブだけど許せる男」の中の一人。
デブなのに清潔感あるし、おしゃれだしね。

この役は役者冥利につきるってやつだろうなぁと観ているだけで伝わってくる。
高い声と舌足らずな喋り方はもちろん、
立っている時の手の位置と手首の角度、

しゃなりしゃなりという形容がぴったりの挙動、
そしてなんといっても、ほとんど無意識の癖の域に見える鼻の動かし方!
カポーティのファッションもさりげなくおしゃれでいかにもゲイっぽい。

クリフトン・コリンズJr.は色気と危険な緊張感のバランスが魅力的だった。
キャサリン・キーナー、クリス・クーパーなど脇役もいぶし銀な感じですごくいい。

いちばんショッキングだったシーンは保安官宅のキッチン!
個人的には、カポーティが自宅でもホテルでも
ドア脇の落ち着かない場所に、しかも逆光の位置にデスクを置いて
執筆していたのが妙に気になった。

田舎の荒涼とした風景の冴え冴えと静かで、
ピンと張り詰めたように冷たい空気感がよかった。

'06 10 11 劇場 ★★★★☆
監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー
   クリフトン・コリンズJr.、クリス・クーパー
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by Gloria-x | 2006-10-18 23:07 | 映画レビュー