メゾン・ド・ヒミコ '05(日)

c0008209_10125921.jpg海岸沿いに建つスペイン風のホテルを買い取り、
ゲイの老人ホームを作った伝説のゲイバーのママ。
癌で余命わずかな彼に献身的につくす若く美しい恋人。
優雅に余生を過ごす老いたゲイたち。
そこへ連れてこられたのはママの実の娘。
彼女は自分と母親を捨てたオカマの父を恨んでいるが・・・

描きたい世界や空気はわかるんだけど、
残念ながら薄っぺらで嘘っぽくて期待大ハズレ。


特に、老人ホームの住人である老いたゲイたちのキャラクターが全然ダメ!
ここに魅力的な人物を配するだけで映画にぐっと深みが出るのに、
キャラ設定がマニュアル通りというか、意外性も個性も魅力もなく、
ふだんはフツーの爺さん、おっさんがゲイ役のために
とってつけたように女装して珍奇な化粧しましたというのがミエミエで
観ているほうがこっ恥ずかしくなることさえあった。
観てるほうが恥ずかしいといえば、みんなで繰り出すクラブのシーンは絶対に失敗。

老人ホームの壁に落書きやイタズラをする近所の中学生の一人が
(オダギリ・ジョーに惚れて)突然殊勝な態度でホームに出入りする
というエピソードも、あまりにも短絡的でないほうがまし。

柴咲コウは全編仏頂面で、彼女にとっては難易度の低い役柄だと思うが
一歩間違えば臭くなる役をイヤミなく演じて好感がもてた。
西島秀俊の存在感が◎!


'06 9 DVD ★★☆☆☆
監督:犬童一心
出演:オダギリ・ジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊
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by Gloria-x | 2006-09-05 10:49 | 映画レビュー