オリエント急行殺人事件/MURDER ON THE ORIENT EXPRESS '74(英)

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原作はアガサ・クリスティによる推理小説の古典的名作。
昔、TVの洋画劇場で観たような気もするが、
正直言うとあまり印象に残っていなかった。
今回じっくり観てなにより豪華キャストにびっくり!
リアルタイムでは彼らの黄金期を知らないが、
映画ファンなら誰しも名前を知っている大御所揃いで
「スター」のゴージャスなオーラを実感できて楽しめる。



公爵夫人、執事、秘書、宗教活動に身を捧げる独身女性、元軍人etc・・・
役者陣がまるで絵に描いたようにそれぞれの役にぴったり。
あまりにもハマリすぎていて逆に何かのパロディを観ているような感覚になる。


ローレン・バコールがめちゃ渋くてかっこいい!
日本ってこういうタイプの女優が少ないなぁ・・・
ヴァネッサ・レッドグレープも知的で美しくてよかった。
彼女とショーン・コネリーは自立した大人のカップルって感じで好印象。
バーグマンはすごく意外な役どころで、すっかり「おばさん」になっていたので
途中まで彼女だと気づかなかったほど。(役作りなんだろうけど)

ジャクリーン・ビセットとマイケル・ヨークの2ショットが見もの!
背景にバラの花を散りばめて紗をかけた感じで、
まるでわたしが子供の頃の一条ゆかりの漫画みたい。

マイケル・ヨークは美しい妻にぞっこんの若い伯爵で、
もう1秒たりとも妻から目を離せない、妻のためなら命だって投げ出すという風情が
なんか一種独特のちょっと危ない色気をムンムン漂わせているのだ。
(わたし的には好みじゃないが)

車掌役のジャン=ピエール・カッセルってヴァンサン・カッセルのお父さんなのだとか。
ポワロ役のアルバート・フィニーは大げさすぎる演技が鼻についていただけなかった。

製作から30年以上経っているが、よくできた映画は
時代が変わっても色褪せないなぁと再認識させられた。
感動するとか心に残るとかいう種類の作品ではないが、
きっと何年後かに観直しても楽しめるすごくお得感のある映画だと思う。

'06 7 WOWOW ★★★★☆
監督:シドニー・ルメット
出演:アルバート・フィニー、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン
   ショーン・コネリー、ヴァネッサ・レッドグレープ、ジャクリーン・ビセット
   マイケル・ヨーク、アンソニー・パーキンス、ジョン・ギールグッド
   リチャード・ウィドマーク、ウェンディ:ヒラー、ジャン=ピエール・カッセル
   レイチェル・ロバーツ、コリン・ブレイクリー
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by Gloria-x | 2006-07-29 21:27 | 映画レビュー