魔女の息子/伏見憲明

同性愛者であることをカミングアウトし、
ゲイ・ライターの第一人者として活躍する著者の文藝賞受賞作。

物語の構成、キャラクター造型もうまく、
以前読んだ自伝エッセイ風の著作より
文章や表現が格段に洗練されていた。

ゲイの出会い&性欲発散の場「ハッテン旅館」ってすごい!
「アイズ・ワイド・シャット」の秘密の館と言うと美化しすぎだが、
誰もが素性や社会的背景を一切かなぐり捨てて
単なる一個の肉体として欲望を発散できる場所があるというのは、
異性との出会いがなく、恋愛の機会に乏しい
ストレート男女が置かれている現状よりも
ある意味突き抜けていていいのかもなぁ~と思ったり・・・。

'06 6 ★★★☆☆
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by Gloria-x | 2006-07-18 12:05 | ブックレビュー