父の入院 

父が突然、網膜剥離の手術をすることになり、
しばらく入院するので母といっしょにつきそった。

最近、新築移転したばかりの某大病院は映画やドラマの舞台みたい。
見晴らしのいい病室は明るく清潔で
トイレやシャワーなどの設備も新しく、ちょっとした保養所みたい。

父は今まで幸運なことに入院も手術もしたことがない上に
繊細な性格なので家ではかなりナーバスになっていたらしいが、
今日は思ったより元気そうで安心した。
病院ってもちろん医療技術が第一だけど、
ハコそのものが新しくてキレイだというだけでも
患者や家族への心理的プレッシャーは軽いと思う。


同室の40代くらいの男性は陽気な人で、
「よろしくおねがいします」と挨拶したのをきっかけに、
初めての入院で勝手がわからないわたしたちに
あれこれ親切にレクチャーしてくれる。

ご本人も「退屈で退屈で・・・」と言ってたが
母とわたしが荷物を整理していると
「お、○○書店のブックカバーってことはお近くですね」など
もう興味津々って感じ。
入院中って新しい同室者が来るだけでも
ちょっとしたイベント感覚なのかも。


実は、両親に会うのは10ケ月ぶり。
去年の母の誕生月にプレゼントを持っていったが、
ちょっとしたことで長年の母娘の確執がまたもや再燃。
子供時代に戻ったように大泣きして帰って以来、
父には会いたかったけれど、母と会うのがイヤで避けていたのである。

昨夜、たまたま観た「エイプリルの七面鳥」というアメリカ映画が
まるでわたしと母の話のようだった。

エイプリル(ケイティ・ホームズ)は子供の頃から
母親と相性が悪く、家族とは何年も会っていない。
(母を演じるパトリシア・クラークソンがYOUにそっくり!)
ところが母親が癌で余命わずかと知り、感謝祭に家族を招く。

両親、弟、妹、痴呆症の祖母が車でN.Yへ向かう道中と、
エイプリルが感謝祭の準備に奮闘する様子の合間に
この母娘の確執と最悪な相性が明らかになっていく。

いつも思うことだけど、実の親子だからって
ひとりの人間として相性が合うとは限らないからやっかいだ。
でも、やっぱり家族だからずっと避け続けるわけにはいかないし・・・

入院手続きを待つ間、他愛ないおしゃべりをしているとき、
またもや母がいつもの癖を出して
わたしのキャラクターについてジャブ程度に因縁をつけかけたが、
軽くかわすことができた。
その後、病院のカフェで2人でお茶を飲み、
久々に友好的に過ごすことができてよかった。

明日の父の手術が成功しますように・・・
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by Gloria-x | 2006-04-12 20:23 | 出来事・世間・雑感