恋人までの距離(ディスタンス)/Before Sunrise '95(米)

c0008209_212768.jpgこの歳になったからこそつくづく思うんだけど
男と女って「寝るまでが醍醐味」ですな。

二人の「もうどうにも止まらない状態」を観ながら
「あぁ~気持ちはものすごくわかるけど、
やっちゃったら魔法は解けるよ」と心中つぶやくわたし。
後日、この話をしたら、女ともだちの口から名言が!
「でもまあ、一回だけと二回は違うからね」
そうそう、そうでした!
う~ん、さすが大人の女は違う・・・


ブダペストからパリに向かう列車の中で知り合った若い男女。
男は翌朝の飛行機で帰国予定のアメリカ人、
女はパリの家に帰る途中のフランス人。
お互いに好感を抱き、もっと話したいと感じた二人は
ウィーンで列車を降りて朝までの時間をいっしょに過ごす。

旅先での偶然の出会い、
「非日常」「期間限定」という意識によって高まるパッション、
ディテールは違っても誰もが一度くらいは経験したことがあるのでは?

街を歩き、カフェで語り合い、観覧車から夕日を眺め、
いやがうえにもロマンス気分は盛り上がり、
同時に別れの時間も迫ってくる。
夜が更けるにつれ、2人の交わす視線も言葉も深く濃くなり、
寝るべきか、このまま別れるべきか迷う二人。

アメリカ映画にしては珍しく、主役男女が
どうでもいいことを延々と喋り続け、これがめちゃくちゃ退屈なんだけど
ウィーンの街並みが美しいのと、自分自身の昔のことを思い出したりして
赤面するような気分&過去を美化する気分がまざって
要所要所で意外に共感しつつ最後まで観てしまった。

主役の2人が欧米人にしては目が小さく見える奥目顔で
全体的に薄味という同じタイプなのが気になった。
イーサンの相手ならもっとメリハリのある女優の方がよかったのでは?

ジュリー・デルピー、作品中イーサンが「ボッティチェリの天使そのもの」
と言うんだけど、色白、ふわふわ金髪ロングヘア、主張しすぎない顔立ちと
たいして美人じゃないのにキレイに見える得なタイプである。

いつも思うんだけど、アメリカ人って外国でも片言でその国の言葉を喋らず
当然のように「Do you speak English?」と相手に英語を求めるのが腹立つ。
それと、フランス女って世界における「フランス女の値打ち」
ってものを自覚してるのがイヤミじゃない?

'06 3 WOWOW ★★★☆☆
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
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by Gloria-x | 2006-03-07 21:44 | 映画レビュー