イン・ハー・シューズ/In Her shoes '05(米)

c0008209_1517799.jpgタイトルには「彼女の身になって」という意味があるとか。
靴フェチのわたしには見逃せない映画だ。
わたしが靴フェチになったのには理由がある。
足が大きいせいで、サイズが合えば「今買っておかねば!」と
危機感にかられ冷静な判断が効かなくなってしまうのである。

ここ数年、国内ではほとんど靴を買わないが
アメリカサイズで8か8・1/2なので日本サイズだと25cmか25.5cm。
最近でこそ大きなサイズも店頭に並ぶようになったみたいだが、
わたしが20代の頃、レディスシューズの上限は24.5cmだった。
ほんの申し訳程度に大きなサイズコーナーを設けている店もあったけど
値段が高い上におばさんくさいダサいデザインばかり。
なので、選択の余地なく無理やり24.5cmの靴に足を押し込み、
わたしは常に陸に上がった人魚姫か纏足美女の気分を味わっていたのである。

女ばかり誰かの家に集まって飲むなんて時、
誰かが玄関でわたしのパンプスを履いて
「わ~子供がお母さんの靴履いてるみたい!」などと無邪気に叫び、
内心「殺したろか!」と苦々しく思うこともよくある。
たいていそいつはサイズ22.5cmくらいなのだ。
ああ、生まれ変わったら23cmくらいで甲の低い足になりたい。

肝心の映画だが、もっと軽い内容かと思っていたら予想以上によかった!
笑えて、共感できて、少しホロっとさせられる、こういう映画はやっぱり理屈抜きに好き。
幼い頃に母親を亡くし、父の再婚相手とはソリが合わない姉妹が主人公。
姉はプリンストン大卒の弁護士で恋愛下手。
妹はゴージャスなルックスが自慢で昔からモテまくりだが、
28歳にもなって定職をもたずフラフラしている。
実は妹は難読症で、簡単な読み書き計算もできないという設定。

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キャメロン・ディアスが妹を実にリアルに魅力的に演じている。
キャメロンって顔そのものはそれほど美人じゃないけど、
華があるし表情豊かなのでキュートにもセクシーにも見える。
なによりあのボディが絶品!


ああ、あんなカラダだったら世の中怖いものなしだろうなぁ~、と
わたしなんかは思うけど、この映画の彼女は逆に
ルックスしか誇れるものがないことで人生をドロップアウトしかけている。

姉妹の祖母を演じるシャーリー・マクレーンがいい。
お金のある元気なリタイアメントで、まだ恋愛のチャンスもあるという
「愛と追憶の日々」の母親役に通じるところのある役どころだが
こんなおばあちゃんが欲しいなぁと羨ましかった。
姉役のトニ・コレットはいろんな役ができる実力派で好きな女優。
彼女は自分に思いをよせる同僚弁護士を最初冷たくあしらうんだけど、
弁護士でルックスよくて、おいしいレストランに詳しくてオーダーの達人なんて
わたしだったら即つきあうのに。

'05 11 16 劇場★★★★★
監督:カーティス・ハンソン
出演:キャメロン・ディアス、トニ・コレット、
    シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン
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by Gloria-x | 2005-11-19 15:25 | 映画レビュー