お洒落さんウォッチング

若くてお洒落であることは特に珍しいことじゃない。
でも、50~60代でお洒落なひとを見ると
驚き、尊敬、賞賛の入り混じった気持ちになり、
「どんな仕事をしてるひとだろう?」
「奥さん(だんなさん)はどんなひとだろう?」
など、次々に興味がわき、密かにじっくり観察してしまう。

といっても、一目でアパレル関係やマスコミ業界とわかるひとや
会社経営者やリッチでお気楽なマダムで
「小金あるからいいモノ着れて当たり前」
みたいなわかりやすい「お洒落さん」は除外。

先日、地下鉄で見かけたおじさんは
そういう意味ではかなり上級者の「お洒落さん」だった。

年齢は60代半ば。
ダンディなロマンスグレー(古っ!)でも、
今流行りのチョイ悪オヤジでもない。
前田吟似のずんぐりした風貌で、服装も一見ごく普通。

茶×ベージュのチェックに衿だけ深緑のコーデュロイの
フィールドコートみたいな上着に
オフホワイトのウールシャツ、チノパン。
足元はヌバック素材のワークブーツで頭にはハンチング。

パッと見ただけではどこにでもいるおじさんだが、
よく見るとすごくセンスがいいことに気づく。
全体の色、素材、アイテムの合わせ方がすごく上級なのだ。

そしてキーポイントはハンチングと靴。
この2点が世間のおじさん御用達アイテムではなく
上質で洒落たデザインだったのだ。
見せられないのが残念だけど、この年齢でこのチョイスはすごい!

パリの街角で絵を描いていても違和感のない雰囲気である。
そのくせ「どうだい?お洒落だろ」的な主張はゼロ。

そう、往々にして「お洒落さん」は
どこか肩に力が入っていたり、気合を発散させているのだが
そのおじさんはごく気楽に着こなしている感じがすごい。

わかる人にだけわかるこのセンス。
「彼はいったい何者なんだろう?」
「若い頃からお洒落だったのか?それとも奥さんの仕込みか?」
好奇心がむらむら湧き、もう少しで後をつけたくなるほどだった。

やっぱり人間ルックスよりセンスだな。
ダサい美男美女より、お洒落な十人並みの方が絶対いい。
この教訓はわたしを勇気づけてくれるしね・・・・
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by Gloria-x | 2005-11-11 16:14 | おしゃれ・美容・運動