いっしょに暮らす 

アメリカンドラマ「フレンズ」なんか観てると、
一瞬は楽しそうだな~と思うけど、
友人とルームシェアで暮らすなんてわたしには絶対ムリ!
楽しいこと10%の後ろに楽しくないことが90%はありそうだから。

たとえ血のつながった親きょうだいでも
今さらいっしょに暮らすなんて想像もできない。
他人と暮らす以上にムリかもしれない・・・・

過去に恋愛した相手の中にも
いっしょに暮らしたいと思えるひとはいなかった。
(発作的に熱病に冒された一時期の感情は別として)

ダーリンとつきあい始めた時、わたしは一人暮らしだったので
「合鍵は渡さないし、絶対アポなしで来ないで」と宣言した。
それなのに、彼はスルスル~っとまるでネコみたいに
わたしの部屋になじんで居ついてしまった。

自分では「同棲している」という意識はまったくなく、
結婚するまで1年余りいっしょに暮らしたプロセスは
思い返してもほんとに不思議だ。
これが相性とか運命というものなのか。

わたしの両親は揃って朝の機嫌が悪く、
子供時代はちょっとしたことで朝から叱られたり
親子喧嘩になって泣きながら学校へ行ったり、
とにかく一触即発ムードでピリピリしていた。

なので私自身も長年朝は不機嫌のかたまりだったのだが、
ダーリンと暮らし始めて、目覚めるなり彼に
にっこり笑って「おはよう」と言われて衝撃を受けた。
朝ってこんなに爽やかなものだったのか!と。

彼のすごいところはいつも機嫌がいいことだ。
知り合って約15年、わたしは彼の不機嫌な顔を見たことがない。
それどころか、わたしが不機嫌だったり憂鬱だったりしても
あっという間に笑わせて心を晴れさせてくれる。
わたしがいっしょに暮らせるのは
世界中でダーリンしかいないだろう。
ひょっとして彼はわたしを癒すために生まれてきたのかも、と
時々真剣に考えることさえある。

あらためてこんなことを考えたのは、偶然続けて2冊の本を読んだから。
誰かと暮らすということについて、原点に戻って考えさせてくれた。

パレード/吉田修一 幻冬舎

大学生の良介、イラストレーターの未来、無職の琴美、
インディペンデント映画配給会社勤務の直輝、
自称「夜のお仕事」従事のサトル。
5人の微妙な2LDK共同生活物語。

いっしょに暮らす。/長山靖生 ちくま新書

結婚しない(できない)ひとが増え、
親子や家族の絆が揺らいでいる現代人にとって
「他者といっしょに暮らす」ことの意味と可能性を
あらゆる観点から考察・検証した本。

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by Gloria-x | 2005-08-19 16:01 | 夫婦の日常・おでかけ