レイ /Ray '04(米)

c0008209_22524230.jpg子供の頃、ゴスペルやブルースというジャンル名や
どんな背景を持つ音楽なのか知らないまま
「わたしって前世は黒人?」と思うほど
魂が揺さぶられる感覚で強烈に惹かれたので
音楽的には観ごたえあった。

オープニング、長距離バスへの乗車を拒否されそうになる
レイが「僕はノルマンディで失明したんです」としゃあしゃあと
傷痍軍人を騙って白人の運転手の同情を買う。

もっと居住まいを正して観る感動モノかと覚悟していたので
ここでいい意味で肩の力が抜けた。
病的なほど女癖の悪いジャンキーのろくでなしという
レイ・チャールズの描き方も偶像化してないのがよい。
女の手首から前腕を握って美人を見分けるというのだが、
単にデブはNGってだけな感じなのは浅いような・・・

新しい女ができたレイに捨てられそうになった愛人が
「Hit the Road Jack」のレコーディングとステージで
噴き出るような愛憎の感情をぶつけるシーンがいい。
ただ、前半~中盤の長さのわりに終盤はバタバタとまとめて
あっけなく終わった印象なのが残念。

個人的にはジェイミー・フォックスは「コラテラル」の時のほうが好き。
レイの新しいマネージャー役(憎まれ役)の
ハリー・レニックスはちょっと好きな顔。

'05 7 DVD ★★★☆☆
監督:テイラー・ハックフォード
出演:ジェイミー・フォックス、レジーナ・キング、ハリー・レニックス
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by Gloria-x | 2005-08-04 23:00 | 映画レビュー