全盛期をひきずる女 

街で見かけた仰天ファッションチェックというコーナーで
全身エスニックな女性が捕まっていた。
インドやらバリやらの民族衣装を重ね着し、
顔はノーメイクなのか地黒なのか、
とにかくくすんだ肌色で色気も華もなし。

レポーターのお笑い芸人にファッションのことをツッこまれ、
恥じるでもなくやけに元気に「服はいつもここで買う」と
エスニック雑貨屋のスタンプカードを誇らしげに見せていた。
年齢は44歳だという。
彼女を見ながら「ああ・・・」とため息をついたわたし。

わたしが20代の頃、エスニックブームというものがあり、
同年代から5~6歳年上の女性にこういうタイプがけっこういた。
毎年アジア諸国をバックパッカーとして旅し、
チャイを飲み、お香を焚き、煙草はガラムで
ノーメイクでエスニックファッション。

TVの女性も当時そういうタイプだったと思えば合点がいく。

若い頃は「個性的」という範疇に収まっていた
安物のインド綿ブラウスやバティック柄のスカートも
40代まで持ち越してはわびしさ全開でただの「変わったひと」
彼女はそのことに気づかず気分は20代の頃のままなのかも。

タイプは違えど、若い頃のいちばん楽しかった時代、
全盛期のファッションやメイクを未だにやってる女性がたまにいる。
80年代のバブリーな時代に女子大生やOLとして
チヤホヤされた黄金時代が忘れられないのか、
未だにここぞという時はボディコン風味の服に
ジャラジャラ安物アクセをつけたり(当時のをとってあるのか?)
青みがかったピンクの口紅で
ロングヘアをかきあげてみたり・・・・(まさに仰天!)


無人島に住んでるわけじゃあるまいし
日々、街をいく女性たちや店で売っている服、
広告、TV、雑誌など見たくなくても目に入る現代にあって
どうして自分のファッションやメイクがズレてることに気づかないんだろう?
それともあえて「これぞマイスタイル」と貫き通しているのか?
ともだちは何も言わないのか?
(でも、なかなか面と向かって言えないしなぁ・・・・)

とにかく、頑なに全盛期を守り続ける姿は見苦しいし、
いい年してズレに気づかない無頓着さも見苦しい。

エラそうに言ってるわたしもいつ落とし穴にハマるかもしれない。
(もうハマってるかも?)
心して客観性を失わず、他者の言葉に耳を傾けようと肝に銘じた。
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by Gloria-x | 2005-07-21 23:00 | おしゃれ・美容・運動