ションヤンの酒家/生活秀 Life Show '02(中国)

c0008209_22323632.jpg中国・重慶の下町にある屋台街。
鴨の首料理が名物の店の主人は
美人で苦労人のションヤン。
母の死後、父は京劇女優と駆け落ち、
ションヤンは10代から店を切り盛りして弟を育ててきた。
しかし弟は麻薬中毒で更生施設入り。


恐妻家の兄は頼りにならないばかりか
自分の息子の世話までションヤンに押しつける始末。
そんなションヤンの店に毎晩やってきては彼女に熱い視線を送る男がいた。

「ふりかかった災難は自分で振り払うのよ」と言い切るションヤンがかっこいい!
思わず触れたくなる色白のしっとりもち肌、くっきり二重の目、ふっくら色っぽい唇、
美人なのに媚びてない表情や態度がいい。
最初はアンニュイな表情で煙草ばっかりふかしているので
労働もせずどーでもいいことをウダウダ悩むうっとうしい女の話かと思ったが、
実際に鴨の毛をむしり、包丁でさばき、
汗をかきながら中華鍋で調理しているのを観て見直した。
それでいてちゃんと化粧して女っぽい服装でヒールサンダルをはいて
店に出るところが「女の心意気」って感じでほんとにいい女!

でも、毎晩通いつめる謎の男がねぇ・・・
中国映画界では渋い中年俳優なのかもしれないけど、
まるむし商店の磯部にしか見えず(わかる人はすごい通)
まさかこんなオヤジとラブラブになるとは想像もしなかった。
なのでラストで「絵を描かせてください」という若者が登場したときは
その清々しい笑顔に目も心も癒された気分だった。

中年男との別れのシーンも潔い。
一瞬、十○年前に神戸の山道でBMWを停めさせ、
「歩いて帰るから」と啖呵を切って車を降りた昔の自分を思い出した・・・・
(女が本気でこう言うと男はあっさり降参するのね)

ションヤンの甥役の少年が可愛い。
素朴な疑問だが、鴨の首が名物料理という屋台。鴨が大好物のわたしは
肝心の本体の肉はどうするのかすごく気になった。

'05 7 8 WOWOW ★★★★☆
監督:霍建起(フォ・ジェンチィ)
出演:陶紅(タオ・ホン)、陶澤如(タオ・ザール)
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by Gloria-x | 2005-07-09 22:44 | 映画レビュー