黒衣の下の欲望 Entre Ses mains/ マルト・ブロー     河出書房新社

現役女性弁護士が自ら禁断の性生活を赤裸々に告白し
フランス法曹界を震撼させたスキャンダラスなベストセラー。

「O嬢の物語」の再来と評されたらしいけど
ポーリーヌ・レアージュ×澁澤龍彦の名作と比較するなんて無謀!
著者が美人弁護士(夫と息子が一人いるらしい)というだけで
話題になったのだろうけれど、
肝心の作品は「O嬢・・・」を模倣して要素を断片的にちりばめただけで
ストーリーに山場もなければカタルシスもなく、
文体や表現に気品もエロチシズムもない。

ついでに言えば翻訳もイマイチで、
硬い表現がエロい想像力をまったくと言っていいほど喚起しない。
(団鬼六先生を見習ってほしい)
この程度だったらわたしにも書けるとあえて言わせてもらおう。

'05 4 ★★☆☆☆
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by Gloria-x | 2005-05-10 21:21 | ブックレビュー