暗闇で踊れ / 馳星周

今回も残念!初期作品群の強烈な魅力はもう戻らないのか?

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「氷のザキ」と異名をとる警視庁三課の神崎。
高価な古美術品が大量に市場に流出していることを知った神埼は
事件の臭いを感じ、コレクションを次々と手放している老富豪を訪ねる。
老富豪・井上は天涯孤独なはずだったが、
最近になって妾に産ませたという子供が現れたという。
その子供とは榊田恵と学の姉弟。
彼らが古美術品を骨董屋に持ち込んで売っていたのだ。
二人は井上の屋敷に住み込み、老いた井上の介護をしていた。


ここのところ不作続きだっただけに、かなり期待して読んだ新作だが結果は・・・・
人を騙して金を搾り取ることしか生きる術を知らない
生まれながらの詐欺師姉弟と彼らを追う刑事。

姉の恵は、神崎の若い相棒である水沢刑事曰く
「男が百人いたら、百人がヤリたいと思う女」だそう。
すげー(笑)映像化されたら誰が演じるんだろう?

美人でスタイル抜群、砂糖をまぶしたような甘い声で歌うように喋る女。
そんな恵のベタすぎる色仕掛けにコロッとやられる神崎刑事。
なにが「氷のザキ」だよー?って失笑・・・

詐欺師姉弟の壮絶な生い立ち、過去の「仕事」、詐欺のテクニックなどは
けっこう読みごたえがあるし、普通におもしろく読める。
とはいえ、昔の馳作品を知っているだけに

ひとこと「粗い!」書き飛ばしてる感ありあり・・・

再び「不夜城」や「謝肉祭」のような興奮を味わわせてくれることがあるのだろうか?


'12 1 ★★★☆☆
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by Gloria-x | 2012-01-18 18:03 | ブックレビュー