南佳孝3枚

大人の時間と空間を酔わせてくれる音楽

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晩秋の土曜の夜
夫とあるオーケストラの演奏会に出かけた。

夫が習うトランペット関係の楽団の定期公演で
コンサートホールは初めて訪れる街にあった。

演奏会は思いのほかよかったけれど、同時に思いのほか長く
終盤、わたしは空腹を覚えながら
この後どこへ何を食べに行こうかと、いくつかの候補を思い描いていた。

意外なことにアンコールが3曲もあり!
1曲ごとに指揮者も楽団も舞台袖に退場するものだから
空腹は耐えがたいものになっていた。

空腹になるとわたしは
凶暴といっていいほど機嫌が悪くなる

今からミナミまで帰って食事しようとしたら
落ち着く間もなくラストオーダー・・・
ああ、そんなの耐えられない!

その時、嵐の海で見つけた灯台の光のように
頭にお気に入りのレストランが浮かんだ。

深夜までゆっくりと食事を楽しむことができる
正真正銘、大人のレストランである。

コンサートホールを出るなり携帯電話で予約をする。
テーブルが確保できたことで
気も狂わんばかりの空腹がやっとなだめられた。

夜の空気に温かく灯る橙色の照明と
躾けの行き届いたスタッフに迎えられてテーブルに着くと
殺気立っていた神経がするするとほぐれていく。

美味しい料理と酒、夫と見詰め合って交わす会話で
さらに身も心もほどけていく・・・

その時、わたしの耳に流れてきたのが
ポルトガル語の「スローなブギにしてくれ」

そういえば、さっきからほどよい音量で流れる
南佳孝の声が心地よいと思っていたのだ。

居心地のよい空間、愛する人と過ごす時間、
美味しい料理と酒、そしてこの音楽!
あまりの調和に酩酊しそうな瞬間だった。



※今回はちょいと気取って江國香織風に書いてみようと思いつつ
  「ダーリン」ではなく「夫」などと書き出したのに
  空腹のくだりでさっそく実態バレバレ。情けない・・・・(-_-;


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というわけで
さっそくAmazonで探して入手しました。

ボクのこころ ~MELI COR ACAO~
ボサノヴァ生誕50周年、リオデジャネイロ録音のセルフカヴァーアルバム。

「モンローウォーク」「スローなブギにしてくれ」「プールサイド」は言わずもがな
「Scotch and Rain」は懐かしさにクラクラ・・・
20代初め、この曲とE・スコラ監督の映画にインスパイアされた小説を書いたっけ・・・


camp
海辺で火を囲み、気心知れた仲間たちと飲み、語りあう・・・
そんなコンセプトで作られた最高にナチュラルなアルバム。

「I can see clearly now」
「What's going on」
「A whiter shade of pale」が特に心地いい!

あの夏・・・In Summer
AORの名曲やボサノヴァのスタンダードをカヴァーした
リオデジャネイロ録音アルバム。

「HEARTS」
「JUST THE WAY YOU ARE」
「MAS QUE NADA」
などなど軽やかで気持ちいい~♪
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by Gloria-x | 2011-12-09 21:05 | 美術・芸術・音楽