八日目の蝉 NHKドラマ版

薄っぺらで陳腐、映画とは大違い・・・もうちょっと期待してたのにな~

c0008209_1319231.jpg

「八日目の蝉」NHKドラマ版をやっと鑑賞。映画版レビューはココ

金麦って大根だったのね!
これ観て決定的に「キライな女優」になったわ


同じ原作を映像化してもここまで違うものになるとは・・・
とにかく全体的に薄っぺらで陳腐!
演出も、役者の演技も再現ドラマ並みで失笑もしばしば。

ヒロイン希和子が社内不倫相手の秋山にお茶を持って行くシーン。
同僚OLが「秋山さん、奥さんおめでたなんですって」と耳打ち。
凍りつく希和子。そして・・・
まさかの「湯飲みを載せたお盆を床に落とす」ショット!(爆)

衣装がおろしたての新品丸出しなのも興ざめ。
子供誘拐して逃亡、宗教団体から着の身着のまま脱走して
やっとたどりついた小豆島。母娘2人貧しい暮らしなのに
ヒロインの髪は常に一筋の乱れもなくブロウされ、若妻風メイクをきっちり施し、
服もパジャマもすべて折り目ついたまんまの新品って・・・(-_-;


予算が限られたドラマとはいえ、もうちょっとなんとかできるでしょ。
話はそれるが昨夜「人志松本の〇〇な話」で
フット後藤が言ってた「粗いでー!」だ。
こういう細部が全体像に影響するのにね。


子役も下手!(ACのリサイクルCMの子)
最近、日本の芸能界も上手な子役が頻出してるというのに
昔ながらの取ってつけたような子役演技で感情移入できず。

金麦も子役も大根なので、希和子と薫のシーンがすべて白々しい。
ここがこの物語の肝なのにね。

そして陳腐なドラマに成り下がった最大の要素が
岸谷五郎演じる漁師とヒロインの関係。

これ、いらないでしょー!

連続ドラマだし、ほのかな恋愛要素も必要と思ったのか?
「わたしには薫だけ」とか言ってるヒロインなのに
結局男なしじゃ生きていけないのかよ、って感じ。
しかも岸谷とからむ全シーンの金麦の演技がクサくってイラつく~!
母娘の物語というしっかりした芯がこれでブレた感あり。

その点、映画版の永作博美は清々しかった!
男なんか寄せつけず(というか男の存在など目に入ってない)
金麦みたいに「男を意識するがゆえにわざとそっけない態度を取る」というウザい女でもなく
素のままひたむきに薫との生活だけを味わっている感じがした。

マロンちゃんの存在感も2時間サスペンスの脇役風でなんだかなぁ~
ま、すべての人物とエピソードをふくらませるわけにもいかないので仕方ないけど
映画版の小池栄子がよかっただけに
あまりにもあっけらかん&堂々としすぎなマロンちゃんに不満。

唯一、ドラマ版でよかったのは
小豆島で希和子が身を寄せる素麺屋の女将と娘・久美の関係の描き方。
お互いに心では相手を大事に思っているのに
近くにいたり、長くいっしょにいるとうまくいかない母と娘。
わたしもそうなので、吉行和子と酒井真紀の会話や一触即発の空気感に共感。

ああ、もう一回映画版観たくなってきた!

'11 6 NHK ★★☆☆☆
[PR]

by gloria-x | 2011-06-04 13:25 | 映画レビュー