悪魔を見た/I saw the devil '10(韓)

よくまあこんな残虐なこと思いつくなぁ~と、圧倒されるのみ・・・

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韓流モノに興味&知識ゼロだけど、唯一観るのがこの系統の韓国映画。
これってたまに無性に食べたくなるジャンクフードみたいな感じかも?

雪の夜、真っ暗な田舎道に停めた車に若い女性がひとり。
彼女はレッカー車を待つ間、携帯でフィアンセと話していた。
そこへ一台のバンが通りかかり、降りてきた中年男が窓をたたく。
「パンクですか?タイヤを調べてあげよう」
レッカー車を呼んだからと辞退するが
「この雪じゃなかなか来ない。送ってあげるよ」としつこい男。
携帯の向こうでフィアンセは「ドアは開けるな」と警告する。
しつこい申し出を断ったのに、なかなか立ち去らないバン。
すると次の瞬間・・・


ギャーッ!期待どおりしょっぱなから
マックスで怖すぎー!


でもこれはほんの序章なのだ。
もう次から次へと・・・
ほんっとに、よくぞまあこんなに残虐なこと思いつきますねぇ・・・
オールドボーイ」「親切なクムジャさん」「チェイサー」など
韓国映画の猟奇的殺人や暴力描写のエゲつなさ、
生理的なおぞましさの臨場感には毎回感心を通り越して呆れる。

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世間ではすごい人気らしいイ・ビョンホンを見るのは実は初めて。
恋愛モノとかでは全然違うタイプなのだろうけど
この役においてはとってもよかった。

一見草食系なのに超人的に強い!
いったん腹を括ると、とことん残酷になれる!
そして、最後に流す涙・・・
「悪魔を見た」とは主人公が
己の内に見た悪魔なのだと思った。


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チェ・ミンシク、強烈な存在感は健在というか、ますます濃縮された感あり。
人間というより、生まれながらの純粋な悪という存在。
とにかくものすごい迫力というか生身感というか
そう遠くない未来、「ニオイ付き映画」も実現するらしいが
もしこの映画がそうだったら、
チェ・ミンシクの臭いに劇場内に失神者続発じゃない?(笑)

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このシーン、ちょっと昭和の日活ロマンポルノ的な風情。

いきなり女の頭を鈍器で何度も殴って
血まみれ状態で引きずって拉致するし
淡々と「仕事」のように死体をバラバラにし、後始末をしているので、
殺して切り刻むだけが目的であり彼の快楽なのかと思いきや
きっちりエロいこともしてる、というかなりスケベ親父。
アメリカ映画で猟奇的殺人者がこんなキャラだったらけっこう醒めるのだが、
チェ・ミンシクだと嫌悪感を通り越し、呆れて失笑してしまう。
そういう可愛げ?が魅力のひとつかも。

猟奇殺人が趣味のカップルが出てくるのだが
チェ・ムソンは演技とは思えないほどリアルで怖い~!
その恋人役キム・インソも強烈なキャラ。
変かもしれないけどチェ・ミンシクがましに思えるほど。



'11 3 2 劇場 ★★★★☆
監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク
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by gloria-x | 2011-03-06 12:58 | 映画レビュー