17歳の肖像/ AN EDUCATION '09(英)

ヒロインは「17歳バージン」の皮を被った「47歳海千山千」では?

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ファッション、風景、美術、etc・・・
映画として視覚的には好みなのに、メンタル面でこれっぽっちも共感できなかった!

だってヒロインがやけに自信満々で
「もう100年も生きてきたわ」的な女で
初々しさのかけらもないんだもの!

キャリー・マリガンは可愛いけどね。

ジェニーはロンドンに住む16歳の高校生。
オックスフォード大学をめざす優等生で、しかも可愛い。
ある下校途中、突然の雨に濡れて歩くジェニーに
車から声をかけてきたのが正体不明の年上男ディヴィッド。
ディビッドはジェニーに花を贈り、美術館や食事に誘う。
平凡な毎日に退屈していたジェニーは
ディヴィッドや彼の友人ダニーとヘレンが形成する
刺激的な大人の世界にのめりこんでいく。


この設定からいくと、ヒロインは初心でピュアで世間知らずで
おずおずと大人の世界に足を踏み入れていくべきですよね?
あるいは、なまじ頭がよくて可愛いから
「井の中の蛙」的に若さゆえの傲慢さで世間をナメていたのに
大人の世界の現実に痛い目にあって傷つくか・・・

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それなのに、ジェニーは最初から最後まで
「どこから来るの?その自信」って感じ。
何もかも知り尽くしたような小賢しい笑みを浮かべて
両親や教師に対しても驚くほど上から目線。
しかもそれが若さゆえトンがってる風でもない。
終盤、ジェニーのセリフに
「すごく歳を取った気分だわ」とあるんだけど
いやいや、あんた最初から歳取ってまっせー。

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たとえば、ディヴィッドとの初デートで
彼の友人カップルに紹介されて4人でナイトクラブへ・・・
初めて足を踏み入れる大人の世界だし
初対面のダニーとヘレンはゴージャスで只者じゃない雰囲気。
それなのに、ジェニーはまったく気後れしてないどころか
妙に場慣れした態度で会話やダンスを楽しむのだ。

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ヘレンに高い服をいっぱいもらい
ヘアメイクしてもらって変身しても全然動じてないの!
ふつうの女なら舞い上がるでしょ?
「プリティウーマン」のジュリア・ロバーツのほうがよっぽど可愛げあったわ~

悲しみよこんにちわのセシルや
「蛇にピアス」のルイのほうが
虚勢を張った中に傷つきやすいピュアな素顔が見え隠れしてたわ~

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年上男にパリに連れてってもらって
計画通り17歳の誕生日にロストバージンするんだけど
その一連のシーンも物慣れすぎて興ざめ!
あんたほんとにバージン?

援助交際やりまくり女子高生でもなく
神田うのや森泉みたいなバックグランドで育ったわけでもないのに
なんでこのキャラクター?
その違和感がず~っと消えなかった。
姫野カオルココルセットに出てくる
女子高生の爪の垢を煎じて飲ませたいわ!

あ、ピーター・サースガードは好きな俳優の一人です♪
ロザムンド・パイクも気になる女優。


'11 3 WOWOW ★★★☆☆
監督:ルネ・シェルフィグ
出演:キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ロザムンド・パイク
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by gloria-x | 2011-03-02 22:57 | 映画レビュー