インファナル・アフェアⅢ/無間道Ⅲ 終極無間'03(中国)

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「無間道」の完結版・集大成となる三作目。
今回はレオン・ライがキャストに加わって
それこそ満干全席のように贅沢でゴージャスな顔ぶれ!
トニー・レオンはあいかわらず哀愁を帯びた表情がいい。
ラストの振り返りざまウィンクはハートを直撃だ。
彼って元気で爽快な姿よりも、怪我したり窮地に追い込まれたり
凹んでやさぐれた時の方が断然魅力的。
でも、色気という点では「華様年華」「2046」のトニーを知った後だけに
かなり物足りない思いも・・・
レオン・ライはスーツでビシっと決めた非情なエリート役がハマっていた。
わたしは彼の誠実そうな笑顔が好きなんだけど、冷ややかな無表情もいい!

今回、最も印象に残ったのはチェン・ダオミン。
凄みのある面構えと渋い演技は存在感たっぷりで
いつの間にか目が離せなくなった。
彼(シェン)を主役にした番外編が観たい!
トニー、レオン、チェンが再会を誓い合うシーンは映画史に残る名シーンかも。

c0008209_1693977.jpgアンディ・ラウは
事実上主役で出ずっぱり。
苦悩と狂気の演技は見事で
共感も誘ったけど
ただでも濃い顔の濃度が
さらにアップした感じで、
ちょっとお腹いっぱい感
なきにしもあらず
(升毅に似てない?)

エリック・ツァンは出てきただけで「いよっ!待ってました」と声をかけたくなった。
彼の一点の曇りもない満面の笑みは、直後にいきなり殴られそうでほんとに怖い。

肝心の物語だが、時系列入り乱れた展開でストーリーが進行するので
正直言うと何がどうなってるのかよく理解しきれない部分も多かった。
「Ⅰ」のラストで死んだヤン(トニー)と、
秘密を隠蔽したままエリート警官としてのしあがっていくラウ(アンディ)を中心にして、
ヤンの死後である現在とヤン生存時の話がめまぐるしく錯綜しながら進んでいく。
さらに「Ⅰ」「Ⅱ」のいろんなシーンを伏線として
その意味を解き明かしていくので(後付けだろうけど)
前2作を観直しておくべきだったと後悔・・・

ところで「Ⅰ」の時にも思ったが、ケリー・チャンが出てくると
急に映画のトーンが変わるというか、テンション下がってしまうのはわたしだけだろうか?
特に今回はヤンとリー先生(ケリー)のシーンになるとダレてしまって退屈だった。(「スパイゲーム」でブラピのロマンス部分に感じたダレと同じ)
トニーのシーンが増えるのはいいけど、クサい恋愛ドラマもどきで興ざめだったし。
はっきり言って無間道は男のドラマなので女は要らないと思う。
それならもっと男たちの陰謀術や斬った張ったを見せてほしかった。

'05 4 20 劇場 ★★★★☆
監督:アンドリュー・ラウ
出演:トニー・レオン、アンディ・ラウ、レオン・ライ 
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by Gloria-x | 2005-04-24 16:23 | 映画レビュー