正義のゆくえ/CROSSING OVER '09(米)

地味だけど見ごたえ満点の秀作。役者も全員ハマり役で◎!

c0008209_13225247.jpg
一千万人以上の不法滞在者がいるとされるアメリカの現実を背景に
移民問題をリアルに描いた社会派ヒューマンドラマ。
テーマ的にも、複数のエピソードを同時進行させる手法も
クラッシュ」を思い出した。

職務と正義の間で苦悩する移民局の捜査官にハリソン・フォード。
不法滞在者の個人的事情を知ると、つい情けをかけてしまう
人間味あふれる役を控え目に自然に演じて思いのほかよかった。

クリフ・カーティス(↓左)はチョイ役でも毎回すごい存在感。
個人的には「ブロウ」の麻薬王の役が印象深い。
中東か南米系の人だと思ってたらN.Z出身のマオリ族だって!

c0008209_13235446.jpg
レイ・リオッタはグリーンカードを発給する最終権限を持っている役。
立場を利用してセコい悪事をはたらくのだけど
中年男の生理的気持ち悪さがリアル~
SEX AND THE CITY Ⅱ」で巨乳のナニー役だったアリス・イヴ、
今回はその巨乳を惜しげもなく披露した体当たり演技。

わたしは黄色人種なので、欧米に行くと悲しいかな自らの
「異質感」をどうしても意識させられる。
それが理由なのか、メキシカンの不法滞在者、
中東系、韓国系移民のエピソードは理屈抜きで頭に入ってくるが、
オーストラリア人とユダヤ人のエピソードは
一瞬のタイムラグがあってやっと目からウロコという感じだった。
英語がネイティブで見た目が白人でも
ビザがなけりゃ当然だけど不法滞在者なのよねー。

c0008209_13242297.jpg
レイ・リオッタの妻がアシュレイ・ジャド扮する移民問題専門の弁護士で、
アフリカ系の少女に情が移って養子にしたいと思っている。
一日が終わってやれやれさあ寝ようとベッドに入ったら、
妻からいきなりそんなヘビーな話を持ち出されるなんて
レイ・リオッタにもちょっと同情したな~。

ハリウッドセレブの間でも養子が大流行みたいだけど
自分の子供を持つ勇気もないわたしには絶対ムリ!
幼い時は可愛い可愛いだけでOKかもしれないけど、
どんな風に成長するかわからないし、相性が合うかどうかもわからないし、
その子供の全人生に責任持てるんだろうか?
まあ、持てると思うから養子にするんでしょうけど・・・・

c0008209_13263978.jpg




'10 12 WOWOW ★★★★☆
監督:ウェイン・クラマー
出演:ハリソン・フォード、レイ・リオッタ、アシュレイ・ジャド、
    クリフ・カーティス、ジム・スタージェス
[PR]

by gloria-x | 2011-01-04 18:11 | 映画レビュー