食べて、祈って、恋をして/EAT PRAY LOVE '10(米)

う~ん・・・わたしは「トスカーナの休日」の方が好き

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いきなり比べるのもなんですが、
ヒロインがライターで、離婚して家を失い、心も傷つき、
自分を見つめ直すために海外へ。
異国の地で様々な出会いや体験を経て心身ともにリフレッシュする・・・
とくればどうしてもトスカーナの休日を思い出す。
実体験の原作に基づいているのも同じ。

タイトルから一見こっちのほうが深そうに思えるが、違いましたね。
わたしは断然「トスカーナの休日」とダイアン・レインに軍配!
「地球の歩き方」ブームの頃、こんな旅した友人・知人はゴロゴロいたっけ。
しかももっとチープ&ディープな。

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ジュリア・ロバーツが苦手だったら耐えられない映画だろうなぁ。
わたしは特に好きでも嫌いでもなく、本作はけっこう好感持てたけど。

あらゆる意味で「アメリカ人感覚満載」の映画でした。
海外に行くたび思うけどアメリカ人はどこへ行っても楽そうで羨ましい。
まず英語圏の人間は断然得ですよね。
見知らぬ国へ行く緊張感や不安が日本人の比じゃないと思う。

どうしてアメリカは敗戦後、日本の公用語を英語にしてくれなかったんだろう?
日本人に英語をマスターさせたら危険だと思ったのか?

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イタリアのパートはそそられる!
屋外のテーブルでワイン飲んで、美味しいモノ食べて、お喋りしてって最高ですね♪
「なにもしない贅沢(幸福?)」とかいうセリフに共感&心惹かれました。

ヒロインはイタリアに着くなり英語が喋れる友人ができ、
すぐにその仲間に加わって楽しい毎日、ってそりゃ理想的じゃん!
もうちょっと言葉の通じない異国での寂しさや孤軍奮闘とかがあってもよかったのでは?
あんなので自分を見つめ直せるの?

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インドのヨガ道場へ行ったら行ったでテキサス出身のオヤジと友達になる。
リチャード・ジェンキンズは好きな役者だけど、
この役で彼が語る「泣かせる話」はありきたり。
そんな理由などなく、心のままにインドへ来たオヤジのほうが魅力的なのにね。

ところで、共同生活で祈って瞑想して奉仕活動という場所には
どうしても胡散臭さや拒否反応を感じてしまうのは「オ〇ム」の影響か?

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バリのパートは完全にリゾート旅ですね。
快適なコテージ借りて、ビーチパーティーあり、新たな恋の出会いあり。
ヒロインが心のよりどころにしている薬療師、憎めないキャラだけど
はっきり言って遊び半分で観てもらう占い師レベル。
あれを心の師にするあたりがこの映画の「浅さ」かな。
薬療師の奥さんがいい味出してます(笑)

で、わたしがドン引きになったのは
離婚した治療師母娘に家を買ってあげるエピソード。

しかも自分一人じゃなく、N.Yの友人やこの旅で知り合った人たちも巻き込んで!
わたしは最初、N.Yの友人(ヴィオラ・ディビス)がヒロインの手紙を読んでる表情で
「彼女、何を血迷ってるの?すぐN.Yに帰らせて目を覚まさせなきゃ!」と
心配してるのだと思ったら・・・・

なぜドン引きになったかわざわざ書かないけど
このエピソードを「心温まる話」と思える人じゃなきゃ楽しめない映画かもね。


'10 9 22 劇場 ★★★☆☆
監督:ライアン・マーフィー
出演:ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、
    リチャード・ジェンキンズ、ヴィオラ・ディビス
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by gloria-x | 2010-09-23 11:22 | 映画レビュー