インシテミル/米澤穂信

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時給11万2000円の求人広告に応募した男女12人。
仕事の内容は7日間「暗鬼館」という建物で過ごし
24時間の行動すべてを観察されること。
報酬は24時間×7日。
規定に合えばボーナスも加算されるという。
12人には鍵のかからない個室が与えられ、
そこにはそれぞれ殺傷力のある武器が用意されていた。
次々に人が死んでいき、残された者たちは疑心暗鬼に・・・
果たして観察者の目的は?



本書の背表紙を目にするたび頭の中で自動的に
「インシテミル」⇒「淫してみる」と翻訳していた。
著者もジャンルも不明のまま
特に興味もそそられないので
勝手に純文学かなぁと思い込んでいたら

映画館で映画化作品の予告編を観て
「へえ~こういう話だったのか」と興味を覚えて読んでみた。
(映画では10人になっているみたい)

クローズドサークル物というんですね。
映画「CUBE」とか「エス」
クリスティ「そして誰もいなくなった」などを思い浮かべつつ
前半、けっこう引き込まれて読み進む。
後半にさしかかってやや中だるみするも、
ラストが気になって一日で読了。
おもしろかったけど、
最も肝心な「犯人の動機」ネタバラシがあいまいですっきりしないのが残念!
(と感じてるのはわたしだけ?)

'10 7 ★★★☆☆
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by gloria-x | 2010-07-11 14:23 | ブックレビュー