エレクション~死の報復~/黒社會Ⅱ以和為貴 '06(香港)


観ているだけで脳内に快感物質が充満するのってわたしだけかしら?

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「エレクション 黒社會」の続編。
前作では暴力描写のえげつなさに「そこまでやる!?」と仰天したが、
またもや「次から次へ、よくこんなこと思いつくなぁー」と感心。

暴力シーンの容赦なさ、臆面のなさは
トー作品の大きな魅力なのだ。


和連勝会に次期会長選挙の時期がやってきた。
長老たちは若き幹部のジミーを次期会長に推すが、
現会長のロクが再出馬すると言い出す。
任期2年のしきたりを無視した掟破りに長老たちは大反対。
一方、ジミーはビジネスにしか興味がなかったが、
やむを得ない事情で立候補するハメに。
ジミーを阻止しようとするロクと、野心達成に賭けるジミー。
血で血を洗う戦いが始まった。

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おなじみの顔ぶれが嬉しい♪

ロクを演じるサイモン・ヤムの凄み!
懐の深そうな笑みをたたえた表情がかえって怖い。
「復讐するは我にあり」の緒形拳を彷彿とさせる。

らせん階段の構図、美しくて惚れ惚れ♪

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インテリヤクザのジミー(ルイス・クー)
絵に描いたような正統派二枚目。
レトロなムードを漂わせた髪型とか、
観たことないけど「白い巨塔」の頃の田宮二郎を思わせる。

妻を眺望絶佳な高台に連れて行き
「ここに家を建てるぞ。子供が生まれたら
息子は医者、娘は弁護士にするんだ」と夢を語るジミー。
黒社会における権力欲はなく、ビジネスで成功したいと願う彼が、
葛藤しつつも非情な男になってゆく。
いったん腹を括ってからのジミーの残虐さよ!
そして、なんともいえない静かな恐怖の余韻が残るラスト・・・
ちょっとフランス映画のようだった。

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前作で確実にトラウマを負ったロクの息子も健在だった!
実父ロクよりも、むしろ継母似の東南アジア系なのが不思議。

わたしの周囲で女子不人気ダントツNo1(笑)のニック・チョン。
ハードボイルドな男の哀しさをたたえたいい役なんだけど、
やっぱり生理的にねぇ・・・

ラム・カートゥン、ラム・シュご両人はいかにも彼ららしい役どころ。
わたしにはお初のアンディ・オンは
ちょいと気になる存在感だったのに、早々消えちゃって残念・・・

'10 5 DVD ★★★★☆
監督:ジョニー・トー
出演:ルイス・クー、サイモン・ヤム、ニック・チョン、
    ラム・シュー、ラム・カートン、
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by gloria-x | 2010-05-19 18:12 | 映画レビュー