FUTON /中島京子

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田山花袋の「蒲団」を見事に打ち直した中島京子のデビュー作。

おもしろかった!斬新なアイデアと知的な笑いのセンスが絶品。

オリジナルは教科書の文学史年表で存在を知るのみだが、
「変態の先生が女弟子のフトンに顔をうずめて泣く話」だとか。

アメリカ人花袋研究家で大学教授のデイブ・マッコリーは
「蒲団」を主人公の妻の視点に移した「蒲団の打ち直し」を執筆中。
彼は恋人である日系人女子大生エミに翻弄されている。
彼とエミの関係にデイブの作品を交差させながら、
東京に住むエミの曽祖父ウメキチと、ウメキチのヘルパーで
アーティストのイズミのエピソードもシンクロさせた長編。

中島京子ってほんとに頭のいい人なんですねぇー。

'10 4 ★★★★★
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by gloria-x | 2010-04-22 13:07 | ブックレビュー