マルセイユの決着(おとしまえ)LE DEUXIEME SOUFFLE/'07(仏)

ジョゼ・ジョヴァンニ原作か、そりゃ渋いはずだわー。
たまには本格派フィルム・ノワールもいいもんです。
c0008209_16491066.jpg
1960年代フランス。大物ギャングのギュが脱獄すると、
暗黒街は新興勢力が幅を利かせていた。
仁義のない世界に見切りをつけたギュは、
元相棒の未亡人マヌーシュの助けを借りてマルセイユへ。
国外逃亡の資金を作るために最後の大仕事に挑むが、
そこには警察の巧妙な罠が・・・

c0008209_16493374.jpg
昔、TVの洋画劇場で観た暗黒街モノの数々を思い出しつつ、
2時間36分、まったく退屈せずどっぷりハマった。

冒頭ツカミが上手い!
能書き少なくテンポがいい。
変にノスタルジーに浸らないのも◎
一転、エンドロールは情緒があってよし。

モニカ・ベルッチの衣装、メイク、髪型が目の保養♪
あまり好きな女優じゃないけど、この役はよかった。
というのも、あくまでも「男の映画」なので、
ベルッチ演じるマヌーシュにはステレオタイプな「いい女」という以外、
さしたる個性もアイデンティティも感じられないから。
なのでこういう美女が視覚的に華を添えるのだ。
(ジョニー・トー監督に女優の使い方見習ってほしいかも・・・)
c0008209_16512273.jpg
アイラインの入れ方、必見!
ちょっと高島礼子に似てない?
美人というのはざっくり分類すると似てるのかも?

だけどさー、未亡人になってバーを経営していて、
片腕みたいな男(↑の濃い~顔の男)とデキてたんだよ。
なのに、亡き夫の相棒が脱獄してきたら、あっという間に
その男ともデキちゃって、すっごく尽くして、
一緒に外国へ逃げようっていうんだよー、なんじゃこの女?
しかもラストはまた新しい男に拾われて・・・
ま、でも実際にこういう、男が途切れない女性っていますからねー。
c0008209_1649511.jpg
ジャック・デュトロン。
初めて見る役者だけど、長身痩躯で物静かな紳士、好きなタイプ~♪
彼のおかげで長時間退屈しなかったともいえる。
c0008209_16503780.jpg
ダニエル・オートゥイユ。
仁義に生きる男の哀愁はわかるけど、異性としてはまったく色気を感じない。
途中、頭に血が上って空回りしたりして、なんであの未亡人が
こんな初老の小男にそこまで尽くすかなぁ?って正直不思議だった。


'10 4 WOWOW ★★★★☆
監督:アラン・コルノー
出演:ダニエル・オートゥイユ、モニカ・ベルッチ、
    ミシェル・ブラン、ジャック・デュトロン
[PR]

by gloria-x | 2010-04-20 16:51 | 映画レビュー