ダウト/DOUBT '09(米)
期待値が高すぎたのか?思っていたのとビミョーに違う作品だった。
あるカトリック学校。校長である厳格なシスターが
進歩的な神父と黒人男子生徒の「不適切な関係」を疑い、
神父を追い詰めてゆく。
登場人物全員が超現実的な次元で会話し、
誰一人逸脱せず理解しあえているところが
ちょっと村上春樹の小説を読んでいるような感覚。
教会関係者だけならまだしも、
労働者階級の生徒の母親(ヴィオラ・デイヴィス)まで!
むしろ彼女の発言がもっとも「超現実的次元」だ。
しかもまどろっこしいこと言わず、
ズバリ核心をつきつつ自分の要望も明言。
この母親のキャラクターはかなり興味深い。
我ながら的外れな感想だと思う。
もっと深く読み解くべき作品なんでしょうけどねぇ。
'10 1 DVD ★★★☆☆
監督:ジョン・パトリック・シャンリー
出演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、
エイミー・アダムス、ヴィオラ・ディヴィス
by gloria-x | 2010-01-05 17:13 | 映画レビュー