どこから行っても遠い町/川上弘美

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東京の小さな町を舞台にした連作短編集。
ある物語の主人公が他の物語では脇役やエキストラ的存在として登場し、
11話すべてが部分的につながって最終話で1話目につながる。

いわゆる「老女」に分類される女性が何人か登場するが、
誰もがクールでドライでかっこいい!
一般的な「おばあさん」の既成概念をくつがえして小気味いい。
わたしもこんな老女になりたいものだ。

川上弘美の小説にはいつもハッとする鋭いフレーズがある。

どんな場面になっても、
暢気にきんたまをぶらぶらさせている
風情を崩さないから。
ある意味でこれもまた
あっぱれなことだとは思う。


これ、まるでうちのダーリンのことだ!
思わず笑ってしまい、本人に見せたら
自分でも思い当たるのかニヤニヤしていた。

'09 9 ★★★★☆
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by gloria-x | 2009-10-03 14:42 | ブックレビュー