同業者でも十人十色

ライター友達のAさん、Tクン、Mクンと飲み会。
わたしはライター稼業から足を洗って数年になるが、
3人はフリーランスのライター&コピーライター。

物心ついた頃から小説家になりたいと思っていたわたし。
有名人を親に持つわけでもないので、
無名の素人が小説家として世に出るには、
文学賞の新人賞を獲ってデビューするのが正道と思っていた。


でも、とりあえず創作欲、表現欲が強かったので
小説を書いて応募するかたわら
コピーライター養成講座に通ってコピーライター&ライターになった。
(関西では両方の仕事を兼ねる人が多い)

で、コピーライターだったりライターである人は
当然のように最終的には作家をめざしているものだと
長年信じて疑わなかったのである。


林真理子、石田衣良、桐野夏生をはじめ大物作家で
コピーライター、ライター出身者って少なくないし。
誰しもほんとは100%オリジナルの表現がしたいけど、
やむをえず広告コピーや雑誌記事を書く仕事に甘んじているのだと・・・


ところが、ライター時代に同業者と話しているときのこと。
その人が「本なんかほとんど読まないし、好きな作家なんかいない」
「小説家や脚本家になりたいなんて思ったことがない」と言い切ったのだ。
わたしはカルチャーショックと言ってもいいほど驚愕!
「えーっ!じゃあなんでモノ書く仕事に就いたの?」と
根源的な疑問が渦巻く渦巻く(?_?)

その後、コピーライターやライターにも
大きく分けて2種類の人種がいることを知る。

生まれつき書くことが大好きな「クリエイタータイプ」と
営業や人脈作りがうまい「商売人タイプ」。

その人はまぎれもなく後者だった。

わたしは正直「商売人タイプ」が苦手・・・
パーティーなんかで名刺交換に嬉々として会場を飛び回り、
「人脈」だの「ネットワーク作り」だのなにやら企画して人を集めたり。
群れるのがキライでマメな性格でもないので
自分にはできないからだと思うけど、よく疲れないものよと思うのだ。
実際「商売人タイプ」といると疲れるし。

冒頭に戻るが、Aさん、Tクン、Mクンも「商売人」ではない。
でも、Mクンは2冊も自費出版してるくらいだし
なんでブログとかやらないのかなーと不思議に思っていた。
すると、Aさんが核心をついた一言。
「原稿料が発生しない文章なんか書きたくないのよー」

おお!目からウロコ!それこそプロのライターだわ!
(Aさん、ほんとに嫌味じゃなく心からそう思ったのよ♪)

わたしが自費出版する人に「なんのために?」と思うのと同じかも?

でも、書きたくもない文章を書いて原稿料をもらうことが
ほとほとしんどくなってライターをやめたわたしには
一銭にもならないけど好きなことが書けるブログが快適♪

ちなみに今のところ小説を書くほどのパワーも集中力もありません・・・(-_-;

宇野千代くらいの年齢まで生きたら、また書きたくなるかも?
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by gloria-x | 2009-09-26 19:34 | 出来事・世間・雑感