ベンジャミン・バトン 数奇な人生/THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON '08(米)

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フィッツジェラルドは好きな作家の一人だが、この原作は知らなかった。
1918年、第一次大戦終戦の夜に80歳代で生まれ、
成長と共に若返っていく男の物語。

人間、うんと歳を取ると子供に戻るとよく言われるが、
子供になったベンジャミンも、痴呆の症状が出て
昼食を食べたのに「食べてない」と言い張ったり
徘徊に似た行動を取って周囲の人間を困らせる。
でも、見た目が小さな子供だから悲壮感がない。
実際の人間もこうだったら、介護問題もずっと楽になるだろうなぁと思った。

わたしは常々タイムマシンに乗って
ダーリンの子供の頃に会いに行きたいと思っているので、
デイジーのように
子供に戻っていく愛する男を育て直すことができたら
ほんとに嬉しくてしあわせだと思う。

これって子供が(特に息子が)いる人にはわからない感覚だろうな~。

なので、途中でベンジャミンが「子供2人を育てるのは無理だ」と
デイジーの前から姿を消してしまうのは大いに不満だった。
16~7歳になって明らかにデイジーと「親子」にしか見えないならともかく
まだ十分「年下の夫」なのに!

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デイジーはベンジャミンが若返るのに比べ
自分が歳を取って容貌が衰えていくのを気にする。
女性なら誰しも歳を取るのはイヤだし、老けたくないけれど、
わたしは夫より5歳上なので、
彼より先に自分が歳を取ることについては
引け目も不安もまったく感じたことがない。
まあ、今や5歳差なんて珍しくもなんともないしね。

ブラッド・ピットの実年齢は43歳くらい?
なので、若返りに違和感あるのではないかと心配だったが
さすがブラピは若いね~!
最後にダンス教室に会いにきた時はかなりキツかったけど
逆光と薄闇でなんとかごまかしてたし。

ただ、根本的なな部分で疑問がある。
最初に出てくる時計職人とバトン家になにか因果関係があるのか?
なぜあの家にベンジャミンみたいな赤ちゃんが生まれたのか釈然としない。
何か因縁があるとか、話を振っておく必要があったように思うんだけど・・・

'09 8 DVD ★★★☆☆
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ウィンスレット
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by gloria-x | 2009-08-09 11:52 | 映画レビュー