広告放浪記/浅暮三文

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図書館でふと目について読んでみたら、
まるでタイムマシーンに乗った気分!
舞台は20数年前の大阪。
なんと著者はわたしも通ったコピーライター養成講座の先輩だったようで、
わたしも実際に知っている会社や人物が続々登場するので
びっくりするやら懐かしいやら・・・

大新聞社系の広告代理店に新卒入社した著者が
三行広告の飛び込み営業マンとして奮闘しつつ
コピーライターを目指して努力する日々を描いた私小説。
もっとユーモア小説要素が濃いかと思いきや、意外に真面目な内容だった。

大阪駅前、西梅田、中ノ島界隈など当時の大阪の描写はもちろん、
広告業界の実情や、養成講座の講師陣や毎回出される課題など
なんだか昨日のことのように思い出されて感慨深かった。

著者は'98年にメフィスト賞を受賞して作家デビュー、'03年には日本推理作家協会賞受賞。
今も本業はコピーライターで、数々の広告賞も受賞されているとか。


'09 5 ★★★★☆
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by gloria-x | 2009-05-14 11:45 | ブックレビュー