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クライング・ゲーム/ THE CRYING GAME '92(英)

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好きな映画を何年ぶりかに見直すと意外な発見をする。
フォレスト・ウィテカー→笑福亭釣瓶似説はここから始まったが
今回、ジェイ・デビッドソン→山咲トオル似説を発見した。

アカデミー脚本賞を受賞したこの作品、たしか監督賞や作品賞、
男優賞などにもノミネートされてオスカーノミネートの中では異色作だった。
今じゃ珍しくもなんともないけど、
監督自ら絶対にバラさないでという「秘密」も話題になっていた。
ニール・ジョーダンのスタイリッシュな演出(当時)もだけど、
音楽がまさにわたしの好みで、サントラCDも持っている。
(オープニング曲「男が女を愛するとき」とエンディング曲「スタンド・バイ・ユア・マン」の
特に好きな2曲がサントラには未収録なのが大いに不満!)

大好きな映画と言いつつ、実は内容はほとんど覚えてなくて
「サソリとカエルの寓話的エピソード」くらいしか記憶になかった。
あらためて見直すと、IRAのテロリスト、要人暗殺などのエピソードがあるわりに
緊張感に欠けるしテロリストたちも素人臭い甘ちゃん。
例の「秘密」もそんなに驚くほどのことでもない。
しかし、なにより意外だったのは結末。
わたしは勝手に「どんでん返し」で終わると記憶違いしていたのだ。
「切なくも非情な復讐」で終わると・・・・・
ところが実際にはほのぼのムードで平和にジ・エンド。

あれ~?こんなはずでは?
この映画以降、どんでん返しに次ぐどんでん返しで意表をつきまくる映画を観すぎて
わたしの心がすっかりスレきっていたのか?
それとも他の映画と混同して覚えていたのか?

まあ、でも長年「好きな映画」と思い続けてきた情は消えなかったけど・・・

'05 1 30 WOWOW ★★★★☆
監督:ニール・ジョーダン
出演:スティーヴン・レイ、ジェイ・デビッドソン、フォレスト・ウィテカー

by Gloria-x | 2005-01-31 15:51 | 映画レビュー