東京タワー オカンとボクと、時々オトン/リリー・フランキー 扶桑社
評判どおり見事に泣かされた。
寝る前にベッドで読んでいたものだから
鼻が詰まって苦しいのなんの・・・・
前半~中盤までは
「泣く、泣くって世間では言ってるけどそうかなぁ?」と
タカをくくっていたのだが、
「なすびの味噌汁」の箇所でウルっときたと思ったら
そこからラストまで涙がとまらなかった。
全編を通じて使われている九州弁がとてもいい。
リリーさんの母親に対する愛情の深さとこまやかさにはただただ感服。
そして、彼の文章を通じて生き生きと伝わってくる
「オカン」の人柄がとてつもなく魅力的だ。
現実に身内にいればかなり困った人だったであろう
「オトン」のキャラクターも味があり、
リリーさんが温かい視線で描いていることに好感がもてる。
リリーさんのことはファンだけど、一女性として
実の母親とここまで濃密な関係を築いてきた男性って
恋愛相手としてはかなり難かしいだろうなぁと
大きなお世話なことまで心配してしまった。
'05 12 ★★★★☆
寝る前にベッドで読んでいたものだから
鼻が詰まって苦しいのなんの・・・・
前半~中盤までは
「泣く、泣くって世間では言ってるけどそうかなぁ?」と
タカをくくっていたのだが、
「なすびの味噌汁」の箇所でウルっときたと思ったら
そこからラストまで涙がとまらなかった。
全編を通じて使われている九州弁がとてもいい。
リリーさんの母親に対する愛情の深さとこまやかさにはただただ感服。
そして、彼の文章を通じて生き生きと伝わってくる
「オカン」の人柄がとてつもなく魅力的だ。
現実に身内にいればかなり困った人だったであろう
「オトン」のキャラクターも味があり、
リリーさんが温かい視線で描いていることに好感がもてる。
リリーさんのことはファンだけど、一女性として
実の母親とここまで濃密な関係を築いてきた男性って
恋愛相手としてはかなり難かしいだろうなぁと
大きなお世話なことまで心配してしまった。
'05 12 ★★★★☆
by Gloria-x | 2005-12-08 21:51 | ブックレビュー